川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」に行ってきた

本日は毎年恒例のJR東日本JR貨物の大宮工場公開イベント「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」が行われました。
私も参加してきたので、今回はそのレポートをお届けします。

f:id:kawaturu:20180526194856j:plain

この大宮公開イベントでは、JR東日本JR貨物が鉄道部品販売を行うのが恒例となっており、私も例年であれば朝7時には現地入りしていました。
しかし部品鉄の方はご存知かと思いますが、今年はJR東日本のほうは品薄すぎて即売が中止になりオークションのみという、かなりな末期的状態・・・

そんなわけで「今年は行かなくていいや」と思い、前夜に思いっきり飲み会を満喫したのですが、9時に起きれたので「じゃあとりあえず行くか」という低い意識で臨んだため、開場到着は12時という部品鉄にあるまじき遅さで会場入りです(笑)。

 

入場早々、鉄道部品販売コーナーへ直行です。
まずはJR貨物の即売品を見物。

f:id:kawaturu:20180526195439j:plain

f:id:kawaturu:20180526195448j:plain

会場から2時間も経っているので目ぼしいものはすべて売り切れて、文字通りガラクタしか残っておらず。
まあ、元々買うつもりは無かったので別に構わないのですが。

機関車の運転台の椅子を抱えた人が何人もいたので、目玉はそれだったのかな?

 

つづいてJR貨物のオークション。

f:id:kawaturu:20180526201107j:plain

f:id:kawaturu:20180526201122j:plain

PF原色赤プレの1078号機と2077号機のプレートが出ましたが、相変らず大宮公開のオークションはしょぼいですねぇ・・・。
2036号機を静岡のグランシップに供出しないで、大宮で出して欲しかったのですが。

 

続いてJR東日本のオークションへ。

f:id:kawaturu:20180526202002j:plain

f:id:kawaturu:20180526202112j:plain

f:id:kawaturu:20180526202017j:plain

f:id:kawaturu:20180526202027j:plain

f:id:kawaturu:20180526202127j:plain

f:id:kawaturu:20180526202141j:plain

f:id:kawaturu:20180526202216j:plain

f:id:kawaturu:20180526202044j:plain

f:id:kawaturu:20180526202229j:plain

過去にどっかで見たことある品物ばかりですが、「在庫分最後」という文字が各所に躍るあたりに、現在のJR東日本の部品供給事情の厳しさが現れていますね。

個人的にはハエ28の編成札が欲しかったのですが、思いのほか高値で落とせず。
そのほか寝台車の幕とはいえ、破れや切り継ぎの品に10万円以上の値が付くという、売り手も買い手も異常な状況のオークションでありました・・・。

 

JR直販のブースを後にし、一般販売のブースへ。
まずは某部品店のブースから。

f:id:kawaturu:20180526203343j:plain

毎度ながら、大人も子供もカット幕に夢中でした。
新十津川入りキハ201系なる1本物の方向幕がありましたが、なかなかいいお値段だったのでスルー。

 

で、今回の公開で唯一の収穫だったのがこちら。

f:id:kawaturu:20180526204100j:plain

なんと、何年かぶりに「東サボ」が5000円均一で販売されていました。
ちなみにお知り合いさんから聞いた話では、朝イチは「急行伊豆」のサボも10000円で数枚出ていたらしいです。

 

「東サボ」は過去に散々漁りつくした品ですが、今回は1枚だけ購入。

f:id:kawaturu:20180526204932j:plain

伊東線の絡みのサボは「急行伊豆」しか持っていなかったので、鈍行のサボを購入しました。
即売会に出ていた頃は3000~3500円くらいだった記憶があるので若干値上がりしてますが、このご時世に販売してくれただけ良しとしましょう。

 

これにて部品購入は終了。
予想外の収穫があったので、来てよかったです。

 

続いては展示車両の撮影へ。

f:id:kawaturu:20180526205451j:plain

今回の展示はDD51 842号機、EF64 37号機、EF64 1023号機でした。

 

一番人気はこちら。

f:id:kawaturu:20180526205641j:plain

原色化されたEF64 1023号機です。
ただ、撮影場所が近すぎたのと広角レンズを忘れたので、全部入りませんでした。

 

