川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

「関ケ原越え」をして関西へ JR東海 完乗の旅 2日目③

前の記事はこちら。


東海道本線 美濃赤坂支線の乗り鉄を終えて、大垣駅へ戻ってきました。

次の列車に乗り換えようとしたところ、構内の案内看板に樽見鉄道の文字を見つけたので、ちょっと寄り道してみることに。

f:id:kawaturu:20200421221026j:plain

f:id:kawaturu:20200421221128j:plain

f:id:kawaturu:20200421221108j:plain

f:id:kawaturu:20200421221057j:plain

樽見鉄道は、旧国鉄樽見線」を引き継いだ第三セクター鉄道で、大垣駅から垂水駅までの34.5kmの路線を運営していおり、旧国鉄の転換路線であるためか現在も大垣駅の6番ホームを間借りしており、ホーム上には券売所も設置されています。

大垣駅の私鉄というと、個人的には養老鉄道が真っ先に浮かび、樽見鉄道はノーマークだったので、ちょっと得した気分でございました。

 

そんな出会いを経て、次なる地へ移動開始です。

10本目 東海道本線 213F 米原行き 大垣(9:10)⇒米原(9:45)

f:id:kawaturu:20200421221556j:plain

f:id:kawaturu:20200421221704j:plain

大垣駅からは「関ケ原越え」をして、関西地方の滋賀県へ向かいますが、この関ケ原を含む大垣~米原18きっぷ旅において東海道本線の難所とも言われる区間

その理由は前後の区間と比較して、輸送能力が著しく低いことにあります。

 

大垣~米原を挟んだ両端のうち、名古屋方面は6~8両編成の新快速・特別快速が15分間隔で運転、大阪方面は12両編成の新快速と8両編成の普通がそれぞれ30分間隔で運転されています。

ですが、大垣~米原は4両編成の30分間隔が基本となっており、前後の区間と比較して輸送能力が4~5分の1程度と極端に少ないため、18きっぷ期間の休日ともなると日中でも大混雑になる、ちょっと厄介な区間なのです。

今回も4両編成の313系0番台Y12編成だったこともあり、大垣駅発車時点では席にありつけず、立ちでの移動を余儀なくされました。

 

列車は定刻に大垣駅を発車。

車内は通路までぎっしり埋まる大混雑でしたが、途中のどっかの駅で運よく目の前の席が空いて、優先席ながら着席できました。

f:id:kawaturu:20200421224130j:plain

途中の関ヶ原駅周辺には、戦国時代の旗?を模したのぼりが立っていました。

関ケ原駅は何回通過したか分かりませんが、私が歴史にあまり興味がないこともあり、一度も降りたことはありません。

 

そんなこんなで県境を超えて、滋賀県米原駅に到着です。

f:id:kawaturu:20200421225226j:plain

10本目 東海道本線 213F 大垣⇒米原
乗車時間:35分
移動距離:35.9km

 

米原駅では単に乗り継ぐのではなく、ちょっと途中下車。

まずは駅の外観を撮影。

f:id:kawaturu:20200421232928j:plain

 

米原駅には「近江鉄道」も乗り入れています。

f:id:kawaturu:20200421233213j:plain

f:id:kawaturu:20200421233223j:plain

近江鉄道西武鉄道の完全子会社なこともあり、西武線の中古車両がたくさん走っているのですが、残念ながら時間が合わず見ることが叶いませんでした。

まあ、近江鉄道を見るために下車したわけじゃないですけど。

 

今回米原駅に立ち寄ったのは、実は「あるもの」を仕入れるためでした。

その「あるもの」は、今回の旅の終盤で大活躍するのですが、その時が来たら改めてご紹介したいと思います。

 

「あるもの」を仕入れた後はホームに戻ります。

が、そこで兼ねてから気になっていたものに、やっとありつくことが出来ました。

f:id:kawaturu:20200421233703j:plain

こちらは米原駅の駅弁を手掛ける「井筒屋」の立ちそば店です。

米原駅には幾度も足を運んでいますが、乗り継ぎの時間が無かったり、お店の時間外だったりして、この立ちそばを利用したことが無く、前々から一度食べてみたかった存在でした。

時間帯は10時と微妙でしたが、この日はこの先の行程がぎっちり詰まっており、まともに昼飯を食える保証も無かったので、ここで一杯食すことにしました。

 

関西らしく、そばではなく肉うどんを発注。

f:id:kawaturu:20200421234127j:plain

この澄んだ出し汁と細丸い麺をすすると、関西に来たってことを実感しますね。

なかなか美味しゅうございました。

ちなみにおにぎりは、途中でのお弁当として持ち帰りました。

 

腹ごしらえをしたところで、ここからはJR西日本区間をさらに西へ移動します。

11本目 東海道本線 3447M 新快速 姫路行き 米原(10:20)⇒草津(10:52)

f:id:kawaturu:20200421234728j:plain

f:id:kawaturu:20200421234736j:plain

米原からは223系1000番台W4編成充当、18キッパー御用達の「新快速」に乗って、西へ向かいます。

 

列車は定刻に米原駅を発車。

乗車率は、各列の窓側が埋まる程度でした。

 

米原駅の大阪寄りにある電留線には、「しらさぎ」用の683系付属編成が1本だけポツンと佇んでいました。

f:id:kawaturu:20200421235423j:plain

スマホで撮ったので車番は認識できませんでしたが、元しらさぎ用の683系2000番台が直流化改造されてから、しらさぎ色の683系は元北越急行車の8000番台しかいないはずなので、これも8000番台ですかね?

(細かいことまで把握していないので、間違ってたらごめんなさい。)

 

新快速は自慢の俊足を発揮し、東海道本線を一気に駆け抜けます。

f:id:kawaturu:20200422000830j:plain

東海道本線の京都~米原は「琵琶湖線」という愛称が付いていますが、琵琶湖から微妙に離れた場所に線路が敷かれているため、車窓にはほとんど琵琶湖が見えません。

なんとなく詐欺っぽく思えるのは、私だけでしょうか。

 

米原から30分ほどの距離にある、草津駅で下車。

f:id:kawaturu:20200422001336j:plain

11本目 東海道本線 3447M 米原草津
乗車時間:32分
移動距離:45.5km

 

次回からは、2日目2路線目の完乗の旅が始まります。