川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

三瀬谷ダムでキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑳

前の記事はこちら。

前回に引き続き、今回も紀勢本線 山の部の撮影です。

そして今回は山の部のメインカットの撮影に挑みます。

 

てことでやってきたのは、三瀬谷駅の南側にある「三瀬谷ダム」でございます。

三瀬谷ダムは、宮川を堰き止めて水力発電を行うため造られたダムですが、そのすぐ下流紀勢本線が通っています。

険しい山々が連なる紀伊半島らしい光景と言えるのではないでしょうか。

 

まずは上り南紀を撮影するため、ダムの堰堤からサイド構図で撮影します。

カメラの準備をしていると普電が通過。


331C

2両編成とはいえこの小ささなので、この橋梁の大きさが分かりますね。

 

そして本命の南紀が通過。


3006D「南紀6号」

5両編成だと丁度いい収まりですね。

ちなみに左端にもちらっとトラス橋が写っていますが、これは並行して架かる国道42号線の旧道である舟木橋です。

なんだか兄弟のように見えたので、友情出演していただきました。

 

6号を撮った後は、橋梁の南側の道路へと移動。

こちらが山の部のメインカットでございます。


3005D「南紀5号」

深い渓谷をなす宮川に架かる大トラス橋を行くこの構図は、紀勢本線区間で最も有名な撮影地のひとつであります。

ドン曇りも覚悟しましたが、なんとか薄日くらいには回復してくれて、新緑の青々しさは出てくれたので、まずまず満足な出来となりました。

 

山の部最後はイセカシへと戻り、上りの臨時南紀を撮影。

エアロケハンで気になっていた、阿曽駅近くの橋梁へと行ってみることに。

ここにきて青空が出て来たので、今回は大内山川へ入水して風景カットを狙ってみることにします。

 

ところが・・・


8002D「南紀82号」

列車が通過することには再び曇りシルキーな空になったうえ、山々もマンダーラという中途半端な状態に・・・。

私の弱小な天気運も、いよいよ尽きてしまったようですね (^_^;)

 

といった感じで山の部はこれにて終了。

ド本命の三瀬谷ダムカットを比較的好条件で撮影出来て、ここまで来た甲斐がありましたね。

 

このあとは海の部へと戻り、4日目最後の撮影に挑みます。

イセカシ界隈でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑲

前の記事はこちら。

引退間近のキハ85系を追いかけている紀州編ですが、よ~く見るとそのほぼ全て海と絡めた撮影地で占められておりました。

たしかに紀勢本線、それも紀伊半島の先っぽまで足を運んだならば、雄大な太平洋とリアス式海岸がもたらす絶景がメインとなるのはある意味当然のことです。

ですが紀勢本線は海だけじゃなく山もあるよ!ということで、ここからは海岸線を離れて山間部を行くキハ85系を狙っていきます。

 

というわけで、前回の熊野市新鹿からググっと北上すること約60km、やってきたのは伊勢柏崎駅周辺の通称「イセカシ」と呼ばれる地域でございます。

このあたりは大内山川が造り出した渓谷に沿って線路が敷設されており、山間部らしいカーブと橋梁が連続する区間となっています。

 

まずは阿曽~伊勢柏崎の柳原橋梁から。


3001D「南紀1号」

事前の天気予報では2日目のほうが天気が悪かったため、快晴の1日目は海メイン、2日目は曇ってもそこそこ画になる山メインの行程を組んでおりました。

なのでヌル晴れも実は狙い通りっちゃそれまでですが、晴れれば順光で撮れる撮影地ゆえ惜しかったですな。

 

続いてはちょっと南下して、大内山~梅ケ谷の高速脇のポイントへ。

まずは上りをサイドからパチリと。


3004D「南紀4号」

先客さんがいたため微妙なアングルに・・・。

長靴を持参していたので、今思えば入水しても良かったかなと後悔なカットです。

 

お次は道路脇から臨時の下り列車を狙います。


8001D「南紀81号」

臨時の4両編成がすっぽり収まる良い撮影地ですね。

 

