川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

ロイヤルエクスプレス北海道クルーズを撮る その6 初秋の北海道撮り鉄遠征⑳

前の記事はこちら。

常紋峠を下って遠軽町へと移動します。

「ロイヤルエクスプレス」は遠軽駅へと向かったのですが、遠軽駅は北海道内唯一の平面スイッチバックとして有名で、当ブログでも過去に取り上げたことがあります。

そんなわけで、客車列車は機関車の付け替えが必要となることから、ロイヤルエクスプレスも遠軽駅で1時間ほどの小休止が設定されていました。

私はその時間を利用して次の撮影地へと向かいます。

 

今回の撮影地は、遠軽駅からほど近いこちらの場所。

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遠軽駅の西側にある「瞰望岩」という場所です。

ここは「太陽の丘えんがる公園」という大きな公園の一部となっており、高さ80mにもなる岩山が展望台代わり?に開放されており登ることが出来ます。

 

頂上からの眺め。

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こんな感じで、遠軽駅を含む遠軽町内を一望することが出来ます。

 

とまあ見晴らしは大変良いのですが、気を付けなければならないのが・・・

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自然地形をそのまま生かしているため安全柵は一切設置されてないのです。

ちなみに80mというのは20階建てビル相当の高さなので、落ちたらもちろん・・・という場所ゆえ、悪天候時や小さなお子様連れの方は十分ご注意くださいませ。

 

三脚を据えてカメラをセットした後は、ベンチに腰掛けてランチタイム。

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本日も麓のセイコーマートで調達したホットシェフでございます。

・・・が、すぐ隣が林だったためか9月末だというのに尋常なじゃない数の蚊が飛び交っておりまして、大変不快な思いをしながらの食事でした (^_^;)

 

ランチを摂りながら、まずは普電を撮影します。

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4623D

こちらは上川駅から北見峠を越えてやってきた普通列車

基本は2両編成なのですが、割と高頻度で釧路行きの回送?が付いて3両になるらしく、この日も運よく3両の姿を捉えることが出来ました。

 

そして20分後、列番と向きを変えて北見方面へと出発。

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お天気に誘われたものありますが、こうやって平面スイッチバックする様子を俯瞰で定点的に撮影してみたかったというのが、ここに布陣した大きな理由でありました。

 

そして「ロイヤルエクスプレス」も遠軽駅を出発。

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多くの撮り鉄や見物客が集まった駅横の跨線橋を通過し・・・

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一路旭川へ大きくカーブしていきました。

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9004レ「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~ 」DE15 1545+DE15 1542+伊豆急行2100系+マニ50

遠軽駅ホームから平面スイッチバックのY字分岐部まで1つの画角におさめるには、超広角レンズを使って風景写真がちに狙う必要がありますが、空が渋いと画になりませんからねぇ。

納得の1枚になったのも、お天気に恵まれたのが全てだったと思います。

 

素早く三脚からカメラを外して、別アングルでもう一丁。

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スイッチバックして方向転換したことにより、前回の常紋峠と違い「白マニ」が最後部になっているのが分かると思います。

 

撮影後は私もロイヤルエクスプレスを追いかけて西へ向かいますが、時間に余裕がありそうだったので、白滝~下白滝信号場にある「白滝発祥の地」に寄り道を。

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6081D「大雪1号」

ここも石北本線の紅葉の名所でありますが常紋峠よりもさらに色付きは薄く、さすがに早すぎて物足りない状態でした。

ここは冬に訪れたいと思っており、下見も兼ねての訪問ゆえまあいいでしょう。

 

これにてオホーツク地方での撮影を終了し、このあとは北見峠を越えて上川地方へ。

そして20回に渡ってお届けした本遠征も、次回が最終回です。