川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

思い出の地でヨンマルを撮る 2023オホーツク遠征①

昨年夏の乗り鉄遠征の連載を始めたばかりですが、それをちょっと中断しまして今回から新しい連載を始めます。

それも当ブログにしては珍しく、遠征したばかりな収穫したての新鮮なネタでございます(笑)

 

舞台となるのは我が故郷 北海道、そのなかでも道東のオホーツク地方です。

本遠征の目的は今年3月のダイヤ改正で定期運用終了、そして4月10日にラストランが発表されたキハ183系に会いに行くことであります。

 

道産子な私にとっては、キハ183系は物心がついたことから慣れ親しんできた車両で、721系やキハ40系などと並び最も思い入れのある車両のひとつ。

そんなキハ183系がついに引退を迎えるということで、今年の年始記事では2023年でもっともやりたいこととしてキハ183系の乗り&撮り納めをしたい!!と宣言するほどの気合の入れようでした。

 

ですが仕事柄、毎年年度末は超繁忙期のため遠征どころでは無く、調整が付かずにいるうちに3月のダイヤ改正が迫ってきたのですが・・・、ちょうどよく札幌へ行く所用が発生!!

所用ついでゆえ趣味に全力を注ぐことはできませんが、それに便乗しなければ遠征できる雰囲気では無かったので、今回は前乗りする形でオホーツク地区を巡ってキハ183系にお別れをすることに。

そんな旅の模様を、これから数回に渡り綴ってまいります。

 


 

今回は空路で北海道入りするので、まずは羽田空港へ。

3連休にも絡まない金曜日の午後でしたが結構な混雑で、コロナ前の様子にほぼ戻ったような印象でした。

 

今回は「北海道の翼」で、オホーツク地方の空の玄関口である女満別空港へ。

北海道へ渡るのは札幌市電M101号車の引退を見届けに遠征して以来1年4か月ぶりなので、エアドゥに乗るのも随分と久しぶりな感覚です。

 

少し出発が遅れましたが、ほぼ予定通りテイクオフ。

機内ではいつも通りオニオンスープを堪能・・・と思ったら、なんと今回は「ほたてスープ」なるものが用意されていたので、それをチョイス。

ほたての濃い出汁がきいてて、これは美味かったですねぇ~。

 

そんなほたてスープを堪能したりして時間を過ごし、女満別空港に到着です。

オホーツク地方に来たのも、2021年秋のロイヤルエクスプレス遠征以来なので1年半ぶりですかね。

女満別空港に降り立ったのは初めてだったので、フライトレーダー24の航跡も残しておきます。

三陸付近から太平洋に出て、襟裳岬上空から道東に上陸する感じなんですね。

帯広や釧路空港行きもこんな航路なんでしょうか。

 

今回の遠征、前半は撮り鉄、後半は乗り鉄というスケジュールを組んだので、まずは撮り鉄の足を確保するため女満別空港でレンタカーを調達します。

といっても女満別空港到着時点ですでに18時半を回っており、冬の季節は当然ながらとっくに日没を迎えており外は真っ暗ゆえ、普通に撮り鉄するのは不可能。

ですが今回は「夜ならでは風景」を撮影するため、隣町の美幌町へと車を走らせます。

 

というわけでやってきたのがこちら。

後ろに見えるのは美幌駅の近くにある「リリー山スキー場」なのですが、よく見ると手前に石北本線の線路が敷設されており、列車の車窓からもスキー場が見えます。

 

ここは別に有名撮影地でもなんでもありませんが、このナイター照明が灯るリリー山スキー場が個人的に思い入れのある光景でして。

実は私の人生初の夜行寝台列車旅は、高校生のとき乗った今は亡き北海道内夜行「オホーツク10号」で、そのときも今回と同じく2月に旅をしておりました。

札幌行きだと、美幌駅を出発直後にこのスキー場が見えるのですが、そのとき車窓から見た暗闇に浮かぶナイター照明が灯ったリリー山スキー場の光景が、なぜだか20年近く経った今なお私の心に強烈な印象を残しているのです。

 

そんなリリー山スキー場のナイター照明をバックにキハ183系を撮影したかったのですが、なんとこの日は狙い目の大雪3号がキハ261系5000番台により計画代走するのが決まっておりました・・・。

私の遠征運の無さをしょっぱじめからお見舞いされておりますね (^_^;)

 

というわけでキハ183系の撮影は叶いませんでしたが、その代わりこちらも引退迫るヨンマルに代役を務めていただくことに。


4673D

当時と車両は違いますが、かわつる少年の心を揺さぶった思い出の光景を、大人になった自分が違った形でブラッシュアップ出来たような気がして、とても感慨深いカットになりました。

読み手の皆様にはなんのこっちゃ?って感じだと思いますが、書き手側の完全なる自己満足な世界なのでスルーくださいませ(笑)

 

ここでの撮影はこれにて終了し、このあとは本日の宿泊地である北見市へ移動。

ですが初日ということもあり床に入るには早いので、お次は北見駅近傍でちょいと夜遊びを行います。