あとは工場内をプラプラ回ります。
まずはJR東日本エリアから。

千葉の209系。

f:id:kawaturu:20180526210143j:plain

 

新潟の115系

f:id:kawaturu:20180526210212j:plain

115系には塗装変更の話もあるそうですが、こいつがその対象なのでしょうか。

 

三鷹E231系

f:id:kawaturu:20180526210323j:plain

このままの姿で出場するのか、別の姿になって出場するのか気になります。

 

お客様もいました。

f:id:kawaturu:20180526210451j:plain

昨年ごろから小田急4000形JR東日本大宮工場に入場するという珍しい光景が展開されています。

常磐緩行線へCBTC導入は断念されたということですが、その改造でもなければなんのために大宮に来ているんでしょうかね?
埼京線のようにATACSでも入れる気なんでしょうか。

 

続いて貨物エリアへ。

PF&キンタ祭りが開催されていました。

f:id:kawaturu:20180526211639j:plain

プレートは無いですが、2070号機です。

 

f:id:kawaturu:20180526211947j:plain

2074号機は「あけぼの」HMのオマケつき。

この2機は近いうちに出てきそうですね。

 

f:id:kawaturu:20180526212045j:plain

こちらは補修真っ最中の2101号機です。
まだ更新色を纏っていますが、こちらも国鉄色化されるのでしょうか?

青プレ国鉄色となれば、2016年春に運用離脱した2119号機・2121号機コンビ以来2年ぶりの出現となりますが、前述2機はスノープロウを付けていませんでした。
スノープロウ付きとなると、いつ以来なんでしょうかね。

 

f:id:kawaturu:20180526213241j:plain

キンタ12号機は補修を終えて、ピカピカになっていました。
残念ながらJRFマークは剥がされております・・・。

 

f:id:kawaturu:20180526213200j:plain

14号機は部品が外されただけで、補修はこれからのようです。

 

f:id:kawaturu:20180526213316j:plain

f:id:kawaturu:20180526213325j:plain

JRFマークはすでに剥がされており、跡だけがくっきり残っていました。

 

貨物エリアではこんな物も販売されていました。

f:id:kawaturu:20180526213530j:plain

f:id:kawaturu:20180526213543j:plain

このEF65 2067号機とEF64 1022号機がクリームプレートを付けて大宮工場に留置されていた写真は、一時期ネットに上がって話題になったものですね。
グッズ用の写真撮影にここまでやるとは、なかなか手が込んでます。

まあ、私は買いませんでしたけど(笑)。

 

続いては、前々から行きたかった工場内の資料館へ。

f:id:kawaturu:20180526214252j:plain

f:id:kawaturu:20180526214305j:plain

f:id:kawaturu:20180526214319j:plain

f:id:kawaturu:20180526214133j:plain

f:id:kawaturu:20180526214157j:plain

f:id:kawaturu:20180526214147j:plain

部品鉄垂涎の品々がこれでもかと収蔵・展示されております。
いつもはデカい部品を持ち歩いているので入場は遠慮していましたが、今回は身軽だったので心置きなく見物させてもらいました(笑)。

 

模型のコーナーもありました。

f:id:kawaturu:20180526214724j:plain

f:id:kawaturu:20180526214732j:plain

なぜかこのキハ183系の模型が一番デカくて目立つところにおいてありました。

 

「一本列島」のポスターも飾ってありました。

f:id:kawaturu:20180526214923j:plain

民営化してから30年経ちましたが、このポスターに写っている車両のうち、どれだけが今も現役なのでしょうか。
8割くらいは引退してしまったのかな?

 

これにて会場の見学は終了し撤収しました。
とりあえずサボが1枚買えたので、無駄足にならずに済んだのが幸いだったかな?

