川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

碧い海とリゾートしらかみ 2019北東北撮り鉄遠征⑨

前の記事はこちら。

 

岩木山に別れを告げ、国道101号線を通って日本海沿岸に移動します。

五能線と言えば、日本海沿いの絶景を行く撮影地が数多く存在しますが、今回はその中でも最も有名な撮影地の一つである、深浦~広戸の行合崎付近の岩場で「リゾートしらかみ」を狙うことにしました。

 

てことで、さっそく今回のメイン。

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8522D「リゾートしらかみ 2号」くまげら編成

強い風に流される雲によって、晴れと曇りが目まぐるしく入れ替わる難しい条件でしたが、通過30秒前くらいに雲が抜け奇跡的に晴れてくれました (^o^)

 

ここは碧い海に突き出た岩場の真横を列車が通過する風光明媚な場所で、JR東日本が発行する五能線のポスターやパンフレットにも採用されるなど、五能線のキービジュアルとも言える絶景が広がっています。

そんな風景を一発でモノにできて、とても幸運でした。

 

このあと「リゾートしらかみ」は、隣の深浦駅で上下列車が交換するので、青森行きの列車もここで狙うことに。

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8521D「リゾートしらかみ 1号」橅編成

残念ながら1号は雲に沈みました・・・。

まあこちらは後追いのため、もともと本命じゃなかっただけマシでしたが。

 

といった感じで、ここでの撮影は終了です。

本命の2号を晴れカットで仕留められたので、大満足な結果になりました。

 

 

次の列車まで1時間半ほど空くので、ここでランチタイムへ。

深浦町の中心部に行ってみると「海の駅 ふかうら」という施設があったので、こちらのレストランでご飯を食べることに。

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マグロの3色丼(だったかな?)を発注。

まあまあ美味しかったです。

 

次の記事はこちら。

岩木山と五能線 2019北東北撮り鉄遠征⑧

前の記事はこちら。

 

五能線唯一の定期快速 3524Dを撮影後は、本格的に五能線内での撮影を開始。

五能線の撮影地と言えば、深浦町鰺ヶ沢町周辺の日本海沿いが有名ですが、弘前市側では「津軽富士」こと岩木山を絡めた美しい写真を撮ることができます。

 

というわけで、岩木山をバックに撮影できる場所として有名な、鶴泊駅付近の田園地帯にやってきました。

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山頂付近に若干の傘を被っていましたが、山の輪郭はばっちり見えました。

手前の田んぼもちょうど黄金色に色づき、いいタイミングでの訪問だったようです。

 

まずはキハ40の普通列車を一枚。

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825D

五能線は基本的に2両での運転ですが、朝の数本は3~4両で走るらしく、この825Dもそんな1本だったようです。

2両じゃ寂しいので、3両で来てくれてラッキーでした (^o^)

 

この場所、構図的には私好みだったのですが、ちょっと足元の雑草が鬱陶しいのが気になりました。

てなわけで付近をウロウロしたら、雑草が無い場所があったのでそちらに陣取り、五能線の代表的な列車である「リゾートしらかみ」を狙います。

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8522D「リゾートしらかみ 2号」くまげら編成

あおり気味で構えたら車両がデカくなりすぎてしまい、肝心の岩木山が隠れちゃって大失敗しました (^_^;)

まだまだ鍛錬が足りませんねぇ・・・。

 

これにて弘前周辺での撮影を終了。

リゾートしらかみ」はやらかしましたが、本命の五能線色キハ40はそれなりに撮れたので来てよかったです。

 

このあとは、この日のメインである日本海沿岸の絶景を撮影すべく、車を走らせます。

五能線唯一の定期快速 3524Dを撮る 2019北東北撮り鉄遠征⑦

前の記事はこちら。

 

2日目は青森県弘前市からスタートです。

今日の舞台となるのは、青森県秋田県に跨る五能線でございます。

五能線は、白神山地岩木山千畳敷など多くの観光スポットを抱える、北東北随一の観光路線として有名です。 

そして五能線を走る列車と言えば、全国的な知名度を誇る「リゾートしらかみ」が代表格でありますが、実はJR東日本でも数を減らしつつあるキハ40の普通列車が走る路線としても知られています。

