川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

有人駅時代の鳥羽駅 JR東海 完乗の旅 2日目⑪

前の記事はこちら。


松阪駅から「快速みえ」に乗って、参宮線の終点である鳥羽駅にやってきました。

まずは駅名標をパチリ。

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前回の記事でも触れましたが、2020年3月改正で松下~鳥羽間にあった「池の浦シーサイド」が廃止となったため、上の駅名標は現存しません。

当然ながら遠征当時は気にも留めていませんでしたが、期せずして貴重な記録となったようです。

 

折り返しの列車まで時間があったので、暇つぶしに鳥羽駅の観察。

鳥羽駅のホームの様子です。

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鳥羽駅頭端式ホーム1面のみですが、近鉄側のホームが0番線に切り欠きを入れて1番線とする、1面3線の変則的な配置。

緩い弧を描いた屋根とV字状の柱が、独特の雰囲気を醸し出していますね。

 

0番線側の向こう側には近鉄のホームがあります。

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終点方の様子。

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JR参宮線鳥羽駅が終点ですが、近鉄志摩線が賢島駅まで伸びているため中間駅の構造となっています。

 

ホーム中ほどには、近鉄ホームへの連絡通路があります。

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この通路を使えば、近鉄へ乗り換えも簡単・・・だったのですが、2020年3月改正でJR鳥羽駅無人化された影響で、現在は閉鎖されたそうな。

 

この通路を通ると、中間改札なしで近鉄のラッチ内に入ることが出来ます。

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中間改札が無い状態でJR鳥羽駅無人化すると、近鉄ラッチ内~連絡通路~JR入口~駅舎外が改札なしで繋がり、近鉄から見ると不正乗車し放題の構造となってしまうため、連絡通路を閉鎖する措置をとったそうです。

 

ラッチ内が繋がっているとはいえ、近鉄改札は青春18きっぷで通過できないので、JRの改札口から外に出ます。

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訪問当時は有人きっぷ売り場が営業していましたが、現在は閉鎖されました。

たとえマルス券でも、入場券を買っておくべきだったなと少し後悔・・・。

 

2階はレストランや売店などになっています。

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どこかレトロ風味な看板が、いい味を出しています。

 

こちらがJR鳥羽駅舎の外観。

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なんとなく鉄道駅というよりフェリー乗り場的な趣を感じるのは、私だけでしょうか。

 

駅前には大きな鳥居が立っていました。

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少し離れたところに金刀比羅宮の分社があり、その鳥居だそうな。

 

そんな感じで駅の写真を撮っていると、1台の軽トラが停車。

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なんと赤福の配達トラックでした。

伊勢付近では至る所で赤福が売っているので、神奈川でいうところの崎陽軒の配達トラックみたいなもんでしょうかね。

 

配達員さんによって、赤福がうやうやしく運ばれていきました。

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線路を挟んで反対側には、近鉄の駅舎があります。

てことで、そちらにも移動してみました。

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ホテルの送迎バスがズラリと停車しており、実質こちら側が表玄関のようです。

 

近鉄駅舎の中はこんな感じ。

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JR側と比べたら雲泥の差ですが、それでも思いのほかサッパリとした印象。

「鳥羽」と聞くと一大観光地ってイメージですが、そうでもないんですかね。

 

最後に、近鉄とJRの時刻表の比較をしてみます。

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左の近鉄のほうが、圧倒的に本数が多いですね。

ここまで差があるとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。

 

鳥羽駅散策を終えて、本日の宿泊地である松阪市へ引き返します。

18本目 参宮線紀勢本線 946C 亀山行き 鳥羽(18:22)⇒松阪(19:24)

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充当車両はキハ25形1000番台M2編成・・・って、お昼に亀山から松阪まで乗った列車と同じ車両ですね。

もちろん運用を狙ったわけじゃないので、随分と相性がいいみたいです。

 

列車は定刻に鳥羽駅を発車。

この列車は全区間普通列車でしたが、やはり参宮線は「快速みえ」指向が強いのか、乗車率は1両に4~5人くらいのガラガラっぷりでした。

 

日没間際の池の浦を眺めながらの旅となりました。

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今度は純粋に鳥羽・志摩観光をしに来たいですね。

 

池の浦を過ぎると、特に見るべきものも無いので、スマホを弄って時間を潰して松阪駅に到着。

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往路の「快速みえ」であれば38分の区間でしたが、普通だったので1時間以上かかりました。

これにて、ようやっと2日目の移動が終了です。

18本目 参宮線紀勢本線 946C 鳥羽⇒松阪
乗車時間:1時間2分
移動距離:37.0km

 

松阪駅を出て、まずはお宿にチェックイン。

今宵は松阪駅から5分ほど歩いたところにある「フレックスホテル」さんのお世話になります。

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ビジホというより、レストランや宴会場もある普通のホテルです。

 

お部屋の様子。

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シングルルームもビジホよりもゆとりがありつつ、値段はビジホ並みなので良い宿だったと思います。

 

続いては晩飯へ。

松阪市と言えば、説明不要の高級牛肉 松阪牛の本場でございます。

 

てなわけで、今日の晩飯は肉ですよ肉!!

やっぱ肉を食わないと!!

 

 

 

 

 

 

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まあ、世知辛い現実はこんなもんでございますよ。

牛肉は魚介類と違って、産地だろうが横浜だろうが味に大差ねーよ!!とかいう、見苦しい言い訳を並べて、吉牛に入店したのでした・・・。

 

 

これにて旅の2日目が終了です。

最後に2日目の足取りのまとめを。

岐阜

 ↓(東海道本線

大垣

 ↓(東海道本線 美濃赤坂支線)

美濃赤坂

 ↓(東海道本線 美濃赤坂支線)

大垣

 ↓(東海道本線

米原

 ↓(東海道本線

草津

 ↓(草津線

柘植

 ↓(関西本線

亀山

 ↓(紀勢本線

松阪

 ↓(名松線

伊勢奥津

 ↓(名松線

松阪

 ↓(紀勢本線参宮線

鳥羽

 ↓(参宮線紀勢本線

松阪

移動距離:357.4km

移動時間:11時間49分

乗車時間:7時間51分

2日目は、兼ねてから乗りたかった東海道本線 美濃赤坂支線と名松線がメインで、そのついでに周辺の未乗線も乗り潰す行程でした。

本数は12本乗りましたが、メイン路線が盲腸線だったこともあり長距離移動が無かったので、移動距離・乗車時間とも控えめな数字となりましたかね。

 

次回からは、3日目のお話となります。