川崎鶴見鉄道録

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収穫の秋!!士幌の芋臨を狙う その2 初秋の北海道撮り鉄遠征⑧

前の記事はこちら。

東追分信号場を後にして、昨日に続きこの時期限定の「芋臨」を狙います。

 

というわけでやってきたのが占冠です。

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「芋臨」は朝に帯広貨物駅を出発し、午前中に石勝線内を西へ向かうダイヤとなっているため、完全順光になりにくい列車と言えます。

しかし占冠駅では南南西に向かって走るため正面にも陽が回るうえ、以前に紹介したように石勝線は駅や信号場付近を除き編成写真を綺麗に狙える場所が少ないことから、占冠駅は芋臨の定番撮影地となっているのです。

この日は天候が回復基調にあったので、陽が差してもいいように占冠駅へと向かったわけであります。

 

ホームでスタンバイすると「ロイヤルエクスプレス」の運転日とあってか、平日にもかかわらず5~6人ほどの同業さんが集結。

関西から来られた方とお話していると、前走りの特急列車が到着。

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34D「とかち4号」

昨日は「はまなす編成」が計画代走していましたが、本日は普通の編成でした。

 

その後を追うように「芋臨」が登場です。

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9078レ DF200-113

晴れの期待もむなしく、残念ながら曇り空でのお迎えとなってしまいました。

しかしながら、ちょっと紅葉が始まった石勝線を行く期間限定の芋臨を撮れたので十分でしょう。

 

荷も相変わらずの編成美です。

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そして「芋臨」の隠れた特徴がこちらです。

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大部分の本州以南の方は「これがどうした?」とお思いでしょうが、実は「芋臨」は北海道内では極めて珍しい反射板を装着する列車なのです。

 

北海道内の貨物列車は、夏場でも反射板の代わりに所謂「カンテラ」を装着するのが一般的です。

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しかしながら「芋臨」は降雪の無い期間だけ走る列車だからか、なぜか北海道内でも例外的に反射板を装着して走ります。

反射板など本州以南では当たり前の姿ですが、ところ変われば珍しくなるという事例のご紹介でした。

 

これにて2日間連続で撮影した「芋臨」の記録はおしまい。

士幌町の芋臨は本日時点ですでに今シーズンの運行を終了したので、機会があれば来シーズン以降に室蘭本線 苫小牧以西でも狙ってみたいですね。

 

 

「芋臨」通過後はみなさん「ロイヤルエクスプレス」狙いのため移動していきましたが、私は窓口に寄り道して趣味の一つである切符収集に勤しむことに。

今回はこれらの切符を購入しました。

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占冠駅は簡易委託駅ながら補充券や色々な常備券口座が揃っており、実は切符オタクにとっては結構有名な駅でございます。

そんなわけで窓口氏も「鉄オタ慣れ」しているため、趣味発券にも応じてくれるのはありがたい限りです。

 

本当は一番上の記念入場券と右の出札補充券だけ買うつもりだったんですが、気が付かないうちに常備券までしっかりと購入・・・。

ここにある切符は全部コレクション用のため、1枚も使いやしない切符に8000円も支払うとは客観的に見ると正気の沙汰じゃないのですが、鉄道部品をやってると8000円なんて散財したうちに入らないので、完全に金銭感覚が崩壊しているのですよ (^_^;)

ホント鉄道部品には足を突っ込まないほうが良いですよ。私は手遅れですが・・・。

 

というわけで、ショバ代として占冠駅にしっかりとお布施も完了。

次回からは連載9回目にして、ようやっと名目上の遠征目的であります「ロイヤルエクスプレス」の撮影へと参ります。