今回の遠征の主目的は貨物列車の撮影でしたが、日曜日は貨物列車が軒並み運休してしまうのを逆手に取り、2日目は風光明媚な五能線で「リゾートしらかみ」と絶滅間近のキハ40の撮影を満喫することにしました。

 

 

そんな2日目最初のターゲットは、五能線唯一の定期快速列車である3524Dです。

かつて五能線には「快速 深浦」という、五能線青森駅を結ぶ快速列車がありましたが、2014年に廃止されてしまいました。

一応「リゾートしらかみ」も快速扱いですが、土休日のみ運転+特別車両という完全な観光客向け列車なので平日も走る日常の地域輸送用の定期快速列車は3524Dの1本しか存在しません。

それ故に、現在五能線色のキハ40が種別幕に「快速」を掲げる唯一の列車でもあるので、貴重な快速幕を撮るべく3524Dを狙うことにしました。

 

この3524Dは、奥羽本線弘前駅を早朝に出発し、川部駅から五能線に入って東能代駅まで五能線を全線踏破する列車です。

まずは奥羽本線撫牛子駅南側に隣接する踏切で、弘前駅を出発したところを撮影。

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3524D

陽が回りきりませんでしたが、かえって陰影が付き無骨さが強調されたので、結果的に良かったですね。

 

この3524Dは川部駅奥羽本線から五能線へ入りますが、線形上スイッチバックを行う必要があるため、8分ほど停車時間があります。

この停車時間を利用し、五能線区間へ先回りすることが可能なので、川部~藤崎にある国道7号線陸橋でもう一発撮影。

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3524D

こちらはモロ逆光なうえ、金網越しという厳しい条件下だったので、なんとか撮影できたという感じですかね。

3524Dの五能線区間に関しては、弘前側は光線がイマイチなので、非電化区間で綺麗な光線で撮りたければ、深浦くらいまで行ったほうがオススメです。

 

これにて、五能線唯一の定期快速列車3524Dの撮影を終了。

とりあえず、お目当ての快速幕を掲げた姿を撮れたので良かったです。

 

次回からは、本格的に五能線撮り鉄を満喫します。

夕暮れの蕪嶋神社と八戸線 2019北東北撮り鉄遠征⑥

前の記事はこちら。


鮫角灯台を後にし、初日最後の撮影に移ります。

やってきたのは、鮫角灯台からほど近い八戸市水産科学館マリエントという施設です。

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八戸市水産業に関する資料などを展示している施設だそうな。

 

ここの5階には無料開放されている展望台があり、すぐ近くにあるウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定されている蕪島(かぶらじま)と八戸線を一望することが出来ます。

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最初から夕陽コラボを狙いで訪れたものの、予想以上に太陽が低く夕陽がモロに直撃してきたので、ゴーストが出まくっちゃいました・・・。

かといって、太陽を避けて蕪島だけを入れることは不可能なため、ゴースト覚悟で撮影を強行します。

 

でもって本番。

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447D

奇跡的に通過時だけ薄雲がかかってくれて、ちょうどいい光量になってくれました。

いつもは雲に嫌われる私ですが、今回は味方してくれたようです (^o^)

 

これにて八戸市での撮影はすべて終了。

八戸臨海鉄道のチビロク、JR八戸線とも初訪問にしてはいい撮れ高だったので、大満足でございました。

今回の八戸市での撮影地を下のマップに纏めたので、参考にどうぞ。

   

このあとは車を走らせて、宿泊地である弘前市へ移動。

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今宵の宿はお馴染み「ドーミーイン弘前」です。

同じ県内だと侮っていたら、八戸市から2時間半くらいかかって疲れました・・・。

 

お部屋はドーミーインの標準的な部屋でした。

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今宵の夕食。

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「ドーミーイン弘前」は、弘前市の繁華街である鍛冶町という場所にあるので、ホテルの回りには魅力的なお店がたくさんありましたが、この日は4時起きで始発の新幹線に乗り、1日中慣れない自動車の運転をしっぱなしだったので、さすがに疲れまくっていたのでコンビニ飯で済ませました。