まあ、来年は来ないかもしれませんがね・・・。

 

 

おまけ

せっかく大宮に来たので、こちらにも寄り道してみました。

f:id:kawaturu:20180526215331j:plain

大宮駅から徒歩3分ほどの場所にある「トミックスワールドテックステーション大宮」というお店です。
名前の通り鉄道模型ブランド「TOMIX」でお馴染みのトミーテックの直販店です。

大宮工場公開には何度も来ていますが、ここを訪れたのは初めて。


さっそく入店します。

f:id:kawaturu:20180526215650j:plain

店舗入り口にはラッチがありますが、もちろん入場無料です(笑)。

 

直営店らしく新製品紹介やデモ用レイアウトも充実しており、楽しい空間でした。

f:id:kawaturu:20180526220123j:plain

f:id:kawaturu:20180526220137j:plain

f:id:kawaturu:20180526220153j:plain

 

もちろん物販も充実。

f:id:kawaturu:20180526220255j:plain

このお店限定らしいコキとコンテナがありました。

 

期間限定とはいえ、直営店らしかならぬ特売コーナーも。

f:id:kawaturu:20180526220505j:plain

f:id:kawaturu:20180526220534j:plain

なんと48A-38000形コンテナが500円だったので思わず購入(笑)。
寄り道した甲斐がありました。

 

このあとまっすぐ帰宅と思いきやまたまた寄り道したのですが、それは別の記事で。

以上、「鉄道のまち大宮 鉄道ふれあいフェア」+おまけのレポートでした。

 

鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

新千歳空港駅のリニューアルに思うこと

昨日、ふとJR北海道のホームページを見たところ新千歳空港リニューアル工事のお知らせ」なるページを見つけました。

http://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/news/pdf/20180426_KO_shinnchitosekuukoukouji.pdf

 

それでいろいろ調べると、4月からコンコースのリニューアルを行っているそうな。
リニューアルのプレスリリースは以下リンクです。

http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180314-6.pdf

 

リニューアルするのは結構なのですが、そのプレスリリースで気になったのは

「これまでのデンマークデザインを一新」

という文言です。

 

 

新千歳空港駅のデザインはJR北海道デンマーク国鉄との共同制作となったことから、このように呼ばれております。

そのデンマークデザインというのがこちら。

f:id:kawaturu:20180522235419j:plain

f:id:kawaturu:20180522235656j:plain

f:id:kawaturu:20180522235822j:plain

f:id:kawaturu:20180522235607j:plain

f:id:kawaturu:20180522235450j:plain

f:id:kawaturu:20180522235515j:plain

深い青色をベースとしながら単調にならぬよう赤いアクセントを挟みつつ、天井に埋め込まれた照明がまるで「冬の夜空に浮かぶ星々」を連想させる、とても秀逸なデザインだと思います。

ちなみにこちらのデザインは、世界的な鉄道コンペであるブルネル賞を受賞しているほど高い評価を得ております。

 

で、こちらのデンマークデザインのコンコースが、この度のリニューアルで下の様なデザイン一新されるというわけです。

f:id:kawaturu:20180523001222p:plain

f:id:kawaturu:20180523001338p:plain

プレスリリースより抜粋

今はやりのデジタルサイネージをこれでもかと配置し、観光王国北海道の玄関口として北海道の魅力を存分にアピールしようという意欲が垣間見れます。
日本中の鉄道駅を見渡しても、これほどの規模のデジタルサイネージを備えた駅はそうそう無いのではないでしょうか。

 

ただ、このパースを見たとき「どこにでもある平凡な駅になっちゃうな~」と、私は落胆してしまいました。

「そうそう無い」とは言いましたがそれは単に規模の問題であって、現在の「唯一無二の存在」とは程遠いもの。
JR東日本大手私鉄、大手デベロッパーが本気を出したら、これ以上のものは簡単に作るでしょう。

 

 

現在のデザインが時代の最先端かと言われれば、そうは思いません。

しかし時代遅れかと言われれば、そうも思いません。

 

このデンマークデザインは、私たち日本人が外国の平凡な街並みを見ても新鮮に感じるような「非日常感」を、利用客に与えてくれるような気がします。

この「北欧的な非日常感」は北海道ととても相性が良く、非日常的な体験をしようと北海道にやってきた観光客を迎える玄関口のデザインとしてとても親和性が取れており、まさに「あるべくしてあるデザイン」であったと思います。

 

この駅舎が出来たときとは、JR北海道も、社会の情勢も、新千歳空港の利用客層も全く異なることも重々承知しております。

いくらデザインが秀逸でも、デジタルサイネージのように広告費が発生するわけでもないし、それだったら広告で埋めたほうが多少の収益も見込めるでしょう。

 

