川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

初めての長野電鉄撮影 長野撮り鉄ツーリング④

前の記事はこちら。 

しなの鉄道北しなの線での撮影を終えて、本遠征最後の被写体である長野電鉄沿線へとバイクを走らせます。

 

長野電鉄では他の中小私鉄の例に漏れず、JRや大手私鉄からの譲渡車が多く活躍しており、ここでしか見られない魅力的な車両もたくさん。

そんな長野電鉄、私は完乗済みではあるものの撮り鉄は一度もしたことが無かったので、今回は長野電鉄を初撮影したいと思います。

 

本命の撮影地へ向かう道中、まずは都住駅東側に広がるリンゴ畑に立ち寄ってお目当て1つめの車両を狙います。

f:id:kawaturu:20210617210050j:plain

こちらは元JR東日本253系成田エクスプレス」改め2100系「スノーモンキー」。

2100系は2編成存在しますが、こちらのE1編成はJR東日本時代の塗装をほぼ保っているのが特徴で、JR東に残る「きぬがわ」用の1000番台がガラッとイメチェンしたことから、「成田エクスプレス」自体の姿を保つ唯一の存在です。

前面ロゴが「NEX」から「NER(Nagano Electric Railwayの略)」に変わっているのも洒落ておりますね。

 

続行の普電も撮影。

f:id:kawaturu:20210617210952j:plain

こちらは元東京メトロ日比谷線用03系改め3000系。

3000系は2021年6月現在で3編成が運用中ですが、遠征当時は運用開始からまだ5カ月ほどの2編成体制な時期だったこともあり、まだまだ「新車」という意識が強かったですかね。

こちらの3000系は2022年までに合計5編成体制となり、既存の3500系をすべて置き換える予定となっております。

 

続いては本命の撮影地である、信濃竹原~夜間瀬夜間瀬川橋梁へ。

到着早々、お目当て2つめの車両がやってきました。

f:id:kawaturu:20210617211801j:plain

こちらはご存知、元小田急10000形「HiSE」改め1000系「ゆけむり」。

ブルーリボン賞も受賞した栄光の小田急ロマンスカーファミリーの一員ですが、長野の地でも相変わらずの人気で、長野電鉄フラグシップ車両として活躍中。

ロマンスカーの象徴である前面展望席も健在で、私も6年前に乗り鉄に訪れたときは長野→湯田中を最前列で堪能したのは、今でも良き思い出であります。

 

30分ほどで湯田中から折り返してきたので、そちらも漏れなく撮影。

f:id:kawaturu:20210617212558j:plain

小田急時代と比べて随分短くはなりましたが、どこか愛嬌も感じる雰囲気は健在でありますね。

しかも長野電鉄の特急料金は全線100円というお手頃感も魅力ですな。

 

そんな感じで「ゆけむり」を見送った後は一服・・・と思いきや、背後から不意打ちで列車が接近。

f:id:kawaturu:20210617213158j:plain

土休日に運転される「ゆけむりのんびり号」なる臨時特急で、完全に油断していたのですがなんとか撮れました。

1000系も2編成しかありませんが、期せずして両方回収出来てラッキーでした。

 

折り返しは河川敷に降りて撮影。

f:id:kawaturu:20210617213339j:plain

鉛色の空が残念ですねぇ・・・。

ちなみに臨時特急運用だからか、折り返しは回送扱いでした。

 

とまあここまで見ると「ゆけむり」がお目当てのように感じられるかもしれませんが、今回の真のお目当ては次の列車であります。

f:id:kawaturu:20210617213546j:plain

今回のお目当ては元営団日比谷線用3000系改め3500系です。

3500系最大の特徴は、なんといっても外観を覆うように施されたコルゲート加工で、種車の3000系が最初に製造されたのは1961年と、日本国内のステンレス車両の創成期に当たる車両なので、かなりレトロな佇まいを醸し出しております。

 

3500系は前述した元03系の3000系によって置き換えが決定しており、奇しくも1994年に営団日比谷線から03系によって追い出された26年後、今度は長野電鉄から同じように追い出されようとしています。

両者は切っても切り離せない関係にあるようですね。

 

湯田中からの折り返し便も撮影。

f:id:kawaturu:20210617220821j:plain

3500系は角ばった前面形状から「マッコウクジラ」という愛称で呼ばれていますが、サイドから撮るとなんとなくそう見えますね。

 

このあとN8編成は信州中野から戻ってきますが、せっかくなら他の編成も撮っておきたいので、信州中野を飛び越して延徳駅北側のストレートへ。

f:id:kawaturu:20210617221227j:plain

こちらにはN7編成が充当されていました。

ちらっと顔を出した夕陽がステンレス車体に反射して、ちょっといい感じになっておりますな。

 

露出的に限界が迫ってきたので、対向列車を本遠征のシメとしました。

せっかくなので、ラストショットは相棒にも一緒に収まってもらいましょう。

f:id:kawaturu:20210617221325j:plain

最後の車両は元東急8500系のまま8500系

都合よく長野電鉄の現役車両5形式にすべて出会うことが出来ました。

 

 

といった感じで、初めての長野電鉄撮影はこれにて終了です。

長野電鉄にはこの2か月後、今年のお正月の長野遠征でも立ち寄っております。

ただ本遠征ではお天気がイマイチだったので、今度は晴天の下でマッコウクジラを撮影したいものでありますな。

 

 

このあとは帰路に着き、信州中野インターから一気に川崎市を目指して移動開始。

が、陽が落ちてかなりの寒さに見舞われたので、碓氷峠手前の佐久平PAにたまらず駆け込んで晩飯がてら休憩を取ります。

f:id:kawaturu:20210617222024j:plain

ちょうどこの付近が上信越道の最高地点で、だいたい標高900mだそうな。

そんな土地を10月末の夜にバイクで飛ばしたら、そら寒いっすわな (^_^;)

 

GoToトラベルのクーポンが余っていたので、山賊焼き定食を発注。

f:id:kawaturu:20210617222533j:plain

所詮PAの飯でしょと侮っていたら、なかなか美味かったです。

このあと気合を入れて碓氷峠を超え関東地方へ。

ただ時間帯的に上信越道・関越道恒例の行楽帰り渋滞にまんまと巻き込まれ、途中休憩をはさみながら徐々に南下を続けます。

f:id:kawaturu:20210617222744j:plain

今回ほど、PAの無料お茶サービスが体に染みたことは無かったですね(笑)

 

そんなわけで大渋滞に巻き込まれたこともあり、なんだかんだ長野から6時間もかかって川崎に帰還。

2日間の走行距離は740kmでした。

f:id:kawaturu:20210617223220j:plain

相棒さんも久々の長距離ツーリング、お疲れ様でした。

私は体がバキバキになって、2日間くらい肩が痛かったです・・・。

 

といった感じで、今回の長野撮り鉄ツーリングは終了。

1泊2日と短めの遠征でしたが、お天気にも恵まれ結構充実したかなと。

 

今年も機を見て長野には遠征したいかなと思います。

 

おしまい