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名古屋での活動を終えて、自宅へ帰路に着きます。
いつもなら名古屋駅から新幹線で帰りますが、今回は時間的余裕があったのと旅費の節約も兼ねて、一度乗ってみたかったものに乗車します。
東京~静岡~名古屋を結ぶ東名ハイウェイバスでございます。
東名ハイウェイバスには、新幹線でいうところの「こだま」「ひかり」的な種別がいくつかありますが、今回は「のぞみ」に相当する「新東名スーパーライナー」というバスに乗ります。
「新東名スーパーライナー」は東名ハイウェイバスの最上位種別に当たり、高速道路上のバス停をすべて通過し、名古屋駅~東京駅(一部はバスタ新宿を経由)をノンストップで走破するバスです。
私は東京~静岡の「東名スーパーライナー」には何度か乗車経験があったんですが、一度名古屋から東京まで東名ハイウェイバス全区間を乗り通したいと思っていたので、この機会に乗ることにしました。
まずは名古屋駅で切符を購入します。
東名ハイウェイバスは名古屋駅新幹線口前にバス停があり、その真横にきっぷうりばがあるので、急な飛び乗りでも切符の手配には困りません。
東名ハイウェイバスの運行はジェイアールバス関東・ジェイアール東海バス・ジェイアールバステックの3社共同で行われており、時刻表にも記載があります。
今回乗車した新東名スーパーラーライナー16号は、ジェイアールバステックが担っておりました。
この車両は2018年に導入された新しめの車両のようです。
内装はこんな感じ。
今回はセレガなのでハイデッカー4列タイプでしたが、東名ハイウェイバスの車両はシート配列が3列・4列だったり、2階建てバス充当便があったりと多種多様なのですが、どれに当たっても基本的に料金は全部同じです。
やはり人気なのは2階建てのようですが、私は長距離昼行便なら天井が低い2階建てより1階建て車両、かつ4列シートの2席独占が最も快適ではないかと思います。
乗車率50%ほどで、雨の名古屋駅前を発車。
ここ最近は月イチで名古屋に来てますが、次はいつになるかな?
まずは名古屋市中心部を走って、山王入口から名古屋高速に入ります。
ここから首都高速の霞が関出口までずっと高速道路を走るので、この路線は一般道路をほとんど走らないということになりますね。
東海ジャンクションからは伊勢湾岸道、そのまま新東名高速へ入って東へと向かいます。
名古屋駅から1時間半ほど走り、静岡県の遠州森町PAで1回目の休憩。
ここでは20分ほどの休憩時間がありましたが、あまり大きなPAではないので時間つぶしには微妙でしたかね。
このあと新東名をひたすら東へ走り続け、御殿場ジャンクションから東名高速に合流して、足柄SAで2回目の休憩。
ここは東名有数のサービスエリアなので、夜遅くでも華やかです。
ただ休憩時間が10分しかなく、トイレとお茶を買うだけで精一杯でしたが。
そんなこんなで名古屋駅を出発してから5時間3分で、終点の東京駅日本橋口に到着しました。
この日は土砂降りだったんですが、定刻からわずか2分遅れでの到着でした。
さすがはプロの運転士は違いますな。
といった感じで名古屋駅から東京駅まで、高速バスで移動してみました。
東京~名古屋の移動で最もポピュラーな手段である新幹線と比較してみます。
・所要時間
新幹線:約1時間40分(のぞみ)
バス:約5時間(新東名スーパーライナー)
・料金
新幹線:11,300円(普通車指定席・通常運賃)
バス:5,340円(通常運賃)
所要時間では全く勝負にならず、上りの場合は最初の休憩地である遠州森町PAに着くころ、新幹線はすでに品川駅に到着しているくらいの圧倒的な差があります。
しかし料金面では定価同士でもバスは半額以下、さらにバスには航空機と同じように早割があり、21日前までに購入すると平日なら2,400円で東京~名古屋を移動できるので、時間と体力に余裕があればバスという選択肢もありでしょう。
新幹線移動に飽き飽きしたら、たまにはバス利用もしてみてはいかがでしょうか。
このあと東海道線に乗って川崎駅して、今回のプチ遠征は終了です。
撮りたいもの、買いたいものを無事にこなすことが出来たので、日帰りながら良き遠征になったと思います。