川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

宇多津デルタ線を行くサンライズ瀬戸 2020年 夏の四国遠征⑭

前の記事はこちら。 

 

夏の四国遠征、今回から最終日となる3日目のお話に入ります。

3日目は、今回の撮り鉄遠征最大の目的である「ことでんレトロ4重連」をたっぷり撮影する予定ですが、過去のスジから予測すると10時から運転するような感じ。

そんなわけで本命の前の準備運動も兼ねまして、ちょっと早起きをして前々から一度行ってみたかった撮影地へ出向き、JR線の撮り鉄を行うことにしました。

 

やってきたのはこちら。

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宇多津町にある「青ノ山」という場所でございます。

 

この青ノ山は、山頂近くまで車で乗り付けることが可能です。

駐車場からは「讃岐富士」こと飯野山を見渡すことが出来ました。

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平野には靄が出ており、なかなかいい画でございますね。

 

この青ノ山の山頂には展望台がありまして、そこが今回の撮影地です。

展望台からの風景はこんな感じ。

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山頂にある展望台からは、瀬戸大橋とJR予讃線瀬戸大橋線のデルタ線を俯瞰することができるのです。

この日は気温は高いものの視程は良く、対岸の岡山県まで見渡すことが出来る好条件でございました。

 

地図で見ると、撮影地とデルタ線はこんな位置関係になっています。

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Googleマップより

青ノ山は宇多津デルタ線の底辺側に位置しており、瀬戸内海と瀬戸大橋をバックにデルタ線を俯瞰することが出来ます。

主な被写体は上の地図でいう青紫色の系統にあたる高松駅~松山・高知方面を結ぶ予讃線の列車ですが、赤色と緑色の列車も一応は見ることが出来ます。

 

というわけで、さっそく撮影開始。

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1001M「いしづち1号」

この構図だと「ウォーリーを探せ」状態になってますね(笑)。

今回は完全に風景狙いの構図を組みましたが、列車を際立たせたいならもう少し寄ったほうがいいでしょう。

 

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6109M

そして今回のお目当てがこちら。

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8031M「サンライズ瀬戸

今回のメインは、国内最後の定期寝台特急のひとつサンライズ瀬戸です。

 

この「サンライズ瀬戸」は東京駅~高松駅を毎日運転しているので、列車自体は特段珍しいわけではなく、このデルタ線も毎日通過しております。

が、今回特筆すべきは「デルタ線のどこを通過しているのか?」でして、よく見るとデルタ線の底辺、すなわち高松駅~高知・松山を結ぶ予讃線の部分に車両がいるのが分かります。

 

実は定期列車の「サンライズ瀬戸」は上の地図でいう緑色の線、すなわちデルタ線の右辺である瀬戸大橋線の支線部分を通るため、ここまで車両を大きく捉えることが出来ません。

ところが、週末を中心に設定されている琴平駅までの延長運転時のみ高松駅から折り返して琴平駅まで向かう都合上、高松駅琴平駅の往復時にデルタ線の底辺を通過するのです。

なのでこの構図は、琴平駅までの延長運転時にしか狙えないため失敗したくなかったのですが、お天気も良く一発で決めることが出来て良かったです (^o^)

 

機材を片付けて駐車場へ戻ろうとしたら、山頂の広場に看板を発見しました。

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どうやらこの山頂には古墳もあるようで、ついでにちらっと見物しました。

撮り鉄ついでに史跡散策もできる場所でございました。

 

 

これにて早朝の準備運動は終了。

このあとは大本命の「ことでんレトロ」へ移りますが、その前に朝食を食べることにいたします。