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東海道本線 美濃赤坂支線の乗り鉄を終えて、大垣駅へ戻ってきました。
次の列車に乗り換えようとしたところ、構内の案内看板に「樽見鉄道」の文字を見つけたので、ちょっと寄り道してみることに。
樽見鉄道は、旧国鉄「樽見線」を引き継いだ第三セクター鉄道で、大垣駅から垂水駅までの34.5kmの路線を運営していおり、旧国鉄の転換路線であるためか現在も大垣駅の6番ホームを間借りしており、ホーム上には券売所も設置されています。
大垣駅の私鉄というと、個人的には養老鉄道が真っ先に浮かび、樽見鉄道はノーマークだったので、ちょっと得した気分でございました。
そんな出会いを経て、次なる地へ移動開始です。
10本目 東海道本線 213F 米原行き 大垣(9:10)⇒米原(9:45)
大垣駅からは「関ケ原越え」をして、関西地方の滋賀県へ向かいますが、この関ケ原を含む大垣~米原は18きっぷ旅において東海道本線の難所とも言われる区間。
その理由は前後の区間と比較して、輸送能力が著しく低いことにあります。
大垣~米原を挟んだ両端のうち、名古屋方面は6~8両編成の新快速・特別快速が15分間隔で運転、大阪方面は12両編成の新快速と8両編成の普通がそれぞれ30分間隔で運転されています。
ですが、大垣~米原は4両編成の30分間隔が基本となっており、前後の区間と比較して輸送能力が4~5分の1程度と極端に少ないため、18きっぷ期間の休日ともなると日中でも大混雑になる、ちょっと厄介な区間なのです。
今回も4両編成の313系0番台Y12編成だったこともあり、大垣駅発車時点では席にありつけず、立ちでの移動を余儀なくされました。
列車は定刻に大垣駅を発車。
車内は通路までぎっしり埋まる大混雑でしたが、途中のどっかの駅で運よく目の前の席が空いて、優先席ながら着席できました。
途中の関ヶ原駅周辺には、戦国時代の旗?を模したのぼりが立っていました。
関ケ原駅は何回通過したか分かりませんが、私が歴史にあまり興味がないこともあり、一度も降りたことはありません。
10本目 東海道本線 213F 大垣⇒米原
乗車時間:35分
移動距離:35.9km
米原駅では単に乗り継ぐのではなく、ちょっと途中下車。
まずは駅の外観を撮影。
近江鉄道は西武鉄道の完全子会社なこともあり、西武線の中古車両がたくさん走っているのですが、残念ながら時間が合わず見ることが叶いませんでした。
まあ、近江鉄道を見るために下車したわけじゃないですけど。
今回米原駅に立ち寄ったのは、実は「あるもの」を仕入れるためでした。
その「あるもの」は、今回の旅の終盤で大活躍するのですが、その時が来たら改めてご紹介したいと思います。
「あるもの」を仕入れた後はホームに戻ります。
が、そこで兼ねてから気になっていたものに、やっとありつくことが出来ました。
こちらは米原駅の駅弁を手掛ける「井筒屋」の立ちそば店です。
米原駅には幾度も足を運んでいますが、乗り継ぎの時間が無かったり、お店の時間外だったりして、この立ちそばを利用したことが無く、前々から一度食べてみたかった存在でした。
時間帯は10時と微妙でしたが、この日はこの先の行程がぎっちり詰まっており、まともに昼飯を食える保証も無かったので、ここで一杯食すことにしました。
関西らしく、そばではなく肉うどんを発注。
この澄んだ出し汁と細丸い麺をすすると、関西に来たってことを実感しますね。
なかなか美味しゅうございました。
ちなみにおにぎりは、途中でのお弁当として持ち帰りました。
腹ごしらえをしたところで、ここからはJR西日本区間をさらに西へ移動します。
11本目 東海道本線 3447M 新快速 姫路行き 米原(10:20)⇒草津(10:52)
米原からは223系1000番台W4編成充当、18キッパー御用達の「新快速」に乗って、西へ向かいます。
列車は定刻に米原駅を発車。
乗車率は、各列の窓側が埋まる程度でした。
米原駅の大阪寄りにある電留線には、「しらさぎ」用の683系付属編成が1本だけポツンと佇んでいました。
スマホで撮ったので車番は認識できませんでしたが、元しらさぎ用の683系2000番台が直流化改造されてから、しらさぎ色の683系は元北越急行車の8000番台しかいないはずなので、これも8000番台ですかね?
(細かいことまで把握していないので、間違ってたらごめんなさい。)
新快速は自慢の俊足を発揮し、東海道本線を一気に駆け抜けます。
東海道本線の京都~米原は「琵琶湖線」という愛称が付いていますが、琵琶湖から微妙に離れた場所に線路が敷かれているため、車窓にはほとんど琵琶湖が見えません。
なんとなく詐欺っぽく思えるのは、私だけでしょうか。
11本目 東海道本線 3447M 米原⇒草津
乗車時間:32分
移動距離:45.5km
次回からは、2日目2路線目の完乗の旅が始まります。