川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

新鹿俯瞰でキハ85系南紀を撮る その1 2023GW 北陸・紀州遠征⑰

前の記事はこちら。

銚子川橋梁を後にして、熊野市方面へと南下します。

 

やってきたのは、新鹿集落を一望できる「新鹿俯瞰」と呼ばれるポイントです。

ここは集落の北西にある山から新鹿湾を一望できますが、ここに至る県道737号線はほぼ1車線ながらも全面舗装されているので、自動車があればお手軽に俯瞰撮影が楽しめるポイントと言えるでしょう。

個人的には馬越峠俯瞰と並んで初日のメインに据えていたのですが、すっきり晴れてくれてラッキーでしたな。

 

そんな新鹿俯瞰のファーストショット。


8004D「南紀84号」

こちらも臨時列車ですが、前回の82号とは違い定期列車と同じく、先頭車を4両含んだ5両編成での運転でした。

 

次の定期南紀はPLフィルター装着や設定を変更して撮影。


3005D「南紀5号」

上とほぼ同じような画角になっちゃいましたが、PLフィルター効果で海の青みが綺麗に出たので、こちらのほうがお気に入りでございます。

 

このあとはサロン熊野路氏の先導により裏道を抜けまして、一気に三重県最南端へとワープすることに。

三重県和歌山県の県境でもある、新宮駅からほど近い熊野川橋梁へと向かいます。

 

日没が近づくなか、熊野川橋梁にて本日の〆カット。


3008D「南紀8号」

熊野川橋梁は新宮駅側がトラス構造、鵜殿駅側はプレートガーター橋という複合構造になっており、その特徴が分かるように撮ってみました。

もう少しエロ光気味を所望したいところでしたが、致し方ありませんな。

 

といった感じで本日の撮影はこれにて終了。

熊野路氏のガイドと、なんば氏のドラテクの賜物のおかげで、本日だけで7か所ほど回ることができて、大満足な成果でありました (^o^)

 

激闘を終えたあとは、汗を流すためひとっ風呂。

新宮駅からほど近い場所にある、熊野路氏御用達の銭湯へ。

The銭湯という雰囲気の、なかなか好い湯でございました。

 

汗を流した後は、熊野路氏のホームである熊野市へと移動。

すっかり陽も落ちて、熊野の街を歩きます。

街の雰囲気がなかかな良かったので、思わず御仁方の後姿を盗撮しちゃいました(笑)。

 

またまた熊野路氏御用達の居酒屋にて、本日の打ち上げを敢行いたします。

 

酒の肴は熊野路氏オススメというチャーシュー。

 

さらに新鮮なカツオの刺身も。

いい酒にはいいツマミが欠かせませんからねぇ~。

充実した打ち上げでありました。

 

いい具合に酒も回ったので本日の宿へ。

・・・と言っても本日は熊野市内の道の駅で車中泊でございます。

というのも大型連休真っ盛りなうえ、熊野・新宮周辺はリゾートホテル以外の宿が乏しいこともあり、めぼしい宿はほぼ空きなしだったゆえ、今宵は車中泊をすることにしたのでした。

 

綺麗な満月が出ていたので、熊野灘を眺めながら〆の甘味補給。

 

これにて3日目の活動が終了。

次回から遠征4日目のお話に入ります。

相賀の銚子川橋梁でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑯

前の記事はこちら。

三野瀬の跨線橋を後にして、再び相賀集落へと戻ります。

 

前々回は集落の南側にある馬越峠へ登りましたが、今回は西側にある山を登ります。

西側の山には「相賀愛宕神社」があり、さらに上にある別の神社や高丸山へ登るための遊歩道が整備されています。

道自体はきちんと整備されていたものの、意外と傾斜がきつくて重装備では地味にしんどかったです・・・。

 

遊歩道を10分ほど登って、相賀愛宕神社付近の俯瞰ポイントに到着。

ほどよい標高から海バックに銚子川橋梁を渡る列車を撮影できますが、木々が成長しポジションがかなり限られるのが難点ですね。

ちなみにさらに上にある相賀浅間神社からは、相賀集落も入れ込んだ大俯瞰気味に撮影することも可能です。

 

