川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

王子ヶ浜でキハ85系と283系を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征㉒

前の記事はこちら。

遅筆が響き、ちょうど1年遅れとなってしまった2023GW北陸・紀州遠征ですが・・・、いよいよ最終日のお話に入ります。

 

最終日は午前中の列車で帰路に着く予定でしたが、出発まで数時間の猶予があったので、ちょいと朝練をすることに。

ホテルまでサロン熊野路氏に迎えに来ていただき、向かったのはJR西日本区間である新宮~三輪崎の王子ヶ浜海岸の撮影地です。

本遠征は初日から4日連続で好天だったのですが、本日は打って変わり曇り優勢のお天気となりました。

まあ私の弱小な天気運にしてはツキ過ぎていたので、まあ致し方ないでしょう。

 

そんな王子ヶ浜海岸で狙うのは、もちろんこの車両。


回3004D? 「南紀4号」の送り込み回送

南紀4号は紀伊勝浦駅始発ですが、車両は新宮駅構内で滞泊するため、新宮駅から紀伊勝浦駅まで回送列車が走ります。

そんな列車を狙ったのですが、やはりお天気が渋いのが残念です・・・。

 

今回のメインはキハ85系ですが、JR西日本区間の主役と言えばこちらも外せません。


66M「くろしお16号」

オーシャンアロー」こと283系でございます。

実は本遠征でも、構想段階では日程をさらに1日延長し、周参見や田辺あたりで283系も撮影する欲張りプランも練っていたのですが、翌日に所用が入り見送った被写体でありました。

こんなお天気なので結果的には見送って正解でしたが、とりあえず新宮まで来た記録として1枚ながら撮影出来て良かったです。

 

 

これにて本遠征の撮り鉄はすべて終了。

サロン熊野路さんに新宮駅まで送っていただき、今回の紀州合宿はここでお開きとなりました。

撮影地のアドバイスから飲み屋の手配まで、3日間に渡りなにからなにまで大変お世話になりました。

次回は逆オーシャン合宿をよろしくお願いいたします(笑)。

 

 

ここから川崎までの帰路がてら乗り鉄となりますが、もちろん乗るのはあの車両。

そして長かった今回の連載も、次回が最終回です。

大峰近隣公園でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征㉑

前の記事はこちら。

4日目の撮影も、いよいよ終盤戦へ。

山の部のメインであった三瀬谷ダムを後にして、最後はやはり海の部で〆ます。

 

本命の撮影地へ向かう途中、紀伊長島駅近くの赤羽川橋梁で臨時南紀を撮影。


8004D「南紀84号」

ここにきてスッキリとした青空が戻ってきました。

 

さらにググっと南下して一気に熊野市へ移動し、今回のメインとなる撮影地へ。

てことでやってきたのは、熊野市駅の北西の山にある大峰近隣公園というスポットでございます。

ここからは海バックに熊野市街を俯瞰することができます。

 

ここにやってきた理由は、ゴールデンウィーク限定の鯉のぼりカットを狙うためでした。

ゴールデンウィーク期間中、熊野市七里御浜海岸には約250匹の鯉のぼりが掲げられるのですが、実はその七里御浜海岸というのがちょうど上の写真の砂浜だそうな。

ちょうど遠征数日前、サロン熊野路さんがこの公園から鯉のぼりと列車を絡めたカットをSNSへアップされており、私も撮って見たくなりやってきたのでした。

 

てことで本日の〆・・・なのですが。


3008D「南紀8号」

海岸に沿って鯉のぼりが続いているはずが、左端に数匹しかおりません。

おかしいな?と思ったら、居合わせた同業者さんによると鯉のぼりは午後5時ごろ一斉に片付けられてしまったのだとか(8号の通過時刻は17時50分)。

この日がイベント最終日でしたが、陽が残っているうちに撤去されることを予想して昨日来るべきだったと思うと、ちょっと読みが浅かったですな・・・。

 

最後は消化不良になってしまいましたが、4日目の撮影はこれにて終了。

本日は和歌山県新宮市で一泊するため市内のホテルへ。

 

