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台風迫るなか強行した紀勢本線の乗り鉄旅、ついに台風の影響が列車運行にまでおよび始めたので、周参見駅で30分遅れの普通列車に見切りをつけて、和歌山駅まで特急ワープをすることにしました。
まずは乗り換えがてら、周参見駅舎をパチリ。
「みどりの窓口」があったので直営駅だと思ったのですが、後で調べると簡易委託駅のようで、駅舎もなかなか立派ですね。
青春18きっぷしか有効な乗車券を持っていないので、和歌山駅までの自由席特急券と普通乗車券を購入し、特急列車で紀勢本線を一気に駆け抜けます。
21本目 紀勢本線 74M「くろしお24号」 新大阪行き 周参見(14:08)⇒和歌山(15:51)
充当車両は「オーシャンアロー」こと283系、しかもトップナンバーHB601編成です。
実はこの283系、未乗車だったため前々から乗りたかった車両でして、特急に乗り換えるか迷ったとき「283系の初乗車もできるからちょうどいいや」と思ったのも、特急課金を選択した理由の一つだったりします。
この列車はギリギリ強風規制を免れていたようで、意外にも定刻での運転でしたが、大型連休の特急列車だけあり指定席は満席・自由席もぎっしりで、デッキにもちらほら立ち客がいる状況でした。
発車後しばらくはデッキにいたのですが、途中で「そういえば283系ってラウンジがあったなぁ」と思い出し、一縷の望みをかけて展望ラウンジに行ってみると・・・
なんとガラガラでございました!!
鉄道オタクのムダ知識も、こんなところで役に立つもんですねぇ~。
「展望ラウンジ」という名前が付いているだけあり、海側は2枚組のガラスとなっており、展望性は抜群です。
このスペースは自由席車両の3号車に設けられており、自由席の一部という扱いであるため、今回はこのカウンター席で車窓を眺めながら移動します。
無事に和歌山駅まで抜けられる算段がついたので、非常食としてとっておいた助六寿司を食べることに。
こちらもなかなか美味しかったです。
ここで自由席客がどっと乗り込んできて、自由席は通路も展望ラウンジも人でいっぱいとなりました。
車内の会話を聞いていると、やはり台風接近に備えて予定を切り上げ、紀伊半島を脱出する観光客が多かったようですね。
岩城駅を過ぎると、紀勢本線随一のオーシャンビュー区間へ差し掛かります。
つくづく悪天候なのが惜しいですねぇ・・・。
そんな感じで、和歌山駅に到着。
意外にも定刻での到着でした。
思わぬ特急課金となりましたが、無事に和歌山駅にたどり着けて良かったです。
21本目 紀勢本線 74M「くろしお24号」 周参見⇒和歌山
乗車時間:1時間43分
移動距離:126.9km
そんなわけで、130km弱を特急列車で一気にワープしたため、和歌山駅には当初予定よりも1時間半ほど早く到着しちゃいました。
特急列車の力ってのはすごいですねぇ。