てことで今回のメインを。

息を切らしながら登った元を取るため?、2丁切りで仕留めます。


3006D「南紀6号」

ちょっと霞気味ですが、海もまずまず良い色が出てくれて良かったです。

 

次の「南紀」まで1時間以上空くのと、時間はすでに13時半を回っていたので、下山してランチタイムへ。

近くに「SHUFU NO MISE(主婦の店)」なるローカルスーパーがあったので行ってみることに。

個人的にローカルスーパー、コンビニや飲食チェーン店巡りも遠征時の楽しみのひとつですので、こちらでお弁当を買うことにいたしました。

 

海鮮系が食べたかったので、焼き鯖弁当とかに風味サラダ、さらに三重県で有名らしい大内山牛乳のフルーツ牛乳をチョイス。

味はまずまず美味しかったです。

食後は銚子川橋梁へと戻りますが、今回は並行して架かる道路橋から撮影します。

まずは普電で練習。


330C

その続行で臨時「南紀」が通過。


8004D「南紀84号」

南紀」では貴重となった4連貫通編成をサイドからも記録しておきました。

 

これにて朝からうろついていた相賀界隈での撮影は終了。

このあとは熊野市方面へと南下いたします。

三野瀬の海バックでキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑮

前の記事はこちら。

馬越峠を下山して、早朝撮影した三野瀬方面へと戻ります。

 

本命の撮影地へ行く途中に、三野瀬~船津のラブホ横のポイントへ立ち寄ります。


8001D「南紀81号」

大型連休限定の臨時南紀で、編成が長いだけでなく臨時便が設定されていて撮影効率が良いのも、わざわざGWに遠征した理由であります。

さらにこの列車に使用されていた編成は、中間にキハ84-300番台を2両挟む貫通編成だったのも、なかなかポイントが高かったですね。

 

そのあとは今回の本命である、三野瀬駅近くの跨線橋へ。

ここは古くより紀勢本線の定番撮影地として知られているポイントです。

お手軽に来れることもあってか、今回は30名ほどが集結いたしました。

 

そんな跨線橋で今回の本命カットを。

 

サブカメも動員して縦アンでも2丁切りしておきます。


3003D「南紀3号」

太平洋も映える、文句なしの晴天でいただけました (^o^)

やはり海バックは晴れないと映えませんからねぇ~。

 

といった感じで三野瀬界隈での撮影は終了。

このあとは再び相賀へと戻ります。

馬越峠俯瞰でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑭

前の記事はこちら。

関西のブログ友氏に加え、地元熊野在住のFF氏も合流して3人パーティーになり、ここから本格的に紀勢本線での撮り鉄活動を始めます。

 

続いて向かうのは馬越峠俯瞰」と呼ばれるポイントでございます。

馬越峠世界遺産にも登録されている「熊野古道」のひとつで、石畳が続く峠道をハイキングできるのですが、その馬越峠には紀北町相賀集落と白石湖を俯瞰できるお立ち台があります。

そしてそのお立ち台こそが本遠征で一番行きいと思っていた場所でありました。

 

ただこのお立ち台は行くのが一苦労で、正攻法だと熊野古道の石畳を登山すること約1時間という、なかなかのハードワークでございます。

(一応)30代のワタクシは、観光がてら登ってもいいかなくらいに考えておりましたが、同行のなんば氏は体力的に厳しいとのことでギブアップするかも・・・と不安な面持ちなようでした。

 

しかし紀勢を知り尽くした熊野路氏は、あっさり「車で行けるよ」と我々をナビして下さり、無事にお立ち台へとたどり着くことができました。

ここはかの「青春18きっぷ」のポスター(2003年冬)にも選ばれたという、紀勢本線有数の絶景ポイントです。

少しガスがかかっているものの、奥の山々まで見渡せる好天に恵まれたのはラッキーでしたな。

 

しかし足で登るのと比べれば雲泥の差ですが、ここに至る林道もなかなかでして、サンデードライバーの私が運転するのはちょっと怖かったですね (^_^;)

