川崎鶴見鉄道録

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赤帯リバイバル!!札幌市電243号車を撮る その1 2024春 札幌帰省③

前の記事はこちら。

札幌帰省シリーズ、今回から2日目のお話に入ります。

 

2日目のメインは「日本最北の路面電車」である札幌市電でございます。

当ブログでも度々札幌市電の話題を取り上げておりますが、今回はこちらのクラウドファンディングで実現したリバイバル塗装車です。


標準色を纏う240形242号車(2018年1月撮影)

札幌市電では、昭和生まれの車両から最新式低床車まで様々なタイプの車両が運転されていますが、そのなかで丸っこい造形が特徴の旧型車シリーズ(2x0形)の置き換えが進行しています。

2x0形の半数以上は広告ラッピングが施されているものの、一応上のような標準色が制定されておりますが、今回は引退が近づく240形243号車に旧仕様の標準色をリバイバル塗装しようというのが、上のクラウドファンディングとなります。

 

ちなみに旧標準色を纏う車両は、2021年秋に引退したM100形M101号車が最後となっていました。


最後の旧標準色車だったM100形M101号車(2021年10月撮影)

私が幼少期の頃はこの塗装が札幌市電って感じでしたが、1990年代前半に新塗装色へと塗り替えられました。

M101号車の引退で見納めになったかと思いきや、クラファンが成立し240形243形へリバイバル塗装が施されることになったので、今回はそれを撮影いたします。

 

 

本日は外回り運用に入っていたので、まずは札幌駅前通りをゆく姿を撮影するため、すすきの交差点へ。

カメラをセットすると、兄弟車両がやってきました。

同じく240形で、現在新標準色を纏う241号車がタイミングよくやってきました。

 

お次は3300形3305号車が登場。

こちらも標準色車でした。

 

そして今回の主役がヌルっと登場。

まずは風景カットを撮影すべく、狸小路電停に停車中のところを控えめかつググっと望遠レンズで抜きます。

手前に車がかかったり、横断歩行者が被ったりと、この1枚撮るのに40枚くらい連写しました (^_^;)

 

狸小路電停を発車し、すすきの交差点へゆっくりと近づいてきます。

この距離からでも、先ほどの新塗装とは明らかに違うのが分かりますね。

 

ググっとアップでもいただきます。

いやいや懐かしい塗装ですなぁ~、と言いたいところですが、先ほど旧塗装車としてお見せしたM101号車とはちょっと違うのがお分かりになりますか?

 

見ての通り帯が赤色になっているのであります。

もちろんこれは誤りでは無く、私も知らなかったのですが、旧標準色の最初は赤帯が採用されたものの、後年白帯へと塗り替えたそうな。

実は件のクラファンはセカンドゴールが設定されていて、回撮影した赤帯はそのセカンドゴール達成による第二弾の内容で、第一弾は今年2月まで白帯仕様で、2月以降は赤帯仕様での走行となっておりました。

 

「じゃあお前、さんざん思いで語ってた白帯仕様を撮り逃したんか?」って突っ込まれる諸君がいらっしゃいますと思いますが、そこはご安心ください。

白帯仕様もきっちり抑えておりますよ。

今年のお正月に帰省した時、つつがなく回収しております。

ちなみに上にもあるとおり、撮影したのは元旦でしたが、ちょうど撮影中に能登地震が発生しておりました・・・。

 

じゃあなんで第一弾をすっ飛ばして第二弾を先にブログに上げたかというと、未更新ネタが溜まりまくってるので、正月遠征の連載がいつになるか見当つかないから。

昨年GWのネタですらギリ1年遅れ回避の惨状だったので、年内に更新できるかどうかも怪しい状況でございます・・・。

 

で、なぜ更新を急いだのかというと、実は243号車は今年5月10日をもって引退することが決定しており、残された時間はあと一週間しかないのです。

いつもいつも腐ったネタばかり更新しているので、たまにはフレッシュなままお届けしたいという理由で、今回の帰省シリーズは先出ししたのでした  (^_^;)

 

ちょっと脱線しましたが、すすきの交差点で撮影したあとは素早く移動し、今度はすすきの電停の先にあるノルベサ前へ猛ダッシュしてもう一丁!

連写したらギリギリ車を交わせたカットがあったものの、ちょっと車両の位置が左すぎますねぇ・・・。

まあ信号制御の関係上、ここで外回りを狙うのは厳しいのは分かってのチャレンジゆえ、1枚得られただけ上出来でしたかな。

 

といった感じですすきの界隈での撮影は終了。

このあとは郊外へ移動して撮影を続けます。