川崎鶴見鉄道録

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KATO 681系「サンダーバード」を買ってみた

先日、新しい鉄道模型を購入したので、さっそく購入レビューをしたいと思います。

今回取り上げる製品はこちらです。

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KATO 品番10-345 681系「サンダーバード」6両基本セット
KATO 品番10-326 681系「サンダーバード」3両増結セット

KATOから再販された、JR西日本681系「サンダーバード」です。

 

実車の写真がこちら。

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681系は485・489系で運用されていた「雷鳥」の高速化及び置き換えのため、1992年に先行試作車、1995年に量産車が登場した形式で、その後「はくたか」にも投入され、最終的に102両が製造されました。

登場当初は「サンダーバード」「はくたか」で活躍していましたが、その後683系の増備と北陸新幹線 金沢開業に伴い、現在は「しらさぎ」を中心に運用されていますが、塗装変更が施行されたため、この塗装の車両はすでに現存していません。

本製品のモデルは「サンダーバード」用のT02・T12編成で、新製時~2000年代前半に施行された683系との車内設備共通化工事前までの姿が再現されています。

 

681系自体は、もともと結構好きな車両なのですが、今回購入に至ったのは以前購入した683系8000番台と合わせられる車両が欲しかったためでした。

製品モデルは前述した通り「サンダーバード」用T編成ですが、実は「はくたか」用W編成も細かい差異を除くとほぼ同仕様となっており、後述する付属品も「はくたか」と仕立てられるように配慮されています。

 

というわけで、さっそくパッケージを開封

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増結セットも、6両分のケースに収容されています。

 

先頭車を取り出して並べてみます。

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印象把握はなかなか良さげな造りで、非貫通型のカッコ可愛い顔もよく再現されていると思います。

ただ照明環境によっても変わるかもしれませんが、蛍光灯下だとアイボリーが少し暗め、帯色は逆に水色寄りっぽい印象に見えます。

 

ライトを点灯させてみます。

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同じ電流値のはずなんですが、ヘッドライト側がやけに強烈ですね。

今回の再販に合わせて、ライトユニットが電球色LEDに改良されており、Assy表を見ると先頭車の床下のみ「しらさぎ」の文字があるので、2017年発売「しらさぎ」仕様と同等品が装着されていると思われます。

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続いて各車両のサイドビューを。

1号車:クロ681-2

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2号車:サハ680-4

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3号車:モハ681-202

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4号車:サハ681-202(M車)

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5号車:サハ680-3

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6号車:クモハ681-502

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7号車:クハ680-502

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8号車:モハ681-2

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9号車:クハ681-2

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基本的な仕様は、再生産前の製品と変わっていないようです。

ドア横の号車表示は683系と異なり、付属ステッカーでの対応となります。

 

カプラーは台車マウントのKATOカプラー密連形が付いています。

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やはりボディマウント式カプラー+車端機器まで再現されている最新製品と比べると、見劣りするのは否めませんね。

とはいえ今から15年くらい前、私がまだ中学生とかの時代のKATO総合カタログに載っていたレベルの製品ですし、致し方ないとは思いますが。

 

続いて細部を見てみます。

まずは「サンダーバード」のロゴ。

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上述した通り、設定年代が新製時~2000年代前半ごろと登場初期の仕様となっており、当時は列車名も「スーパー雷鳥サンダーバード)」という名前だったため、ロゴ上部に「SuperRaicho」と入る旧タイプとなっています。

 

続いては先頭車のJRマーク。

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印刷精度はいいのですが、上述した通り肉眼だと水色が強く見えます。

 

続いては台車と保安機器表記など。

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やはり最新製品と比較すると、ちょっと再現が甘いかなという印象です。

ただグレー台車なので、墨入れすると気にならないと思いますが。

 

続いてはパンタグラフまわりを。

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やはり屋根板上のモールド表現の精度が劣ります。

こちらも色差し効果で、どの程度化けるかでしょうかね。

 

最後は付属品をチェック。

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基本的に基本・増結セットとも同じ内容ですが、上の写真のうち下2つ(ベンチレーターとライトスイッチ用ドライバー)は基本セットしか使用しないので、増結セットには付属してきません。

またステッカーには、「はくたか」のロゴマークと方向幕・種別幕が付いてくるので、これを使うことでW編成タイプに仕立てることが出来ます。

 

ついでに683系8000番台と並べてみました。

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時代差はあるものの、同一メーカー品だけあって違和感はさほどないですね。

やっとスノラビにも仲間が出来ました(笑)。

 

といった感じで、KATO681系「サンダーバード」のレビューをお届けしました。

やはり年代物の再生産品だけあり、最新製品と比べると見劣りする点があるので、そこを考慮したうえで購入検討したほうが良いでしょうね。

いくつか手を入れたい点があるので、整備して683系と一緒に走らせたいと思います。

 

工作編はこちら。