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「うめ星電車」と「チャギントン電車」を乗り継いで、和歌山電鐵の終点である貴志駅にやってきました。
まずは駅舎をパチリ。
どことなく、猫の顔っぽい外観なのがわかりますね。
中の様子。
吊り照明とステンドグラスがお洒落です。
駅舎は2010年に建て替えられたもので、「たまミュージアム」という愛称がついており、いたるところに初代「たま駅長」の写真や絵が飾られています。
さらにカフェも併設されています。
営業時間は17:15までと、訪問時は閉店しており利用できず残念でありました。
とまあ、こんな感じで貴志駅見物を終えて、和歌山駅に引き返します。
26本目 和歌山電鐵 貴志川線 列番不明 和歌山行き 貴志(17:56)⇒伊太祈曽(18:08)
車両は行きと同じく「チャギントン列車」です。
このまま終点まで行ってもよかったのですが、車両運用を調べると伊太祈曽駅で下車すると他の車両も見られそうだったので、途中下車することに。
26本目 和歌山電鐵 貴志川線 貴志⇒伊太祈曽
乗車時間:12分
移動距離:6.3km
「チャギントン電車」を見送ってしばらくすると、和歌山駅から伊太祈曽駅どまりの列車が到着。
狙い通り、初めて当たる車両がやってきました。
こちらは日本動物愛護協会と和歌山電鐵のタイアップである「動物愛護電車」という車両です。
「たま駅長」など、猫を観光資源として活用している和歌山電鐵ならではのタイアップと言えるのではないでしょうか。
この列車は伊太祈曽駅どまりだったので、乗客を降ろした後入換を始めました。
まずは貴志駅方の本線へ引き上げて、駅舎側の2番線へ戻ってきます。
2番ホームを過ぎたところで停止し、車庫へつながるポイントを転換して、再び方向を変えて車庫に入ります。
そのまま車庫内へ引き上げていきました。
随分と面倒な手順で入換していますが、どうやら駅前後の転轍機がスプリングポイントとなっている関係で、和歌山駅方面から2番線へ直接進入できないことから、このような運用を取っているみたいですね。
さらに15分ほど待つと、またまた初見の車両が到着。
こちらは「おもちゃ電車」という愛称が付いている車両です。
実はこの車両が、私が一番見たかった車両だったりします。
「おもちゃ電車」もほかの車両に引けを取らず、中はすごいことに。
一番驚いたのは、なんと座席の一部を潰してガチャポンが設置されているのです。
ガチャポンの内容は、鉄道系のほか自販機やけん玉のミニチュアなど、多種多様な品ぞろえでした。
お値段も2~300円なので、市価と変わらないんじゃないでしょうか。
さらに「うめ星電車」と同じく、どデカいショーケースもありました。
中にはプラレールやミニカーなどが飾られていました。
ドアのパネルもOMODEN仕様。
一番乗りたかった車両だったものの、さすがに再び貴志駅まで往復する元気は残っていなかったので、和歌山行きの電車に乗って撤収します。
27本目 和歌山電鐵 貴志川線 列番不明 和歌山行き 伊太祈曽(18:48)⇒和歌山(19:08)
車両は最初に乗った「うめ星電車」でした。
そのまま終点の和歌山駅まで乗り通します。
といった感じで、急遽企画した和歌山電鐵の旅も終了です。
ちょっと乗っただけでしたが、結構楽しい乗り鉄となりました。
27本目 和歌山電鐵 貴志川線 伊太祈曽⇒和歌山
乗車時間:20分
移動距離:8.0km
和歌山駅のホームには、こんな看板が立っていました。
和歌山電鐵 貴志川線は、大手私鉄である南海電鉄が経営を手放しただけあり、かなり厳しい経営環境に置かれている路線です。
そんなわけで、年間利用客数250万人をめざして促進運動を行っていますが、下のボードにあるように、なかなか結果に結びついていないようですね・・・。
去り際にホームをパチリ。
沿線の観光資源は少々乏しいですが、走っている車両や「猫の駅長」は、なかなか面白い取り組みだと思います。
1時間半もあれば往復できるお手軽な路線なので、読者の皆様もお近くを通ったら是非とも和歌山電鐵に乗ってあげてください。
これにて長かった3日目の旅も終了です。
本日は和歌山市で一泊するので、今宵のお宿に向かいます。