私は新宮に一泊しますが、ここまでご同行いただいたなんばポヤシさんは、翌日からお仕事があるとのことで撤収されるとのこと。

昨日のド早朝から、かわつる立案カツカツスケジュールな撮り鉄合宿に引き回してしまったのですが・・・、おかげさまで良き時間を過ごさせていただきました。

このあと関西へ戻られる道中もまたキツかったそうで・・・、これに懲りずまたジョイントのほどお願いいたします (^_^;)

 

なんば氏とはここでお別れいたしましたが、そのあとスマホ修理を終えられたサロン熊野路氏と合流して晩飯へ。

最初はテレビでも取り上げられたという狭い町中華?へ行こうとしたのですが、生憎営業していなかったため、氏オススメの別の町中華へ。

 

まずは餃子を肴にビールをググっと注入!

 

メインはマーボー丼とラーメンセットで。

町中華らしい、なかなか旨しなお店でした。

 

さすがに疲れたので、宿に帰って早々に就寝。

今回の遠征は旅費の節約も兼ねて、初日からスパ銭⇒スパ銭⇒ネカフェ⇒車中泊と4日連続で半仮眠で夜を明かしていたので、5日ぶりのまともな布団です (^_^;)

お世辞にも立派な部屋とは言えませんが、寝床って大事だなとしみじみ感じた一夜でありました(笑)

 

といった感じで4日目はこれにて終了。

なんだかんだ20回以上引っ張っている本遠征も、いよいよ明日が最終日です。

三瀬谷ダムでキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑳

前の記事はこちら。

前回に引き続き、今回も紀勢本線 山の部の撮影です。

そして今回は山の部のメインカットの撮影に挑みます。

 

てことでやってきたのは、三瀬谷駅の南側にある「三瀬谷ダム」でございます。

三瀬谷ダムは、宮川を堰き止めて水力発電を行うため造られたダムですが、そのすぐ下流紀勢本線が通っています。

険しい山々が連なる紀伊半島らしい光景と言えるのではないでしょうか。

 

まずは上り南紀を撮影するため、ダムの堰堤からサイド構図で撮影します。

カメラの準備をしていると普電が通過。


331C

2両編成とはいえこの小ささなので、この橋梁の大きさが分かりますね。

 

そして本命の南紀が通過。


3006D「南紀6号」

5両編成だと丁度いい収まりですね。

ちなみに左端にもちらっとトラス橋が写っていますが、これは並行して架かる国道42号線の旧道である舟木橋です。

なんだか兄弟のように見えたので、友情出演していただきました。

 

6号を撮った後は、橋梁の南側の道路へと移動。

こちらが山の部のメインカットでございます。


3005D「南紀5号」

深い渓谷をなす宮川に架かる大トラス橋を行くこの構図は、紀勢本線区間で最も有名な撮影地のひとつであります。

ドン曇りも覚悟しましたが、なんとか薄日くらいには回復してくれて、新緑の青々しさは出てくれたので、まずまず満足な出来となりました。

 

山の部最後はイセカシへと戻り、上りの臨時南紀を撮影。

エアロケハンで気になっていた、阿曽駅近くの橋梁へと行ってみることに。

ここにきて青空が出て来たので、今回は大内山川へ入水して風景カットを狙ってみることにします。

 

ところが・・・


8002D「南紀82号」

列車が通過することには再び曇りシルキーな空になったうえ、山々もマンダーラという中途半端な状態に・・・。

私の弱小な天気運も、いよいよ尽きてしまったようですね (^_^;)

 

といった感じで山の部はこれにて終了。

ド本命の三瀬谷ダムカットを比較的好条件で撮影出来て、ここまで来た甲斐がありましたね。

 

このあとは海の部へと戻り、4日目最後の撮影に挑みます。

イセカシ界隈でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑲

前の記事はこちら。

引退間近のキハ85系を追いかけている紀州編ですが、よ~く見るとそのほぼ全て海と絡めた撮影地で占められておりました。

たしかに紀勢本線、それも紀伊半島の先っぽまで足を運んだならば、雄大な太平洋とリアス式海岸がもたらす絶景がメインとなるのはある意味当然のことです。

ですが紀勢本線は海だけじゃなく山もあるよ!ということで、ここからは海岸線を離れて山間部を行くキハ85系を狙っていきます。

 

