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真夏の山陰遠征も、いよいよ最終日を迎えました。
今回は午後の列車で山陰を発つ予定となっていたので、午前中は因美線を初訪問し撮影したいと思います。
5時過ぎに宿を出発して鳥取自動車道を南下して智頭町へ向かい、まずは朝ラッシュのみ存在するヨンマル4連運用を撮影します。
まずは土師駅北のカーブで1本目を。
653D
因美線鳥取口では朝ラッシュ輸送として那岐⇒鳥取の654Dがキハ47形4連で運転されますが、車両は智頭駅で滞泊するので智頭⇒那岐の2駅間だけ走る送り込み列車が設定されています。
因美線全体で見ても那岐行きはこの653D1本しか存在しないため、那岐幕を撮りたくて早起きし智頭町までやってきたのであります。
・・・というのは本遠征を行った2021年度ダイヤまでの話で、実は2022年春改正で653Dは回送列車に変更され那岐幕は見納めとなったようです。
もちろん遠征当時(2021年7月)には公表されておりませんでしたので、苦手な早起きをして駆けつけた甲斐があったというものですな。
ヨンマル4連は少々時間をおいて那岐駅から戻ってくるので、同じカーブでポジションを変えて狙います。
654D
お天気に恵まれてたので、ちょいとサイド構図気味で柔らかな朝日がたっぷりと浴びた車体を強調してみました。
タラコ色の車体は緑との相性バッチリで映えてくれますねぇ~。
高速を使えば654Dを追いかけられないことは無いのですが、ほかに撮りたい列車もあるのでヨンマル撮影はこれにて終了。
このあとはちょっと北に移動して、因美線と智頭急行の分岐点付近にある中村第二踏切で津山行きを撮影。
675D
因美線は智頭駅を境に南側は岡山支社管轄なことから、智頭~津山の普通列車は基本的に岡山キハ120形が充当されています。
かつて因美線は津山線と合わせて岡山~鳥取を結ぶ「陰陽連絡線」の1つに数えられていましたが、智頭急行開業により智頭以南はその任から外れ、1日わずか7往復の普通列車が運転されるローカル線へと転落しております。
そんな境遇を象徴するかのように、線路も見えないほどの雑草に覆いつくされているのはちょっと泣けてきますね・・・。
このあとは因美線の「花形列車」の撮影へと移ります。