川崎鶴見鉄道録

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引退発表の「奥出雲おろち号」を撮る その3 2021真夏の山陰遠征⑤

前の記事はこちら。

「奥出雲おろち号」の追っかけ撮影、今回から備後落合⇒木次へと向かう復路の撮影へと参ります。

 

列車は備後落合駅で20分ほど停車したあと折り返してくるので、前回撮影地から少し北に行ったところにある油木~備後落合の西城川にかかる小さな橋梁へ。

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8422レ「奥出雲おろち号」 DE10 1161 + 12系2B

往路は12系が先頭でしたが、復路はDE10が先頭となり所謂「普通の客車列車」として運行されます。

12系先頭の推進運転も「奥出雲おろち号」ならではの姿と言えますが、やはり個人的には機関車先頭の姿のほうが様になるなと感じるのと同時に、私好みの1エンド側先頭での運転となるので、その長いお鼻を強調するため広角構図でググっと引き付け捉えてみました。

 

撮影後は速やかに撤収し、続いては出雲坂根三井野原のループ橋区間へ。

前回の撮影地でご一緒した方から「道の駅の駐車場横からでも撮れるよ」と教えていただいたので、軽食を仕入れることも兼ねてループ橋の頂上にある道の駅 奥出雲おろちループへと行ってみることにしました。

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駐車場のすぐ横からお手軽に撮れますが、晴れるとド逆光なので綺麗に撮るのは至難の業ですね・・・。

ただ驚いたのは、明らかに鉄では無い一般観光客もたくさん見物や写真撮影に興じられており、思っていた以上に人気の列車なんだなと知りました。

 

ループ橋を駆け下りて、続いては出雲坂根駅へ。

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出雲坂根駅には往路は5分しか停車しませんが、復路はたっぷりと18分も停車するので、ここでは車両をじっくり記録いたします。

 

まずは構内踏切から編成写真を記録。

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写真で見たときはド派手なカラーリングだなと思っていましたが、実物をみるとなかなかにカッコいいじゃないと改心?いたしました。

 

続いては本日の牽引機であるDE10 1161をアップで。

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DE10はその汎用性から、全国各地で数多の塗装を施されていますが、その中でもおろち号塗装はかなり派手な部類に入るのではないでしょうか。

 

DE10 1161にはタブレットキャッチャーが残っています。

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タブレット閉塞が廃止されてから、タブレットキャッチャーはほとんどの車両で撤去されていますが、JR西日本の機関車はDD51もそうですが残置していることが多いように思います。

 

ヘッドマークもアップで。

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列車名と星は貼り付け文字だったんですね。

なかなか凝った造りであります。

 

続いて客車のほうも見ていきましょう。

機関車と反対側には「スハフ13 801」が連結されています。

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多くの展望トロッコ車両と同様に、座席部分に窓が無い構造となっています。

 

車内はこんな感じ。

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雨が入ってきて車内が濡れても支障がないように、耐水性を考慮して木製のボックスシートやベンチシートが設置されています。

車体のド派手さに比べて、内装は意外と落ち着いたデザインですね。

 

中間車両には「スハフ12 801」が連結されています。

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こちらは悪天候時など、オープンデッキ仕様の展望車を利用できないときの控車として連結されており、1人あたり1号車と2号車の同じ席番を両方使うことが出来るそうな。

ついでにトイレ車両の役割も担っているようです。

 

車内はというと・・・

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なんと「簡リク」ことR51シートではありませんか!!

個人的には展望車よりもこっちを堪能したいかもしれません(笑)

 

車両観察を終えて駅を出ると「延命水」なる看板を発見。

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出雲坂根駅構内に湧き水の源泉があるらしく、自由に水を汲めるように取水場が整備されていました。

適度に冷えていて、乾いた喉に染み渡りましたねぇ。

 

といった感じで出雲坂根駅見物を終えて、復路の撮影へと戻ります。

そして「奥出雲おろち号」の追っかけ撮影も佳境を迎えます。