そして時代が変化していく以上は何事も、特に空港駅という公共性の高い場所は、より時代の変化に対応し進歩していかなければならないと思います。

 

 

 

 

 

けれど、それを勘定しても「変えてほしくなかった」と私は思うのです。

 

以上、ひとりの鉄道オタクの戯言でした。

 

 

 

リニューアル工事完了後の様子はこちら。

 

鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

「京急ファミリー鉄道フェスタ2018」に行ってきた

快晴となりました本日の神奈川界隈。

そんなイベント日和の本日は、毎年恒例の京浜急行 久里浜工場の公開イベント京急ファミリー鉄道フェスタ2018」が開催されたので、私も参加してきました。

今回はそのレポートをお届けします。

f:id:kawaturu:20180520154742j:plain

 

まず最初に向かったのは、大本命の車両部品販売のコーナーです。

f:id:kawaturu:20180520154802j:plain

車両部品販売は事前応募・抽選制となっており、イベント開催の1ヶ月ほど前に事務局へハガキを送付し、当日の整理番号が書かれた当選通知を受け取る仕組みです。

これが私にとってはなかなかの「鬼門」でして、過去を振り返っても200番程度が最高順位と良番を引いたことがありませんでした。
ところが今回はどうしたことか?約50番目という、私にしては上出来な良番を引いたので、意気揚々と会場にやってきました。

 

でもって、購入したのがこちら。

f:id:kawaturu:20180520154936j:plain

f:id:kawaturu:20180520155014j:plain

2000形の側面方向幕です。
この機械付側面方向幕をなかなか購入することが出来ずにいたのですが、ようやく念願が叶いました。

 

「2057山」の記載があるので、2051Fの中間電動車であるデハ2057の山側に装備されていたもののようです。

f:id:kawaturu:20180520153905j:plain

写真の奥から2両目のこちら側にある方向幕ということになりますね。
そのうち機を見て電動化したいと思います。

 

方向幕以外にプレート類も購入。

f:id:kawaturu:20180520172224j:plain

こちらの楕円銘鈑も「たぶん2000形」とのこと。
製造年と廃車時期から推測してみると、東急車両のほうが2061Fで川崎重工のほうが2451Fっぽいですが、車番の記載もないので正確には分かりません。

 

800形の車内形式板も購入。

f:id:kawaturu:20180520172237j:plain

ちなみにこれ、1枚1万円もしました・・・。
Nゲージだったら4両基本セットくらい買えます(笑)。

京急の部品販売は、方向幕は良心的ですがプレート類は高い印象がありますね。
まあトータルで見れば釣り合いが取れて、他社と変わらないのかもしれませんが。

 

以上で部品購入は終了。
昨年の部品収集は他社含め散々だったので、久々に良い買い物ができた気がします。

 

 

お目当ての側面方向幕が買えたので開場30分にして帰宅してもいいくらいですが、ブログ的にはこれで終わるわけにはいかないので、部品販売以外も一応回ります。

まずは部品販売以外の物販エリア。

f:id:kawaturu:20180520162638j:plain

目ぼしいものは開場と同時に売れてしまったので、かろうじて残った品々から気になった物だけご紹介。

 

まずは京急鉄道関連中古品販売ブース。

f:id:kawaturu:20180520163001j:plain

紛らわしいですが、こちらは前述した鉄道部品販売ブースとは全く異なるブースで、整理券などは不要です。
鉄道部品販売ブースは廃車発生品を扱い、こちらは駅や乗務員用の備品を扱うといった区別となっております。

 

f:id:kawaturu:20180520163412j:plain

f:id:kawaturu:20180520163422j:plain

f:id:kawaturu:20180520163446j:plain

腕時計・懐中時計・ドア上路線図のほか、記念乗車券の余り品が売られていました。

 

続いて京王電鉄ブース。

f:id:kawaturu:20180520163717j:plain

7000系の方向幕と8000系の車番プレートがありました。

ちなみに8179の車番プレートですが、お値段なんとよんまんえん・・・
京王の部品オタクは大変ですなぁ・・・。

 

続いて相鉄ブース。

f:id:kawaturu:20180520164552j:plain

いつも通りな品揃えと思いきや、今回はマスコンもありました。

 

去年までなら完全にスルーしていたであろう、こちらのブースも拝見。

f:id:kawaturu:20180520165314j:plain

鉄道模型メーカーであるKATOの子会社ホビーセンターカトーのブースがありました。
過去訪れた記憶は全くありませんが、去年も居たのかな?

