川崎鶴見鉄道録

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引退発表の「奥出雲おろち号」を撮る その2 2021真夏の山陰遠征④

前の記事はこちら。

前回より「奥出雲おろち号」の追っかけ撮影を始めましたが、今回は出雲坂根の3段スイッチバック区間で撮影を行います。

木次線出雲坂根駅から隣の三井野原駅までは高低差が162mもあり、かつ三井野原駅JR西日本で最も標高が高い駅(726m)という、かなりの山岳地帯を走る区間となります。

その高低差を超えるため、同区間JR西日本で唯一の3段スイッチバックが存在し、その特殊な設備と車窓からの絶景は「奥出雲おろち号」の最大の見せ場ともなっているのです。

 

そんな出雲坂根駅に「奥出雲おろち号」が到着するところを、駅横の踏切でお出迎え。

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8421レ「奥出雲おろち号」 12系2B + DE10 1161

 

見送った後は、私も駅へと追いかけます。

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ここでは運転方向が変わることもあり、5分ほどの停車時間が設けられていたので乗客も下車して撮影会のような雰囲気になりました。

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エンド交換を終えて、スイッチバック区間へと走り出していきました。

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本来であればスイッチバックしているところを遠景で狙いたかったのですが、事前に行ったことがあるお知り合いさんにリサーチしたところ、年々木が成長して見通しが悪くなっているとか。

なので今回はそれと並んで気になっていた、国道314号線のループ橋で撮ることにしました。

この区間は平行する国道314号線にとっても難所であり、国道はスイッチバックでは無く2重ループで高低差を超えるようになっています。

そんなこともあり国道は国道で観光地化しており、ループ内には展望台や道の駅も設置されています。

 

今回はループ内の展望台近くの歩道から、国道ループ橋を絡めて撮ることに。

しばらくすると、橋の上にある線路上に列車が姿を現しました。

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どこに列車がいるか見にくいと思いますが、中央上部にちらっと写っています。

眼下を走行する自動車の大きさを見ると、このループ橋のスケールが窺い知れると思います。

 

列車にとってもここは絶景スポットのようで、かなり減速の通過でした。

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ここは是非とも列車側からも見てみたいスポットですね。

 

往路最後の撮影は、油木~備後落合の西城川のほとりにある撮影地で。

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本当は入水して水面を強調した構図で撮りたかったのですが、先客さんが多く居られ迷惑になるので、オーソドックスな構図で仕留めました。

 

といった感じで、往路の撮影はこれにて終了です。

「奥出雲おろち号」の追っかけは初参戦でしたが、当初の計画通り合計8発も撮影することが出来たので大満足でした。

ただ場所によってはそれなりに待機時間があったので、慣れればもう1~2発ぐらい詰め込めるかもという気もするくらい、割と容易に追っかけ出来ますね。

 

このあと列車は、終点の備後落合駅で20分ほど停車したのち折り返してくるので、私も復路の撮影へと移行します。