川崎鶴見鉄道録

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ノスタルジーな津山駅探訪 山陰本線 全線踏破の旅 4日目⑤

前の記事はこちら。

 

因美線を完乗して津山駅に到着しました。

津山駅では乗り換え時間が30分ほどあったので、津山駅を散策することにします。

 

津山駅に降り立ってまず感じたのは「古式ゆかしいターミナル駅の雰囲気」でありました。

中国地方はその地理的に、東西方向には南から山陽本線姫新線芸備線山陰本線が走り、南北方向には「陰陽連絡線」が走ることで網の目状に主要路線が敷設されてきました。

そのなかで津山駅は、東西の姫新線、南北の津山線因美線が交差する駅であり、古くより似たような立地にある新見駅や三次駅とともに、中国山地の要衝のひとつとして栄えた歴史があります。

智頭急行開業後は陰陽連絡需要が無くなり少し寂しくなりましたが、それでもかつての名残で駅設備はかなり立派に残っています。

 

そんなホームをパチリと撮影。

木造屋根のホームにタラコ色のヨンマルが停車し、ちょっと懐かしい様式の乗換案内や番線表示の看板などを見ると、国鉄時代っぽくも見えますね。

ご年配の方々は、ちょっとノスタルジーを感じるんじゃないでしょうか。

 

ホーム見物を終えて地下の乗換通路を歩くと、当時注目だった車両のポスターがズラリと掲出されていました。

津山線の新しい観光列車「SAKU美SAKU楽」のデビュー告知ポスターで、遠征当時はデビューから1か月ほどしか経ってない時期でありました。

ちょうどこの2日前、埼玉と関西のブログ友氏が津山線へ遠征し撮影されていたようですが、私は出会わず仕舞いだったので1度くらいは見てみたいですな。

 

改札を抜けて今度は駅舎をパチリ。

私好みの瓦屋根の平屋駅舎っぽいのですが、ロータリーの歩道部分の屋根が邪魔で建物がよく見えん・・・。

 

駅前には、ホームの乗換看板にも案内があった「中国ハイウェイバス」が停車していました。

中国ハイウェイバスは、中国道経由で津山駅大阪駅を約3時間半で結ぶ高速バスで、国鉄時代から運行されている歴史ある路線ですが、中国道山口県まで通っているのに津山止まりとは中途半端な印象・・・。

ですが新見まで行くと山陽新幹線伯備線と競合したりと、同じく国鉄時代から走る東名などとはパイの大きさが違うので事情も異なるのでしょうかね。

 

そして駅前広場にはC11が鎮座しておりました。

真鍮?の装飾が各所に施されており、明らかに普通のC11とは違いますね。

 

傍らには説明板が設置されていました。

このC11 80号機は「津山線最後のSL列車」を牽引し、さらにお召列車の牽引経験もある由緒ある車両なようです。

この装飾もお召装備の再現でしょうかね?

 

てことで細部も含めて色々撮影。

C11 80号機のことは知らなかったので、思わぬ出会いでございました。

 

といった感じで、30分ほどの津山駅探訪はこれにて終了。

思いのほか見どころがあって、ちょうど良い暇つぶしになりました。

 

次の列車の出発時刻が迫ってきたので駅へ戻り、乗り鉄旅を再開します。