というわけで、前回の熊野市新鹿からググっと北上すること約60km、やってきたのは伊勢柏崎駅周辺の通称「イセカシ」と呼ばれる地域でございます。

このあたりは大内山川が造り出した渓谷に沿って線路が敷設されており、山間部らしいカーブと橋梁が連続する区間となっています。

 

まずは阿曽~伊勢柏崎の柳原橋梁から。


3001D「南紀1号」

事前の天気予報では2日目のほうが天気が悪かったため、快晴の1日目は海メイン、2日目は曇ってもそこそこ画になる山メインの行程を組んでおりました。

なのでヌル晴れも実は狙い通りっちゃそれまでですが、晴れれば順光で撮れる撮影地ゆえ惜しかったですな。

 

続いてはちょっと南下して、大内山~梅ケ谷の高速脇のポイントへ。

まずは上りをサイドからパチリと。


3004D「南紀4号」

先客さんがいたため微妙なアングルに・・・。

長靴を持参していたので、今思えば入水しても良かったかなと後悔なカットです。

 

お次は道路脇から臨時の下り列車を狙います。


8001D「南紀81号」

臨時の4両編成がすっぽり収まる良い撮影地ですね。

 

最後は阿曽~伊勢柏崎の岩舟第二踏切横で。

ここではサブ機も使って2丁切りで仕留めます。


3003D「南紀3号」

本命は縦アンをバリ晴れで撮ることだったのですが、残念ながら完全なる曇り空に沈みました・・・。

まあ予報通りなので致し方ありませんな。

 

といった感じでイセカシ界隈での撮影はこれで切り上げ。

3時間少々の滞在でしたが、運行ダイヤの効率が良く4カット撮れたので、まずまずの収穫となりました。

 

次なる撮影地への道すがら、ランチタイムへと行きます。

今回は滝原駅近くにある御食事処へお邪魔することに。

 

ハンバーグ定食にたけのこご飯オプションを適用。

淡路島産タマネギを使用したというハンバーグがなかなか旨して、個人的には当たりなお店でありました。

 

お腹を満たしたあとは道の駅へ寄り道。

 

お目当てはこの界隈では有名らしい大内山牛乳でございます。

1年経って味はあんまり覚えてないのですが・・・、おそらく普通なお味だったのでしょう。

 

その直後、さらに甘味補給も畳み掛けます。

こちらはさっぱりして美味しかったのを覚えております。

 

といった感じで撮り鉄そっちのけで食を堪能しておりますが(笑)

次回は4日目のメインを撮影します。

新鹿俯瞰でキハ85系南紀を撮る その2 2023GW 北陸・紀州遠征⑱

前の記事はこちら。

2023GW遠征も4日目のお話に入ります。

 

4日目は三重県 熊野市からスタートです。

昨日に比べると少し雲が多いものの、まずまずの撮影日和となりそうです。

 

熊野市の道の駅を出発し、まずは始発特急である「南紀2号」を撮影します。

てことでやってきたのは、昨日に続き新鹿湾を俯瞰するポイントです。

昨日は午後遅めだったので、新鹿湾を西側から俯瞰するポイントでしたが、本日は早朝のため北側にある林道から撮影します。

 

てことで4日目の撮り初め。


3002D「南紀2号」

早朝だったので若干霞気味なのと、ちょっと引き構図すぎて列車があまり目立ちませんね・・・。

雄大な風景ゆえに、鉄道写真としては少々欲張り過ぎましたな (^_^;)

 

といった感じでここでの撮影はこれ1枚で終えたのですが、ここまでナビをしていただいたサロン熊野路氏のスマホが故障してしまったとのことで、修理のためいったん離脱されることに。

後ほど合流することを誓いまして、このあとはなんばポヤシ氏とのコンビで次なる撮影地へと移動します。