乗り鉄旅とは違い、気軽にお酒を楽しめないのが撮り鉄旅の難点ですね (^_^;)

 

といった感じで、1日目の活動はこれにて終了です。

「JR長野 鉄道フェスタ」に行ってきた

10月14日は鉄道の日です。

 

鉄道の日に合わせたイベントシーズンが到来し、読者の皆様もお出かけする機会が増えることと思います。

私も今期の「初陣」として、毎年恒例となりましたJR東日本長野総合車両センター公開イベント「JR長野 鉄道フェスタ」に遠征してきたので、今回はそちらの参加レポートをお届けします。

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開場早々、まずは来場の目的である鉄道部品販売ブースへ向かいます。

今年の即売品の品揃えはこんな感じ。

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長野公開の即売では近年最悪の品揃えですね・・・。

昨年は185系E351系に偏っていたとはいえ、種類も品数もそれなりのものがありましたが、今年は販売開始前で昨年の200番目時点と同等くらいな気がします。

 

そんな中で目ぼしいものは、189系?の同期進段式巻取器(単体)、189系(損品)・115系・キハ110系の方向幕単品、189系の指定/自由の表示板、臨時列車関係のプラサボくらいでしょうか。

こんなもんが目ぼしいなんて書いている時点で、JR東日本の部品販売の置かれた厳しい環境が垣間見られます・・・。

 

しかも、ただでさえショボイ品を巡り購入順番の抽選が行われるわけですが、販売品がショボくなったにもかかわらず、なんと昨年の約350人より増えて406人も集まったという、まさかの二重苦となりました (^_^;)

昨年は奇跡の一桁を引き当てましたが、今年の抽選結果は・・・

 

 

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清々しいほどのカス番でした\(^o^)/

集まった人数(406人)よりデカい数字って、どういうこっちゃ。

 

しかし昨年の番号(9番)と平準化すると、ちょうど中間値の200番くらいになるので、確率論的には帳尻が合うんですよね。

それに昨年の一桁と今年の一桁では価値が全く違うので、ここで不運を使ったのはある意味ラッキーだったかもしれません。
(とでも思っておかないと、やってられません(^_^;) )

 

で、その410番の負け犬が買った品がこちら。

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まさかの吊り革一つです・・・。

吊り革と号車札しか残っていませんでしたが、このタイプの吊り革はを持っていなかったので迷わずこちらを選択しました。

 

続いて入札品。

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189系狙いの方は幕が3種類も出たので良かったかもですが、個人的には189系はさほど興味が無いので、イマイチ琴線に触れない内容でした。

E351系の幕だけ札を入れましたが、相変わらずの高値だったため落とせず。

 

これにて部品販売は終了です。

来年もこんなんだったら、もはや長野に来る意味は無くなりそうですね・・・。

 

部品販売のあとは、いつものように工場内をプラプラします。

今年の車両展示の目玉はこちら。

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今年3月に引退した長野所属の189系N102編成です。

今回の展示後に解体されるらしいので、今年は189系目当ての人が多く来場していたみたいですね。

 

奥に居るE257系と並んで展示されており、車内見学には整理券が必要でしたが

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人が集まりすぎて早々に整理券の上限に達してしまい、残念ながら貰い損ねて車内には入れませんでした・・・。

まあ189系は特に思い入れも無かったので別にいいんですが、これがキハ183系とか781系だったら発狂していましたね (^_^;)

 

整理券不要の車外撮影も激混みだったので、189系の撮影はあきらめ奥の解体線へ。

こちらも本イベントの直前に大きな動きがあったので、多くの人が群がっていました。

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ED60 1、クロ253-1、E257系付属×2、高崎115系が留置されていました。

 

ちなみに2017年の同じ場所の様子。

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長い間ここに放置されていたEF62 3とEF63 19が、先月辺りに相次いで解体されてしまったのです。

こうなると、ED60とクロ253の行く末も気になりますね・・・。

 

続いて解体線横の展示スペースへ。

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こちらでは209系訓練車、115系訓練車、クモユニ143が展示されていました。

