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12回に渡って連載した「晩夏の名古屋18きっぷ」も今回が最終回です。
いつもの新幹線利用であれば日没まで粘るところですが、今回は18きっぷで普通列車を乗り継いで帰るため、夕方の上り列車で早々に帰路に着きます。
まずは特別快速で豊橋駅へと向かいます。
なんと311系充当の列車でした。
てっきり313系しか運用されていないと思っていたので、311系に当たったのは運が良かったですな。
というわけで遠征の地である名古屋を離れます。
今回の遠征は、最後の最後まで雨に降られっぱなしでした。
次の名古屋遠征はお天気に恵まれるといいのですが・・・。
ぼーっと車窓を眺めながら311系の爆走を堪能し、豊橋駅に到着。
2019年の乗り鉄旅のときにも購入した「大あんまき」を購入。
まだまだ長い旅程なので、栄養補給は欠かせませんね。
豊橋駅からは浜松行きに乗り換えます。
転クロ車だったので、快適に過ごせそうです。
しかし同時に日没を迎え、この先はほとんど車窓は見えませんね。
そんなこんなで終点の浜松駅に到着し、間髪置かず静岡行きに乗り換えてひたすら東へ進みます。
そしてここからヤマ場である「静岡ロングシート地獄」が始まります・・・。
行きのこの区間は211系オンリーでしたが、帰りは通常通り313系と211系の併結運転でした。
シートの質は313系のほうが好みなのですが、静岡地区の211系に乗る機会もこの先そうそうないかなと思い、今回は211系を選択。
各駅停車とはいえ駅間が長いので、110km/hくらいのスピードを出して東へ。
名古屋駅から約3時間で、ようやく中間地点の静岡駅に到着。
しかしここでも対面乗換で、すぐに熱海行きへと乗り換えます。
かなり疲れがたまってきたのですが、帰宅ラッシュ終盤ということもあり座席にはありつけず・・・。
立ちのまま静岡駅を発車します。
新幹線利用だったら、とっくに自宅に到着し風呂でも入っている頃でしょう。
やはり18きっぷ旅は大変ですなぁ・・・。
ですが途中の清水でなんとか座席を確保し一安心。
途中沼津駅で小停車するとのことで、ホームに出て一息。
ストレッチをしていると、沼津止まりの373系が入線してきました。
静岡~沼津を結ぶ「ホームライナー沼津8号」でした。
下りの「ホームライナー沼津」の一部列車は沼津~浜松を結び、平日夕方限定とはいえ330円の課金でロングシート地獄を快適なリクライニングシートで移動できることで、18キッパーには有名な列車です。
ただ上りに関しては全列車静岡~沼津しか走らないので、乗り得と言われると微妙な存在ですね。
ホームライナーから乗客を拾って列車は再び東へと進み、終点の熱海駅に到着。
ここまで来ると「帰ってきた」という気持ちになりますね。
そんな私を出迎えた?訳はないですが、熱海名物のLED職人芸がお出迎え。
秋田のPRのため、なまはげが表示されていました。
最近は色んな駅で「職人芸」が披露されていますが、そのなかでも熱海駅は古参なだけあって、相変わらずの高クオリティですね。
熱海駅ではちょっと一息入れようかなと買い物をしたかったのですが、折からのコロナの影響で駅内の売店は時短営業で閉店していたので、1本見送って駅外のコンビニへ買い出しへ。
そのあと駅に戻って、いよいよ最後の列車に乗り込みます。
ロングシート地獄の疲れを癒すため、グリーン車課金をいたしました。
車内では一人打ち上げを敢行。
静岡限定のビールを見つけたので、さきいかで一杯やりました。
ビールを注入していい気分になり、リクライニングシートに身をゆだねてうたた寝。
どこかの駅に到着し、ふと目が覚めて「今どこかな~」を窓の外を見ると・・・
川崎駅じゃねえか!!
と大慌てで荷物を纏めて、ドアが閉まるギリギリでなんとか下車に成功。
そのおかげで、遠征の〆となる川崎駅到着の写真は超ブレブレでした・・・。
ただ気付いたのは駅の外で、また改札に入り直して撮り直すのも面倒だったので、今回はこの写真でご容赦くださいませ (^_^;)
といった感じで、1泊2日の小遠征となった「晩夏の名古屋18きっぷ遠征」も、これにて完結でございます。
18きっぷ期限切れ間際という時間的制約があったため、悪天候で決行せざるを得なかった本遠征でしたが、悪い意味で予報通りの天候でちょっと惜しい点が多かった遠征だったなと・・・。
特に三岐鉄道は、今度はもっといいお天気の日を狙ってリベンジしたと思います。
おしまい