最後は阿曽~伊勢柏崎の岩舟第二踏切横で。

ここではサブ機も使って2丁切りで仕留めます。


3003D「南紀3号」

本命は縦アンをバリ晴れで撮ることだったのですが、残念ながら完全なる曇り空に沈みました・・・。

まあ予報通りなので致し方ありませんな。

 

といった感じでイセカシ界隈での撮影はこれで切り上げ。

3時間少々の滞在でしたが、運行ダイヤの効率が良く4カット撮れたので、まずまずの収穫となりました。

 

次なる撮影地への道すがら、ランチタイムへと行きます。

今回は滝原駅近くにある御食事処へお邪魔することに。

 

ハンバーグ定食にたけのこご飯オプションを適用。

淡路島産タマネギを使用したというハンバーグがなかなか旨して、個人的には当たりなお店でありました。

 

お腹を満たしたあとは道の駅へ寄り道。

 

お目当てはこの界隈では有名らしい大内山牛乳でございます。

1年経って味はあんまり覚えてないのですが・・・、おそらく普通なお味だったのでしょう。

 

その直後、さらに甘味補給も畳み掛けます。

こちらはさっぱりして美味しかったのを覚えております。

 

といった感じで撮り鉄そっちのけで食を堪能しておりますが(笑)

次回は4日目のメインを撮影します。

新鹿俯瞰でキハ85系南紀を撮る その2 2023GW 北陸・紀州遠征⑱

前の記事はこちら。

2023GW遠征も4日目のお話に入ります。

 

4日目は三重県 熊野市からスタートです。

昨日に比べると少し雲が多いものの、まずまずの撮影日和となりそうです。

 

熊野市の道の駅を出発し、まずは始発特急である「南紀2号」を撮影します。

てことでやってきたのは、昨日に続き新鹿湾を俯瞰するポイントです。

昨日は午後遅めだったので、新鹿湾を西側から俯瞰するポイントでしたが、本日は早朝のため北側にある林道から撮影します。

 

てことで4日目の撮り初め。


3002D「南紀2号」

早朝だったので若干霞気味なのと、ちょっと引き構図すぎて列車があまり目立ちませんね・・・。

雄大な風景ゆえに、鉄道写真としては少々欲張り過ぎましたな (^_^;)

 

といった感じでここでの撮影はこれ1枚で終えたのですが、ここまでナビをしていただいたサロン熊野路氏のスマホが故障してしまったとのことで、修理のためいったん離脱されることに。

後ほど合流することを誓いまして、このあとはなんばポヤシ氏とのコンビで次なる撮影地へと移動します。

新鹿俯瞰でキハ85系南紀を撮る その1 2023GW 北陸・紀州遠征⑰

前の記事はこちら。

銚子川橋梁を後にして、熊野市方面へと南下します。

 

やってきたのは、新鹿集落を一望できる「新鹿俯瞰」と呼ばれるポイントです。

ここは集落の北西にある山から新鹿湾を一望できますが、ここに至る県道737号線はほぼ1車線ながらも全面舗装されているので、自動車があればお手軽に俯瞰撮影が楽しめるポイントと言えるでしょう。

個人的には馬越峠俯瞰と並んで初日のメインに据えていたのですが、すっきり晴れてくれてラッキーでしたな。

 

そんな新鹿俯瞰のファーストショット。


8004D「南紀84号」

こちらも臨時列車ですが、前回の82号とは違い定期列車と同じく、先頭車を4両含んだ5両編成での運転でした。

 

次の定期南紀はPLフィルター装着や設定を変更して撮影。


3005D「南紀5号」

上とほぼ同じような画角になっちゃいましたが、PLフィルター効果で海の青みが綺麗に出たので、こちらのほうがお気に入りでございます。

 

このあとはサロン熊野路氏の先導により裏道を抜けまして、一気に三重県最南端へとワープすることに。

三重県和歌山県の県境でもある、新宮駅からほど近い熊野川橋梁へと向かいます。

 

