川崎鶴見鉄道録

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JR北海道 苗穂工場探訪 2023夏 北海道遠征⑰

前の記事はこちら。

2023夏 北海道遠征、今回から4日目のお話に入ります。

 

この日も前日に続き、午前中は札幌市内で所用が入っておりましたが、お昼前には解放されて趣味活動をすることに。

時間的に札幌運転所⇒苗穂運転所の配給列車に間に合いそうだったので、苗穂駅に行ってみることにしました。

配給列車はすでに苗穂駅に到着しており、牽引機のDE10が入換作業中でした。

 

そして本日の配給の荷はというと・・・

なんと検測車のマヤ35-1が本日の荷だったようです。

初見だったのでラッキーでしたな。

 

着発線から札幌方にいったん引き上げて、苗穂運転所へと入っていきました。

ちょうどホームから見えやすい場所に停車しました。

 

跨線橋に登って上からも撮影。

マヤ35-1は架線検測機能を持っていないので、屋根はつるっとしていますね。

 

苗穂駅に架かる跨線橋からは、苗穂運転所や苗穂工場の中を見通すことができます。

 

工場の中線には、2022年に引退したキハ281系の試作車が留置されていました。

このとき(2023年7月)は野ざらしで留置されていましたが、このあと2023年12月に屋根付きの専用保存スペースが建設されて移されたそうな。

キハ281系は、JR北海道気動車特急群に大きな影響を与えたエポックメイキング的な車両なので、その試作車が保存されたのは嬉しいですね。

 

そのいっぽうで、保存対象から外れたキハ281系量産車は解体作業の真っ最中。

個人的にはJR北海道の鉄道部品販売で解体品が放出されることを願っていたのですが、全くと言っていいほど出ませんでしたね。

こんな産廃に何十万円も出すマニアがたくさんいるのですから、売り出せばわずかながらも経営改善になると思うのですが・・・。

 

解体線の横には、運用を失い余剰となった789系0番台付属編成と、廃車になった721系F-3016編成、スハフ422071が留置。

721系はこのあと解体されましたが、スハフ422071はまだ残っているようです。

 

さらに運転所のほうには、なぜかキハ283系の先頭車が1両だけポツンと留め置かれていました。

 

せっかくなので駅外に出て、苗穂工場の外周をぐるっと回ってみることに。

苗穂工場には「北海道鉄道技術館」という見学施設があり、同時に工場内の限られたエリアにも立ち入れますが、この日は開館日ではないので敷地外から覗きます。

 

正門近くからは、先ほどみたスハフ422071がちらっと見えました。

わざわざ旭川運転所から陸送で搬入したそうですが、すでに車籍抹消済みだそうでこのまま解体されるのでしょうかね?

貴重な旧客だけに処遇が気になるところです。

 

東側に回ると、これまた気になる車両が見えました。

キハ183系一般車のあとを追うように、2023年4月に引退したキハ183系リゾート車両「ノースレインボーエクスプレス」が留置されていました。

かつて北海道の鉄路を彩ったキハ183系リゾート車両群も終焉を迎え、後継がキハ261系0番台の予備車も兼ねたキハ261系5000番台ということもあり、一気に寂しくなった印象がありますね・・・。

 

ちなみにこの車両はつい最近解体作業に着手したそうなのですが、なんと作業中にボヤ騒ぎがあったようで・・・。

なんとも後味の悪い最後となりましたな。

 

運転所のほうに回ると、ポツンと留置されていたキハ283系の周りに、たくさんの作業員が集まっていました。

どうやら何かの訓練へ供されるため留め置かれていたようですね。

 

といった感じで苗穂工場探訪はこれにて終了。

せっかく苗穂へやってきたので、このあとはサクッと撮り鉄をすることにします。