川崎鶴見鉄道録

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伊予三島「大王製紙専用線」探訪 2020年 夏の四国遠征⑥

前の記事はこちら。 

 

予讃線撮り鉄したあとは、車を西へ走らせて愛媛県四国中央市へ。

1日目のメインイベントである、伊予三島駅近傍の大王製紙専用線へとやってきました。

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大王製紙専用線の詳しい地図はこちら。 

 

大王製紙専用線」は、その名の通り「エリエール」の商品名でお馴染みの大王製紙保有する専用線で、大王製紙三島工場で生産された紙製品を出荷するための貨物駅です。

扱い上は、JR予讃線伊予三島駅に付随する駅となっていますが、実際は伊予三島駅より高松方に1kmほど離れた場所にあります。

 

この大王製紙専用線」は四国内で唯一の専用線で、現在は1往復の貨物列車が発着しております。

前から予讃線の車窓から眺めつつ気になってたものの訪問する機会が無かったので、今回足を延ばしてじっくりと探訪しようと思った次第です。

 

まずは専用線の様子をじっくりと観察。

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一番手前の単線が予讃線の本線で、その奥が大王製紙専用線となっています。

専用線というと、本線から分岐して工場内に引き込まれていく場所が多いですが、ここの場合は本線とピッタリ平行しているのが特徴で、専用線というより貨物側線みたいな形態ですね。

予讃線を挟んで反対側に公道が走っており、敷地外からも見物しやすいです。

 

予讃線本線を松山行きの特急が通過。

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当たり前ですが、一切の減速も無く猛スピードで駆け抜けていきました。

 

専用線内には、入換用のスイッチャーが3機停まっていました。

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こちらには「D15-2」のプレートと「No.3」という表記があります。

ほかの方のブログなどを参照するとNo.3は予備機扱いのようですが、今日はNo.3が入換を担当するようです。

 

奥にはもう2台留置されていました。

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手前が予備機扱いのNo.2で、奥がメイン機のNo.1です。

ちなみにNo.1は、2014年に廃止された東北本線北王子支線の日本製紙北王子倉庫で使用されていたものが、はるばる四国に移籍してきたもののようです。

 

専用線をひとしきり見物したころ、主役の列車が登場。

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3079レ EF65 2060

こちらの3079レは前回も撮影しましたが、観音寺駅などで運転停車を行うため、高速道路を使えばなんとか追いかけることが可能です。

 

3079レも停車することなく、専用線の脇を通過していきました。

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この専用線は松山方からしか出入りできないため、高松方面への発着列車はいったん伊予三島駅まで行き、そこから折り返してくる運行形態となっています。

 

3079レも伊予三島駅で機回しを行い、30分ほどで戻ってきました。

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伊予三島駅からは、専用線の構内扱いとなるためか、入換灯を点灯させた状態でやってきました。

 

そのまま発着線に進入して停車しました。

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荷のほうも入換扱いのためか、最後尾のコキに後部標識を付けていませんね。

 

3079レが到着するとNo.3スイッチャーのエンジンが始動し、入換作業を開始。

まずは松山方の引き上げ線に単機で移動します。

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ポイントを切り替えて、コキに接近して連結します。

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連結をしたら、今度はコキを従えて引き上げ線に移動します。

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3079レはコキ8両でしたが、引き上げ線の有効長の関係か、4両ずつ2回に分けて荷役線に入れ換えるようです。

 

ポイントを切り替えて、今度は荷役線に押し込みます。

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小さな機体ですが、エンジンを吹かしながら軽快にコキを動かしていきます。

そして作業員さんの「阿吽の呼吸」というか、無駄なくサクサクと作業が進み、見ていて楽しかったです。

 

コキを荷役線に据え置くと、スイッチャーが単機で戻ってきました。

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このあと2回目の入換が始まりますが、そちらは動画で記録しておりましたので、エンジン音を含めこちらでお楽しみくださいませ。

コンテナの入換のあと、すぐにPFの入換も始まったので、その様子もまとめて動画におさめております。

 

すべての入換作業が完了。

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PFはこのまま夜まで留置されるようですね。

 

一方荷役線では、フォークリフトによるコンテナの荷下ろし作業が始まりました。

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倉庫の中には、荷である紙ロールが山積みになっていました。

 

 

といった感じで「大王製紙専用線」をじっくりと見物いたしました。

前々から来たかった場所だったので、スイッチャーによる入換作業をたっぷり見物で来て良かったです。

 

このあとは本日の宿がある坂出市へ戻りますが、時刻は16時半とまだまだ陽が高かったので、帰りがけに再び予讃線撮り鉄を行います。