川崎鶴見鉄道録

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DD51代走「やまぐち号」を撮る その2 2022山口・関西遠征②

前の記事はこちら。

 

往路の撮影を終えて津和野駅へと向かいます。

といってもやってきたのは、駅の裏手にあるこちらの広場です。

通常のC57やD51が牽引する「SLやまぐち号」の場合、終点となる津和野駅で折り返す際に機関車の向きを反転させるため、駅構内にある転車台を使用するのですが、その作業を見学できる広場が駅の裏手に整備されています。

両方向に運転台を持つディーゼル機関車の場合、本来はSLと違い転車台を使用せずとも折り返すことが可能ですが、今回はサービス?として転車台を使うとのことで、意外と見る機会がない「転車台で方向転換するDD51」を見学することにします。

 

現着して早々、津和野駅で乗客を降ろした「やまぐち号」が、入換のため益田方の本線に引き上げてきました。

 

益田方にある踏切付近まで引き上げた後、ポイントを転換して駅構内へと後進してきました。

客車をホームに据え付けて、これで客車の入換は完了です。

 

そのあと機関車だけ切り離し再度益田方に引き上げて、今度は駅舎と反対側にある転車台へ繋がる側線に単機で移動します。

 

転線を終えて転車台に接近(ここから動画切り抜きのため画質が荒いです)


手前で一旦停止し、ゆっくりと転車台に乗ります。

乗るときにガチャンガチャンと小気味よい音を立てるのが好いですね。

 

そのまま転車台を回転。

回転時にはサービスでホイッスルを鳴らしてくれました。

SLのときも派手に鳴らしてくれるんでしょうかね。

 

そのまま180度回転して方向転換を完了し、駅横の側線へと戻って行きました。

転車台での方向転換を前提とする運転だったので、客車側のキャブにはヘッドマークステーが付いていませんね。

 

転車台を降りて少し離れた場所で停止し、運転士も下車してきました。

このまま復路の運転まで小休止となるようです。

 

方向転換の様子は動画を撮影したので、こちらも合わせどうぞ。

 

ちなみに今回は1度で180度回転して方向転換が終わりましたが、SLの場合は90度方向にあるこちらの設備に一旦収容します。

ここで炭水車に水を補給したり、石炭を均す作業が行われるみたいですね。

もちろんディーゼル機関車にそのような作業は必要ないので「DLやまぐち号」のときは使用されません。

 

といった感じで、転車台での方向転換作業見物はこれにて終了です。

整備された広場で間近に機関車を見られるのは楽しかったのですが、唯一の難点は広場からだと南を向くことと、この作業が13時ごろに行われることが重なりモロ逆光になるということですね (^_^;)

今回はDD51だったのでまだマシでしたが、これが黒色車体のC57やD51だと晴天時は綺麗に撮るのは至難の業でしょうな・・・。

 

これにて津和野駅を後にして、町内にある道の駅でランチタイムと行きます。

 

昨夏に来たときは海老とじ丼だったので、今回はとんかつ定食を発注。

こちらもなかなか美味しかったです。

 

このあとは復路の撮影へと移ります。