川崎鶴見鉄道録

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高山本線 波乱の乗り鉄旅 その1 JR東海 完乗の旅 5日目⑤

前の記事はこちら。  

JR東海管内の路線の完乗を目指し、お送りしてきた此度の「JR東海 完乗の旅」でありますが、今回からついにJR東海 最後の未乗路線乗り鉄が始まります。

47本目 高山本線 1717C 高山行き 岐阜(11:45)⇒高山(15:27

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最後の未乗路線となったのは、東海道本線 岐阜駅と北陸本線 富山駅を結ぶ高山本線であります。

高山本線岐阜県富山県境付近にある猪谷駅を境に、岐阜駅~猪谷駅がJR東海、猪谷駅~富山駅JR西日本の管轄となっていますが、今回は最終的に富山駅まで乗り継いで、JR西日本区間も含め高山本線の完乗を目指します。

 

列車は定刻に岐阜駅を発車。

乗車率は、座席が半分ほど埋まる程度でした。

 

まず美濃太田駅までは、先ほど太多線からの直通列車で乗り通してきたため、同じ区間を引き返す形になりますが、途中の鵜沼駅で「ひだ6号」と交換します。

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どうやら前日の台風の影響で、一部区間で徐行運転をしているらしく、「ひだ6号」もかなり遅れていたようです。

 

交換待ちのせいで鵜沼駅を10分ほど遅れて出発し、木曽川に沿って北上します。

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相変わらず、大雨の影響か結構な水量ですね。

 

先ほどもやってきた、美濃太田駅に到着。

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美濃太田駅では20分ほど停車し、その間に「ひだ9号」に追い抜かれるのですが、ひだが5分ほど遅れていたようで、こちらも5分遅れでの出発となりました。

高山本線は全線単線であるがゆえ、一旦遅れ出すと次々と連鎖していくので、私の乗車列車もこれ以上の遅延は避けられないでしょうな。

 

美濃太田駅の先で太多線と別れて、いよいよ未乗区間に突入。

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美濃太田駅から先は、飛騨川に沿って北上します。

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普段は美しい峡谷が続くようですが、完全に濁流と化しています・・・。

 

そんな濁流の中に「上麻生ダム」が見えました。

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こちらのダムは大正時代に完成したもので、土木遺産にも指定されている歴史的に価値のある建造物だそうな。

 

ここでランチタイム。

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今日のお昼ご飯は、岐阜駅で調達した「コーチンわっぱめし」という駅弁です。

 

中身はこんな感じ。

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山の釜めしって感じで、なかなか美味しかったです。

 

川口駅あたりまでは順調だったのですが、そこから先は大雨による影響で徐行運転となり、そろりそろりと進んでいきます。

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濁流の中に、川霧が立ち込めていますね。

 

そして飛騨金山駅を出発するころには、土砂降りの雨が降り出しました。

そんななか福来信号場にて運転停車し、「ひだ10号」をやり過ごします。

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あちら側は特急にもかかわらず、すでに1時間ほど遅延していたようで、じわじわと徐行による影響が拡大しています。

結局ここでは30分ほど運転停車し、ようやくこちら側も出発します。

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雨も降りだしてきたためか、川の濁りも増しております。

 

ちょうどこの辺りは、今回の旅の1年前(2018年)に発生した「西日本豪雨」で被害を受けた区間です。

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そのためか分かりませんが、真新しいフェンスが張り巡らされていました。

 

そんな感じで隣の焼石駅に到着すると、急に青空が広がりました。

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さきほどの土砂降りから5分も経っていないのに・・・。

なんだかよくわからない天気ですねぇ。

 

そしてなんと、先ほど福来信号場で30分も運転停車したというのに、今度は焼石駅で特急列車と普通列車を2本続けて交換するという、まさかの展開・・・。

ちなみにこのときの高山本線は、こんな状況になっていました。

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焼石駅に停車している、+53分の普通が私の乗車している列車なのですが、それを包囲するかの如く列車が密集していました。

どこぞの京〇ばりの、逝っとけダイヤが発動していたようですね (^_^;)

 

ただ騒いだところで列車が動くわけもないので、暇つぶしに焼石駅を散策。

こちらが焼石駅舎です。

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焼石駅は無人駅ですが、2015年に駅舎を建て替えられたようで、簡素ながら綺麗な駅舎が建っていました。

 

駅名標も記録。

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ホームに佇む列車もパチリ。

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ずっとこんな青空だったらよかったんですが・・・。

まあ、自然には逆らえませんからねぇ。

 

そうこうしていると、下呂駅から「ひだ12号」がやってきました。

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高山本線に関しては、キハ85が引退する前に撮り鉄に訪れたいのですが、このご時世で実現できるかどうか・・・。

 

それから10分ほどして、普通列車も到着。

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普通列車の到着を待ってこちらも発車したものの、結局焼石駅でも30分ほどの運転停車を強いられました。

 

そんなこんなで、高山本線の拠点駅の一つである下呂駅になんとか到着したものの、長区間の徐行運転と交換待ちを連発された影響で、遅延は1時間43分まで広がっていました・・・

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岐阜駅から下呂駅までの約90kmに約4時間もかけながら、高山本線の中間地点にも到達できていない状況まで追い込まれるとは、さすがに予想外でした。

時刻はすでに15時半を回っており、定刻通りであればとっくに終点の高山駅に到着している時間なのですがね (^_^;)

 

下呂駅到着の時点で、終点の高山駅から本来乗車予定だった富山方面への乗り継ぎは、ほぼ不可能な状況となっておりました。

しかも、高山駅~猪谷駅は県境越え区間であるため列車本数が少なく、乗車予定の列車でさえも「終電一本前」であったため、このまま遅れが広がるようなら、最悪は特急ワープも考えねばなりません。

普段は楽観主義者な私ですが、今回は少々焦りを感じ始めてきました・・・。

 

思わぬ波乱の展開となった高山本線乗り鉄旅は、次回へ続きます。