川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

札幌市電M101号 最後の雄姿を撮る その5 秋の札幌遠征⑤

前の記事はこちら。

藻岩山の麓から内回り電車に乗って都心部へと移動。

まずはすすきの電停で下車してすすきの交差点へ向かい、札幌駅前通りを南下してくるシーンを正面から狙います。

 

まずは札幌駅のステラプレイスを背景に、狸小路電停に停車したところパチリ。

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私が札幌に住んでいた時代はまだループ化しておらず、この構図での撮影は初めてだったので、札幌駅を背景に市電が撮れるのは新鮮かつ違和感がありますね。

 

続いてはすすきの交差点に停車したところを。

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ちょっとピークを過ぎてる感もありますが、街路樹の紅葉も悪くないですね。

少しポジションを変えて、交差点に進入するところもパチリ。

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ここでも所望していた画が撮れたので満足です。

駅前通りではもう一発狙いますが、ここでランチタイムへ。

向かったのは「4プラ」こと4丁目プラザでございます。

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本シリーズ序盤から、この4プラが来年1月末で閉店することに触れておりますが、4プラのテナントにも私の思い出の場所があるので、そちらを訪問することに。

 

やってきたのは地下にある「八雲」というそば屋です。

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「八雲」は札幌市内にいくつか店舗を展開するそば屋なのですが、この4プラ店は10年ほど前に他界した祖母に連れられて中心部に来たとき、お昼ご飯を食べると言えばここって感じのお店でした。

一般的に4プラは女性向けファッションビルというのが札幌市民の認識ですが、私的にはこの「八雲」が真っ先に思い浮かぶほど幼少期から縁がある存在であります。

 

ここでは冷たいそばをよく食べていたので、もりそばと天丼のセットが発注。

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この八雲も4プラ本体とともに閉店するでしょうから、亡き祖母との思い出を振り返りながら最後のそばをよく噛みしめておきました。

 

ランチ後は地上に上がって撮り鉄を再開。

今度は4丁目交差点を背に昼下がりの駅前通りを行く姿を狙います。

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想定より陽が西へ移動していましたが、そのおかげで軌道がスポットライトに当たったような画が撮れました。

これも陽が低い冬光線らしい画と言えるんじゃないでしょうか。

 

急ぎ徒歩で追いかけて、狸小路を通過するところもパチリ。

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こちらは道路脇のビルが高すぎて日陰ドボンでした・・・。

 

左に見える旧そうご電器札幌本店ビルも再開発で立て直されており、4プラとともに大通地区はガラッと様変わりしそうな状況。

今回単なる編成写真ではなく街並みを取り込んだカットが多いのは、札幌市電とともに過渡期を迎えた大通地区を記録したかったという思惑もありました。

 

このあとは内回り電車に乗り、朝一番で向かった西15丁目付近にて場所を探したのですが、思ったような構図が得られなかったので再度すすきのへ。

資生館小学校前電停のカーブで、今度はすすきの交差点を背にした構図で狙います。

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ここもビル影にかかっており、ビルの隙間からわずかに差し込んだ日向を狙い撃ちしようとしたものの、車にブロックされて失敗しました・・・。

 

悪あがきで交差点を曲がったところをサイドから流し撮り

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M101号の車番と特徴ある両開き扉を強調した画が撮れたので、空振りにはならずに済んだという所でしょうか。

 

といった感じで、ひとまず本日の「昼の部の撮り鉄」はこれにて終了。

このあとは陽が落ちてくるまでM101号に乗り鉄をしようと思ったのですが、そこで前代未聞の大波乱に巻き込まれてしまうのです・・・。

その模様は次回に続きます。