前の記事はこちら。
1655レを追いかけて石巻港駅へとやってきました。
石巻港駅に来たのは2回目ですが、駅構内を覗くと前回見ることが出来なかった車両を発見!!
石巻港駅からは、駅に隣接する日本製紙 石巻工場への専用線が繋がっているのですが、その専用線で使用されているスイッチャーが顔を出していました。
前回訪問時はスイッチャーの調子が悪かったのか、JRのDE10が代行する形で入換を行ったため見れず仕舞いだったので、こちらも2年半越しに見ることが叶いました。
そんなスイッチャーをググっとアップで。
日本製紙石巻工場専用線では、北陸重機工業製の40トン機が2両(DD40A1とDD40A2)在籍しており、いずれも東日本大震災の津波をモロに受けたそうですが、機関換装などの大修理を経て奇跡の復活を果たしたそうな。
スイッチャーを記録していると、1655レで運ばれてきたコキの入換が始まりました。
まずは終端方に一旦引き上げたのち、専用線との授受線へと押し込みます。
授受線へコキを押し込むと、今度はスイッチャーの出番です。
コキが停止したことを確認したあとポイントを切り替え、入換の準備を整えます。
そしてエンジンを始動し、スイッチャーが動き始めました。
まずはポイントを渡って引き上げ線へと移動。
ついでに工場の煙突ともパチリ。
薄曇りゆえに空が白くブッ飛んでるのがねぇ・・・。
転線を終えると、1655レで運ばれてきたコキのもとへ向かいます。
反対側では、DE10の入換作業も同時進行で行われていました。
このあとDE10が授受線からコキを引き出し始めたので、その時間を利用して駅に隣接する空地へと移動。
しばらくすると、スイッチャーがコキを工場内へと押し込み始めました。
頭上に設けられたライトの数がやけに多いですね。
といっても日中に点灯することはほぼ無いらしく、点灯姿を見たければ夜間に訪れなければならないようです。
そのまま目の前を通過して、工場内へと消えていきました。
震災前はいくつか線路が敷設されていたようですが、震災後の復旧時に線路配置が整理されてしまい、現在は授受線にあるこの1本だけとなっています。
スイッチャーとすれ違うように、今度はDE10が機回し線を通って顔を出しました。
いい感じのタイミングだったので、離合シーンを得ることが出来ました。
ちょうど目の前で方向転換して、帰りの荷のもとへ移動。
奥に見える大きな煙突は、日本製紙が運営する発電所だそうです。
そのほかにも紙の原料となる木材チップの荷揚げ場があったりと、石巻港駅周辺は日本製紙 石巻工場関連の施設に取り囲まれております。
DE10の入換作業も終わり、帰りの荷を従えて着発線に出て来たところを、製紙工場バックでパチリ。
この工場バックの構図もまた、バリ晴れフルコンと同じくらい撮っておきたかったカットでして、思い描いていた通りの画になったのでお気に入りの1枚となりました。
といった感じで、石巻港駅見物はこれにて終了。
このあとは石巻線沿線へと戻りまして、本遠征の最後の仕上げへと参ります。