 

長野の訓練車は115系から209系へ更新されたようで、新旧訓練車が並びました。

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115系の種別幕には「ありがとう 3代目115系」の文字があったので、もしかしたら近いうちに動きがあるかもしれませんね。

 

こちらが4代目の訓練車である、209系長野色。

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長野色はどの車両でも合うので、営業車両として1両も纏うことが無かった209系でも、違和感が全く無いですね。

 

続いて工場内へ。

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こちらは東海道線への転用工事真っ最中のE257系です。

 

リニューアル前の車両と並んで留置されていました。

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こんな光景も、改造工事中ならではですね。

 

別の建物の中には、こんなものも。

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E257系2000番台用のシートが、ずらりと並んでいました。

0番台のモケットも特徴的でしたが、2000番台もなかなかの柄ですね。

 

こちらは地元飯山線の観光列車である「おいこっと」。

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実物の「おいこっと」を見たのは、これが初めてです。

 

検査中であったため、連結器が取り外され電連だけ宙ぶらりんになっていました。

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電連をこんな状態で見たのは初めてだったので、ちょっと新鮮でした。

 

さらに、他社の車両であるえちごトキめき鉄道のET127系も居ました。

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車体全体に広告ラッピングが施されていますね。

 

他社の車両と言えば、こちらもチラ見できました。

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前日にやってきたばかりの相鉄10000系10701編成です。

機器更新のための入場という噂ですが、真相はどうなんでしょうかね。

 

あとは、そのほかの話題を少し。

こちらも毎年出展しているJRバス関東ブース。

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今年は2階建てバスを、わざわざ東京から持ってきたようです。

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こちらの車両は、スウェーデンの「スカニア」というメーカーの車両で、東京~名古屋の昼行便と、東京~大阪の夜行便に充当されているそうな。

 

せっかくなので、中も見学させてもらいます。 

まずは階段を登って2階から。

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公式ページで「ヨーロピアンスタイル」と宣伝しているだけあり、たしかに国産メーカーとは一味違うデザインですね。

 

2階の最前列は展望席になっています。

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眺めは良さそうですが、事故った時のことを考えると少し怖いですね (^_^;)

 

続いて1階の様子。

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座れば問題は無いですが、天井が低く175cmの私だと屈まないと歩けない狭さです。

1階席はあまり乗りたくないですかねぇ。

 

工場内を走り回るカートにも変化が。

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昨年まではE351系でしたが、実車に合わせてE353系に更新されました。

 

こちらは初見の車両。

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工場内専用の消防車が展示?されていました。

 

といった感じで一通り工場内を回って撤収。

シャトルバスで長野駅に戻りますが、今年はシャトルバスにも変化がありました。

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例年だと、工場~長野駅アルピコ交通、工場~運輸支局(駐車場)は長電バスが担当しているのですが、今年の工場~長野駅JRバス関東が担当していました。

JRバス関東長野市付近では一般路線を運営していないので、わざわざ小諸市伊那市の営業所から持ってきたようです。

 

なんでアルピコ交通が撤退したの?と思ったら、すぐ後ろに答えがありました。

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ちょうどバレーボールワールドカップ長野市で行われており、その観客輸送のシャトルバスをアルピコ交通が担っていたため、長野公開のほうはJRバス関東が請け負ったらしいです。

来年以降はアルピコ交通に戻るのか、JRバス関東に鞍替えするのか、ちょっと気になりますね。

 

長野駅前で遅い昼飯を。

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長野に来たら必ず立ち寄る、こちらのラーメン屋で腹ごしらえします。

 

味噌チャーシューメン大盛りを発注。

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今年もこのラーメンを無事に食べることが出来て、悔いなく帰れます (^o^)

 

昨年は翌日に関電トロリーバス乗り鉄をするため長野で一泊しましたが、今年は日帰りなので長野駅から高速バスで帰路に着きました。

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途中までは順調でしたが、関越道で事故渋滞にハマり45分遅れでバスタ新宿に到着。

今年の長野遠征は、最後まで散々でございました・・・。

 

過去のレポート記事はこちら。