蒲鉾上の深い轍や、かなりの段差も点在する悪路なので、車高の低い車やレンタカーでは登らないほうが良いと思います。

 

カメラをセットして、まずは普電で練習。


326C

2両編成だと少々物足りないですね。

 

続いて本命1本目の上り「南紀」。


3004D「南紀4号」

この構図だと5両でも豆粒ですが、やはり2両とは存在感が違いますね。

 

サブカメでアップ構図も同時撮影。

大きく弧を描いた高架橋が好いですね。

 

30分後に下り南紀が来るのですが、徐々に視程が回復してきたので、さらにPLフィルターも付けてコントラスト強めに撮影。


3001D「南紀1号」

この1枚だけを得られただけで、紀勢本線まで遠征した甲斐がありましたね。

同行いただいたお二方には感謝感謝であります。

 

といった感じで、本遠征のド本命カットを無事に撮影完了。

このあとは山を下りて三野瀬界隈へと戻ります。

古里海岸でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑬

前の記事はこちら。

いったん連載を中断していた昨年GWの北陸・紀州遠征、今回から後半の部となる紀州編が開幕します!

 

紀州編の目標は、当時引退間近のキハ85系南紀」を紀勢本線で撮影することです。

南紀」自体は何度か撮影済みなものの、そのほとんどは関西本線名古屋口でお手軽撮影、しかもどっちかというとDD51貨物のオマケで撮ったもので、南紀たる由縁の紀勢本線では未撮影でした。

 

紀勢本線といえば、青い太平洋と絡めて美しい風景カットを撮影できるスポットが点在する路線なので、キハ85系を抜きにしても一度行きたいと思っていた場所でした。

しかしながら、その風光明媚な撮影地の大半は紀伊半島の奥地にあり、そう易々とは行けぬ土地ゆえ踏ん切りがつかずいたところ、こちらの方からお誘いが。

毎度おなじみの関西在住のブログ友「なんばポヤシさん」でございます。

氏も紀勢本線へ遠征する機会を伺っていたらしく、じゃあゴールデンウィークにでも一緒に行きますか!と意気投合し、ジョイントいただくことに相成りました。

 

遠征前にワタクシ立案のカツカツ撮影スケジュールを押し付け・・・提出したのち無事承認されまして、夜明け前に京都河原町駅前に集合して出発。

草津JCTから新名神に入るころ、日の出を迎えました。

若干雲が見えるものの、本日もいいお天気に恵まれそうですね。

 

京都市から2時間半ほどのドライブを経て、紀勢本線沿線に到着。

最初にやってきたのは紀伊長島~三野瀬にある古座海岸を見渡せる展望台です。

志摩半島から熊野市にかけてのこの界隈は、リアス式海岸がもたらす入り江が点在しており、まずはそんな紀伊半島らしい地形的特徴を入れ込める場所を選びました。

手前の砂浜海岸はキャンプ場になっておりますが、5月初旬にも関わらずたくさんのキャンプ客がいるとは、さすが温暖な東紀州ですな。

 

てことで本遠征のファーストショット。


3002D「南紀2号」

ここ数年は基本編成が2両という寂しい姿になった「南紀」ですが、GWの最繁忙期ということで5両編成へと増結されておりました。

風景カット狙いのため広角構図がメインとなるゆえ、2両編成ではなかなか画になりにくいので、増結はありがたいですな。

 

といった感じで、初手は2号の1枚だけで終了。

このあとは尾鷲市へと移動しモーニングを摂ります。

やってきたのは「マック」でございます。

聡明なる本ブログの読者様におかれましては、間違っても「マクド」などという奇怪な呼び名を用いることは無いと信じておりますが、一応周知しておきますぜ若旦那。

 

という内輪ネタはさておき、ここにやってきたのは単に飯を食うためだけでなく、紀州を根城にTwitterでご活躍されている「サロン熊野路さん」と合流するため。

今回は紀州を隅々まで知り尽くした氏にナビゲートいただき、じっくりとキハ85系を追いかけ回すこととなります。

 

そんなわけで3人パーティになった紀州編は、次回からが本番です!