日没が近づくなか、熊野川橋梁にて本日の〆カット。


3008D「南紀8号」

熊野川橋梁は新宮駅側がトラス構造、鵜殿駅側はプレートガーター橋という複合構造になっており、その特徴が分かるように撮ってみました。

もう少しエロ光気味を所望したいところでしたが、致し方ありませんな。

 

といった感じで本日の撮影はこれにて終了。

熊野路氏のガイドと、なんば氏のドラテクの賜物のおかげで、本日だけで7か所ほど回ることができて、大満足な成果でありました (^o^)

 

激闘を終えたあとは、汗を流すためひとっ風呂。

新宮駅からほど近い場所にある、熊野路氏御用達の銭湯へ。

The銭湯という雰囲気の、なかなか好い湯でございました。

 

汗を流した後は、熊野路氏のホームである熊野市へと移動。

すっかり陽も落ちて、熊野の街を歩きます。

街の雰囲気がなかかな良かったので、思わず御仁方の後姿を盗撮しちゃいました(笑)。

 

またまた熊野路氏御用達の居酒屋にて、本日の打ち上げを敢行いたします。

 

酒の肴は熊野路氏オススメというチャーシュー。

 

さらに新鮮なカツオの刺身も。

いい酒にはいいツマミが欠かせませんからねぇ~。

充実した打ち上げでありました。

 

いい具合に酒も回ったので本日の宿へ。

・・・と言っても本日は熊野市内の道の駅で車中泊でございます。

というのも大型連休真っ盛りなうえ、熊野・新宮周辺はリゾートホテル以外の宿が乏しいこともあり、めぼしい宿はほぼ空きなしだったゆえ、今宵は車中泊をすることにしたのでした。

 

綺麗な満月が出ていたので、熊野灘を眺めながら〆の甘味補給。

 

これにて3日目の活動が終了。

次回から遠征4日目のお話に入ります。

相賀の銚子川橋梁でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑯

前の記事はこちら。

三野瀬の跨線橋を後にして、再び相賀集落へと戻ります。

 

前々回は集落の南側にある馬越峠へ登りましたが、今回は西側にある山を登ります。

西側の山には「相賀愛宕神社」があり、さらに上にある別の神社や高丸山へ登るための遊歩道が整備されています。

道自体はきちんと整備されていたものの、意外と傾斜がきつくて重装備では地味にしんどかったです・・・。

 

遊歩道を10分ほど登って、相賀愛宕神社付近の俯瞰ポイントに到着。

ほどよい標高から海バックに銚子川橋梁を渡る列車を撮影できますが、木々が成長しポジションがかなり限られるのが難点ですね。

ちなみにさらに上にある相賀浅間神社からは、相賀集落も入れ込んだ大俯瞰気味に撮影することも可能です。

 

てことで今回のメインを。

息を切らしながら登った元を取るため?、2丁切りで仕留めます。


3006D「南紀6号」

ちょっと霞気味ですが、海もまずまず良い色が出てくれて良かったです。

 

次の「南紀」まで1時間以上空くのと、時間はすでに13時半を回っていたので、下山してランチタイムへ。

近くに「SHUFU NO MISE(主婦の店)」なるローカルスーパーがあったので行ってみることに。

個人的にローカルスーパー、コンビニや飲食チェーン店巡りも遠征時の楽しみのひとつですので、こちらでお弁当を買うことにいたしました。

 

海鮮系が食べたかったので、焼き鯖弁当とかに風味サラダ、さらに三重県で有名らしい大内山牛乳のフルーツ牛乳をチョイス。

味はまずまず美味しかったです。

食後は銚子川橋梁へと戻りますが、今回は並行して架かる道路橋から撮影します。

まずは普電で練習。


330C

その続行で臨時「南紀」が通過。


8004D「南紀84号」

南紀」では貴重となった4連貫通編成をサイドからも記録しておきました。

 

これにて朝からうろついていた相賀界隈での撮影は終了。

このあとは熊野市方面へと南下いたします。