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和倉温泉駅からは、七尾線の観光特急「花嫁のれん」にのって金沢駅へ向かいます。
59本目 七尾線 8014D「花嫁のれん4号」金沢行き 和倉温泉(16:30)⇒金沢(17:54)
この列車のコンセプトは、列車名でもある「花嫁のれん」にかけて女性の幸せを願う列車だそうです。
まず目に入るのは、輪島塗の赤と黒をベース色にした、その超ド派手な外装。
写真では見たことはあったものの、実際に見ると写真以上のインパクトがありました。
ドアの前では、アテンダントさんがお出迎えしてくれます。
「花嫁のれん」のアテンダントさんは、和倉温泉を代表する温泉宿「加賀屋」で接客研修を受けているそうな。
車内に入ると、いきなり金屏風のようなデッキが現れました。
入口からして、気合入ってます。
まずは2号車から見物。
2号車は一般的な客室となっており、ボックス席とカウンター席が配置されています。
座席の形状がかなり特徴的ですね。
カウンター席の裏には、オープンスペースがあります。
記念スタンプや観光案内を流す液晶ディスプレイが設置され、ここでちょっとしたイベントも行われるそうです。
続いては「花嫁のれん」の真骨頂である1号車へ。
今回私が乗車するのもこちらでございます。
ドアを開けると、格子で仕切られた半個室が並んでいます。
この半個室には、それぞれ名前が付いています。
1号車には8つの半個室が設けられており、すべてが異なるコンセプトで装飾が施されています。
今回私がアサインされたのは「菊の間」というお部屋でした。
「菊の間」のコンセプトですが、JR西日本のホームページによると
「菊」は「不老不死」「延命長寿」の象徴とされ、吉祥文様のひとつです。縁起が良く、高貴な花と言われています。「菊の間」はゆったりと、気品溢れる優雅な気分が味わえる、そんな空間としました。
だそうです。
「花嫁のれん」を満喫するのであれば、1号車が断然オススメでございます。
車内は満員御礼でした。
一つ隣の七尾駅を発車後、検札と同時に記念乗車証が配布されました。
「べるもんた」と同じく、チケットホルダーと記念スタンプ帳を兼ねている、実用性も高い乗車証です。
しかも検札印が「花嫁のれん」の特別仕様なのも嬉しいですね。
特急とはいえ全線単線、しかも普通列車用のキハ48改造車ということもあり、さほどスピードも出さずのんびりと能登半島を南下します。
17時近くになり、大分陽も傾いてきました
お土産のほか、加賀地方の伝統工芸品も展示されていました。
せっかくなので、売店でおやつを購入。
「塩サイダー」と「塩ようかん」を購入しました。
おしぼりやレシートも「花嫁のれん」のロゴが入った特別仕様となっています。
そんな感じでおやつを食べていると、津幡駅を通過してIRいしかわ鉄道線へ。
津幡駅を過ぎて旧北陸本線内に入ると、いきなりスピードアップして特急らしい走りを披露。
というか、普通運用のキハ48では聞いたことが無い激しいエンジン音だったので、壊れるんじゃね?と心配になるほどでした (^_^;)
そして金沢の町並みが見えてきたら、終点の金沢駅に到着です。
なかなか楽しい列車でございました。
59本目 七尾線 8014D「花嫁のれん4号」 和倉温泉⇒金沢
乗車時間:1時間24分
移動距離:71.0km
JR西日本区間では氷見線・城端線・七尾線の3路線、さらにはのと鉄道線と、未乗路線を合計4路線完乗することが出来ました。
金沢駅からは北陸新幹線で一気に東京駅へ移動するのですが、その前に金沢駅でディナータイム。
最後の晩餐はこちらのお店です。
東海地方のラーメン屋が「スガキヤ」であれば、北陸地方と言えば「8番らーめん」といっても過言ではない存在で、私は約5年ぶりの利用でした。
野菜ラーメン味噌味と餃子を発注。
なんてことないラーメンのはずですが、妙にうまく感じるのはなぜでしょうね。
たっぷり食べて、お腹いっぱいになりました (^o^)
とこの時は至福に浸っていたのですが、この30分後にお腹いっぱい食べたことを後悔するのでした・・・。
その理由は次回の記事にて。