 

このブースでは、京急創立120周年記念列車である2100形「けいきゅん号」仕様の特製品が販売されていたらしいです。

f:id:kawaturu:20180520165728j:plain

 

・・・が、私がブースを訪れたときにはすでに売り切れでした。

f:id:kawaturu:20180520165608j:plain

何個用意されていたかは不明ですが、ここを訪れたのは開場から1時間ほど経った11時過ぎだったので、開場とほぼ同時に売り切れてしまったようです。
まあ、在庫があっても私は買ってなかったと思いますが。

 

鉄道模型コンテスト2017」というイベント会場限定で販売していたらしい「ゆうマニ」の在庫処分もやってました。

f:id:kawaturu:20180520171149j:plain

以上で物販ブース巡りは終了です。

 

続いて車両展示に移動します。
まずは恒例の3色並びから。

f:id:kawaturu:20180520181317j:plain

左から2100形2101F、600形606Fブルスカ、新1000形1057Fイエローハッピートレイン

右側2編成は先日までリラックマトレイン」として活躍していましたが、残念ながらキャンペーン終了に伴い通常の姿に戻っちゃいました。

 

続いては120周年記念列車の並びです。

f:id:kawaturu:20180520182133j:plain

左から1500形1521F「京急120年の歩み号」、新1000形1201F「「京急沿線の風景」ギャラリー号」、800形821F

 

今回の車両展示で一番撮りたかったのが京急120年の歩み号」です。
これの展示が無かったら、部品を買ったあと帰っていました(笑)。

f:id:kawaturu:20180520182923j:plain

この列車の存在自体は勿論知っていましたが、実施期間が短いリラックマトレインの撮影を優先したため、走行写真はいまだに撮影できておりません。
一応来年2月まで運行されるそうですが、梅雨入り前に1回撮影しておきたいと思っております。

 

そして、先日現役を終えたこちらの車両も展示されておりました。

f:id:kawaturu:20180520183415j:plain

引退時のステッカー式ヘッドマークが残っていたと思ったら、ブルーリボン賞受賞記念のヘッドマークが装着されていました。

というか、引退記念のヘッドマークはこれがベースだったんですね。
↓引退記念ヘッドマーク

f:id:kawaturu:20180520191206j:plain

2011Fは保存計画があるようですが、今後の処遇も気になるところです。

 

現役を終えた車両と言えば、昨年は旧1000形が復元されたことが話題になりました。

f:id:kawaturu:20180520184435j:plain

 

それが今年は

f:id:kawaturu:20180520184613j:plain

なんか大変なことになってます。

こちらは50年前、京急本線と都営浅草線が直通運転を開始したときに運行された「花電車」を再現したもので、当時の写真をもとに花の数・色・取り付け位置までこだわったという力作だそうな。
「花電車」は押上まで走ったので、方向幕もちゃんと押上の表示になっております。

 

 

といった感じで車両展示も一巡したので、これにて撤収。

f:id:kawaturu:20180520185726j:plain

シャトルバスで京急久里浜駅へ戻って、そのまま自宅に戻りました。

 

以上、「京急ファミリー鉄道フェスタ2018」の参加レポートでした。

 

2019年のレポートはこちら。

 

鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

E353系「スーパーあずさ」に初乗車した

先週のことになりますが、仕事で松本まで出張する機会がありました。

 

昨年秋にも松本出張があり、そのときは置き換え間近となったE351系とE257系に乗車したので、その様子を下にようにレポートをお届けしました。

古参の車両たちには飽きるほど乗車しているので、今回はデビューから5ヶ月を迎えてブームも落ち着いたであろうE353系に初乗車することにしました。

 

というわけで、中央特急の始発である新宿駅へ。

f:id:kawaturu:20180519182944j:plain

今回乗車したのは新宿12:00発の「スーパーあずさ15号」です。

 

