川崎鶴見鉄道録

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台風迫る紀勢本線を踏破する! その4 JR東海 完乗の旅 3日目④

前の記事はこちら。

 

台風迫るなか強行した紀勢本線乗り鉄旅、ついに台風の影響が列車運行にまでおよび始めたので、周参見駅で30分遅れの普通列車に見切りをつけて、和歌山駅まで特急ワープをすることにしました。

まずは乗り換えがてら、周参見駅舎をパチリ。

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みどりの窓口」があったので直営駅だと思ったのですが、後で調べると簡易委託駅のようで、駅舎もなかなか立派ですね。

 

青春18きっぷしか有効な乗車券を持っていないので、和歌山駅までの自由席特急券と普通乗車券を購入し、特急列車で紀勢本線を一気に駆け抜けます。

21本目 紀勢本線 74M「くろしお24号」 新大阪行き 周参見(14:08)⇒和歌山(15:51)

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充当車両は「オーシャンアロー」こと283系、しかもトップナンバーHB601編成です。

実はこの283系未乗車だったため前々から乗りたかった車両でして、特急に乗り換えるか迷ったとき283系の初乗車もできるからちょうどいいや」と思ったのも、特急課金を選択した理由の一つだったりします。

 

この列車はギリギリ強風規制を免れていたようで、意外にも定刻での運転でしたが、大型連休の特急列車だけあり指定席は満席・自由席もぎっしりで、デッキにもちらほら立ち客がいる状況でした。

発車後しばらくはデッキにいたのですが、途中で「そういえば283系ってラウンジがあったなぁ」と思い出し、一縷の望みをかけて展望ラウンジに行ってみると・・・

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なんとガラガラでございました!!

鉄道オタクのムダ知識も、こんなところで役に立つもんですねぇ~。

 

「展望ラウンジ」という名前が付いているだけあり、海側は2枚組のガラスとなっており、展望性は抜群です。

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このスペースは自由席車両の3号車に設けられており、自由席の一部という扱いであるため、今回はこのカウンター席で車窓を眺めながら移動します。

 

無事に和歌山駅まで抜けられる算段がついたので、非常食としてとっておいた助六寿司を食べることに。

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こちらもなかなか美味しかったです。

 

土砂降りの中、紀勢本線随一の観光地である白浜駅に到着。

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ここで自由席客がどっと乗り込んできて、自由席は通路も展望ラウンジも人でいっぱいとなりました。

車内の会話を聞いていると、やはり台風接近に備えて予定を切り上げ、紀伊半島を脱出する観光客が多かったようですね。

 

岩城駅を過ぎると、紀勢本線随一のオーシャンビュー区間へ差し掛かります。

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つくづく悪天候なのが惜しいですねぇ・・・。

 

そんな感じで、和歌山駅に到着。

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意外にも定刻での到着でした。

思わぬ特急課金となりましたが、無事に和歌山駅にたどり着けて良かったです。

21本目 紀勢本線 74M「くろしお24号」 周参見⇒和歌山
乗車時間:1時間43分
移動距離:126.9km

 

そんなわけで、130km弱を特急列車で一気にワープしたため、和歌山駅には当初予定よりも1時間半ほど早く到着しちゃいました。

 特急列車の力ってのはすごいですねぇ。

 

そして今朝から続いていた、紀勢本線 完全踏破を目指した乗り鉄旅も、いよいよ次回終点に到着します。