まずはお顔を拝見しますが、実車を間近で見たのはこれが初めて。

f:id:kawaturu:20180519183113j:plain

ポスターで見たときは「かっこいいなぁ」と思ったのですが、間近で見るとちとイメージと違うなぁ・・・。

個人的にはあまり好きな顔じゃないです。

 

E353系のロゴ。

f:id:kawaturu:20180519183127j:plain

f:id:kawaturu:20180519183804j:plain

f:id:kawaturu:20180519183811j:plain

窓枠の黒帯もロゴに合わせるかのように丸みを帯びています。

 

方向幕はフルカラーLED式です。

f:id:kawaturu:20180519184611j:plain

千切れておりますが・・・表示内容はE657系と同じです。

 

外観撮影もそこそこに車内へ入ります。

デッキと客室内の扉は全面ガラス製です。

f:id:kawaturu:20180519184828j:plain

車端部にかかる扉は中心だけガラス製。

f:id:kawaturu:20180519185504j:plain

この辺りの意匠もE657系と同じですかね。

 

f:id:kawaturu:20180519192211j:plain

外扉もE657系と似ていますがガラスの天地方向は拡大されており、より外光を取り込めるようになりました。

 

続いて普通客室内へ。

f:id:kawaturu:20180519185831j:plain

f:id:kawaturu:20180519185841j:plain

モケットは青を基調とした配色で、なんともさわやかな印象です。

 

座席はE7/W7系ベースの稼働枕付きシートです。

f:id:kawaturu:20180519190007j:plain

f:id:kawaturu:20180519191400j:plain

枕カバーにもE353のロゴがあしらわれてありました。
いつのまにやら、普通の白いカバーになってそうですが・・・。

シートピッチはE351系より10mm狭くなりましたが、シート自体が薄くなったのと台座形状が変わって前座席下に足を延ばせるようになったので、狭くなったのは気にならなかったです。

 

普通車でも最早「付いて当たり前の設備」となったコンセントも全席分あります。

f:id:kawaturu:20180519190444j:plain

f:id:kawaturu:20180519190433j:plain

在来線特急の先鞭であるE259系E657系では肘掛先端に付いていましたが、E353系のシートはE7系ベースのためか前座席の背面下部に設けられました。
ただ、新幹線は窓側座席の分はなぜか壁の下についていましたが、E353系では窓側座席の分も前の座席下に纏められています。

肘掛に合ったほうが向い合せにしたときも使用できて便利に思うのですが、コスト的な問題でもあるんでしょうかね。

 

仕切り扉の上の案内表示もフルカラーLED式です。

f:id:kawaturu:20180519192347j:plain

こちらもE657系や新幹線と同じです。

 

荷棚の下には空調の吹き出し口に加え、どっかで見たことあるものが。

f:id:kawaturu:20180519192506j:plain

f:id:kawaturu:20180519192516j:plain

今は未使用状態で消灯していますが、近郊型普通グリーン車E657系でおなじみの「座席の使用状態を示すランプ」が装備されていました。
これは中央特急のE353系統一後は、中央特急でもチケットレスサービスが導入されるということを示しているんでしょうか。

常磐特急のようにチケットレス化=自由席廃止」となったら、短距離の自由席利用者にはかなり痛いことになりそうですねぇ。

 

一部の車両には荷物置き場が付いています。

f:id:kawaturu:20180519194359j:plain

デッキ部ではなく客室内にあると、なんとなく安心して置ける気がしてよいです。

 

今回はグリーン車の隣の10号車に指定されたので、グリーン車もデッキ部だけご紹介。

f:id:kawaturu:20180519195528j:plain

f:id:kawaturu:20180519195549j:plain

f:id:kawaturu:20180519195750j:plain

基本構造はE657系をそのまま持ってきて、内装はE7系っぽくしたような印象でした。

 

そんなこんなで終点の松本まで乗り通しました。

f:id:kawaturu:20180519195918j:plain

f:id:kawaturu:20180519195952j:plain

乗車目標もすでに「世代交代」が済んでいました。

 

乗車した感想はE657系が中央特急にもやってきたでした。
E657系E7系かは知りませんが「どっかで見たことがある」ものばかりだったので、ソフト面では目新しさを感じることはほとんど無かったです。

ただ言うまでもなく設備や乗り心地などハード面は、E351系やE257系とは比べ物にならんくらい快適になりました。
中央特急は高速バスとの競争が激しい路線ですので、普通車に関しては妙な手抜きもなく無難にまとめられてよかったと思います。

私自身はE351系やE257系に思い入れはそれほど無いので、置き換わってくれて大歓迎でございますね。

 

ちなみに帰りもE353系の「スーパーあずさ」に乗車しました。

f:id:kawaturu:20180519201804j:plain

こちらは岡谷付近から立川まで意識不明だったので、レポートはありません(笑)。

 

以上、E353系初乗車のレポートでした。

 

鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

TOMIX キハ183系「オホーツク」を整備してみた

前回レビューしたTOMIX「オホーツクAセット」ですが、Bセットとともにさっそく整備に着手することにしました。

f:id:kawaturu:20180515004011j:plain

といっても、先日の「サロベツ」とやることに大差はないです(笑)。

 

まずは白色LEDのライトの色差しから行います。

f:id:kawaturu:20180514220147j:plain

 

スラントノーズ車は「サロベツ」セットと同じ手順で分解します。

f:id:kawaturu:20180514220932j:plain

色を差す場所も同じです。

 

Bセットの「ボウズ」ことキハ183-100は初めて触るので、構造を確認しながら慎重に作業します。

f:id:kawaturu:20180514221158j:plain

ライトユニットは床下を取り外し、赤丸の爪を押しながら引き抜くと外れます。
取り外す前にヘッドマークを取り外したほうが作業しやすいです。

 

f:id:kawaturu:20180514221419j:plain

テールライト用導光体の赤丸部分がライユニットの抑え爪も兼ねているので、ここを持ち上げながらライトユニットを割ります。

 

f:id:kawaturu:20180514221733j:plain

導光体の赤線より上側の部分に光源からの光が当たるので、ここに色差しを行います。
ここを全部塗っておけば、取り外したボディ内にある頭上ライト用の導光体には色差し不要です。

 

塗料はいつものタミヤ「X-26 クリヤーオレンジ」を「X-20 エナメル溶剤」で少し薄めたものを塗ります。

f:id:kawaturu:20180514222209j:plain

今回は乾燥方法もちょっと工夫して、物干し竿用の洗濯ばさみで着色した導光体を挟んで乾燥させました。
こうすることで、塗った塗料がほかの場所に移ってしまい色ムラを起こすようなことが防げるかなと思い試してみたのですが、結構いい感じでした。

私の回りにはNゲージに限らず模型趣味を持つ人が皆無なため、悩みがあっても気軽に相談できる相手がいないので、自ら手探りで効果を試すほか無いのがツラいですね。

 

続いて付属品の取り付けに入ります。

Aセット

f:id:kawaturu:20180514223145j:plain

Bセット

f:id:kawaturu:20180514223216j:plain

共通の部品も多いですが、各セット固有の部品もあります。

特に目をひくのがBセット付属の台車枠で、これはキハ183-100を中間車化するときに使用する交換用台車です(デフォルトはダミーカプラーなので連結機能は無い)。
見てのとおり「台車枠」なので、車輪は交換元の台車から移植する必要があります。

 

まずは各先頭車から攻めることにします。

屋根のアンテナパーツ類は穴あけ加工が必要です。

f:id:kawaturu:20180514224429j:plain

スラントノーズでも、車両により微妙に加工方法が異なりますのでご注意を。
ピンバイスは0.5mmと0.8mmの2種類必要です。

 

特急シンボルマークも付けて取り付け完了。

f:id:kawaturu:20180514225020j:plain

 

ちなみに一番奥の「ボウズ」の末期は特急シンボルマークが撤去されていました

f:id:kawaturu:20180514225110j:plain

googleで画像検索したところ、2007年10月撮影の写真ではシンボルマークが付いていましたが2008年11月の写真では撤去されていました
2008年改正以前の姿である本セットの内容で組めば問題ないですが、キハ183-1500が入るようになった2010年代ころには撤去されていますので、年代設定に細かいところまでこだわる方はご注意を。

まあ、私は知っていても割り切って混結しちゃいますが(笑)。

 

続いては中間車へ移ります。

キロハ182とキロ182は、妻面に穴あけ加工が必要です。

f:id:kawaturu:20180514230724j:plain

f:id:kawaturu:20180514230807j:plain

通路扉の上についているものは電話アンテナです。
規定の0.5mmだと穴がユルユルで接着剤を使用したので、0.4mmをお持ちの方はそちらのほうが良いかもしれません。

 

スハネフ14も無線アンテナを付けるための加工が必要です。

f:id:kawaturu:20180514231238j:plain

こちらは0.5mmではかなりきつく、強引にねじ込みました・・・。
ピンバイス刃ももう少し穴径を増やしたほうが良さそうですねぇ。

 

続いては幌枠を取り付け。
キハ183-100とスハネフ14には、顔に幌枠を付けることができます。

f:id:kawaturu:20180514231507j:plain

スハネフは通常であれば中間車となるので取り付けたほうが自然です。
「ボウズ」も基本的には付いているようなので取り付けましたが、画像検索では縁が黒くない写真がたくさん出てきたので、スミ入れは保留にしておきます。

 

続いては車体ナンバーの貼り付け。

f:id:kawaturu:20180514232355j:plain

基本的には付属した番号を素直に貼って良さそうですが、スハネフ14の507番だけは実車と模型で寝台シンボルマークの色が異なるため避けたほうが良いです。

キハ183系0番台は細かい改造が多いので、私も貼る前にネットで実車の形態を確認してから貼りました。
心配な方は希望の番号を調べてから貼ることをお勧めします。

 

最後はカプラー交換。

f:id:kawaturu:20180514232907j:plain

「サロベツ」セットと同じく、台車マウント式TNカプラーに交換です。

 

という感じでA・Bセットとも整備完了。

f:id:kawaturu:20180514233035j:plain

付属品を取り付けるだけなのですが、普段はこんな細かい作業はしないので10両もあると疲れました・・・。

 

最後はライトユニットを組み直して色差しの確認。

f:id:kawaturu:20180514233611j:plain

「ボウズ」の下部ライトは光量が少ないようで、オレンジが濃すぎて見えてしまうので少し塗料を落とす修正が必要そうです。
スラントノーズのほうは写真だとイマイチですが、肉眼だと問題無しでした。

 

とりあえず、今回の「オホーツク」セットの整備はこれにて終了です。
旅客列車に関しては整備待ち車両は無くなったので、工作もとりあえず一区切りが付きました。

実家から引き揚げてきた車両たちも含めると走行可能となった車両も結構揃ってきたので、そろそろ「レンタルレイアウトデビュー」でもしようかなと画策しております。
とりあえずは初心に帰って?「北海道祭り」でも開催しましょうかね。

 

で、肝心の旅客列車以外(=貨物列車)はというと旅客列車の比じゃないくらいの量のコキとタキが、未整備のままほったらかしとなっております・・・
「コンテナが揃うまでは後回しでいいや」と思っていたら、コンテナが揃ってきた今頃になって後回しのツケが回ってきて、何から手を付けていいのやらという状況に。

ただ貨物列車は旅客列車と違い、機関車も貨車もKATOとTOMIXを混合して運用する必要があるので、どうやって運用するべきか決め兼ねているということもありますが。
これからは「貨物列車の整備と運用体系の構築」を重点に置いて、模型をいじっていきたいかなと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで最後までお読みいただいた方に、それほどではない耳寄り情報をお届け。

今回整備した「オホーツクAセット」と、以前ご紹介した「サロベツAセット」を組み合わせると、ちょっと懐かしい列車が再現できます。

f:id:kawaturu:20180515002235j:plain

f:id:kawaturu:20180515002300j:plain

サロベツAセットのキハ182とキハ183-1504の間に、オホーツクAセットに入っているスハネフ14を組み込むことで、「道内夜行」のひとつであった「利尻」キハ183系時代が再現可能です。サロベツAセットの代わりに大雪Bセットでも行けるようです。
ただ、サロベツセットには「利尻」のヘッドマークは入っていないので、サードパーティー製のシール等を入手する必要があります。

こういった具合に、本来関係ないセット同士を組み合わせることで違う列車を再現できるのがキハ183系の面白いところですね。

 

今回整備したオホーツクA・Bセットのレビュー記事はこちら。

 

鉄道コム

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 Nゲージへ
にほんブログ村