本日の8584レにはPF青プレの2101号機が充当されそうだったので、品鶴線の変電所前で撮影することに。
ヘッドライトが見えたのでファインダーを覗くと、ナンバーは赤色でがっかり・・・
8584レ EF65 2117
と思ったら、赤プレは赤プレでもフルコック機の2117号機が充当。
狙いは外れましたが、期せずしてフルコック機を撮影できたので結果オーライでした。
これにて貨物列車の撮影は終了し、このあとは京急に転戦です。
こちらの記事で紹介したとおり、TOMIXから新発売となったコキ50000形12両セットを購入いたしました。
単に製品の中身を紹介しても面白くないので、コキ106・107と同じようにKATO製のコキ50000形と比較しつつ、細かいところを見ていこうかなと思います。
今回比較する製品はこちらです。
品番:98979 限定品 JR コキ50000形貨車(グレー台車・コンテナなし)セット
品番:2742 JR貨車 コキ50000形(グレー台車・コンテナなし)
KATO
品番:10-1393 コキ50000(グレー台車)コンテナ無積載 2両セット
いずれの製品もここ1年くらいに購入したものです。
TOMIXは従前の単品製品との変化点を見るため、今回比較対象にしました。
もっというと、TOMIXのコキ50000形はテールライト付きも所持していますが、12両セットの中にテールライト付きの車両が無いので、そちらは今回は比較対象外としました。
いつものことながら、これからの比較検証は
100%私の主観に基づきます。
この記事をお読みになって色々な意見を持たれるかと思いますが、あらかじめご了承ください。
まずはサイドビューから(PC版だと画像クリックで拡大できます)。
TOMIX 12両セット
TOMIX 単品
KATO
KATOのほうが若干明るいですね。
続いて細部を見ていきます。
まずは非デッキ側の側面から。
TOMIX 12両セット
TOMIX 単品
KATO
TOMIX単品だけ、台車枠のコイルばね下の部分の形状が違います。
TOMIX12両セットとKATOは「工」、TOMIX単品は「T」状という感じです。
いろいろ調べてみると、コキ50000形は「TR223系」という台車を履いており
TR223→TR223F→TR223G
と改良が重ねられているそうで、TR223からTR223Fへ交換するときに、黒色であったTR223と区別するためTR223Fからはグレー色に変更されました。
つまり、各製品に記載されている「グレー台車」という文言は「TR223F以降の台車に換装された姿」を指しているようです。
そしてTOMIX単品は「TR223」、TOMIX12両セットとKATOは「TR223F」をモデルにしてるっぽいです。
以上のことを整理すると、TOMIX単品は実在しないはずのグレー化されたTR223を履いているということになります。
これは間違いというよりか、すでに製品化されていたTR223をそのまま持ってきた「手抜き」のような気がしますが・・・。
で、気になったのは「テールライト付きのコキ50000形はどうよ?」ということ。
実際に見てみると
12両セットの台車と同じものを履いていました。
作り直したのは今回ではなくテールライト付きの製品が発売されたときで、そのとき作った台車を今回履かせたというのが正しい認識のようです。
今回を機に単品も次回生産時からは台車を変えてほしいですが、どうなるか・・・。
ちなみに実車では右軸受にカバーが付いています。
これは「接地装置」と呼ばれるもので、各メーカーのモデルとなった「TR223F」から「TR223G」に改良されたときに追加されたものらしいです。
「TR223」から「TR223F」に換装されたのが1993~94年頃で、さらに「TR223F」から「TR223G」に換装されたのが2001年頃らしいので、台車的観点から見ると各製品の実車が存在したのは1993~2001年頃ということになります。
こだわるなら、載せるコンテナや牽引機もその年代の仕様に合わせる必要ありです。
そのほか目立つところで言えばTOMIXは重量表記が省略されているところですね。
ここはコキ106・107でも同様の違いがあったので、メーカー標準の仕様なのかな?
あとはコンテナの締結装置についているハンドル?がTOMIXの12両セットと単品は省略されていますが、KATOとTOMIXテールライト付きは再現されています。
TOMIX製品は単品→テールライト付き→12両セットという発売時系列であることから
単品の台枠+テールライト付きの非集電台車=12両セットの製品仕様
のようで、設計の古いところと新しいところがごっちゃになっている模様です。
続いては車体中間部。
TOMIX 12両セット
TOMIX 単品
KATO
KATOは印刷が若干かすれていますが、肉眼ではほとんどわからないレベルです。
それと「台枠の奥行」というか「深さ」というか、それがKATO製は浅いです。
スケール的にはKATOのほうが正しい気がしますが、「模型」としては若干大げさなTOMIXのほうが好印象に感じます。
続いてデッキ側の側面。
TOMIX 12両セット
TOMIX 単品
KATO
全体的な傾向は非デッキ側と同じです。
1点気になるのが、KATOには形式表記が印刷されているのですが印刷場所が実車とずれていること。
これはもったいないですねぇ。
細かいところを見ると、デッキ柵の立ち上がりはTOMIXが垂直になっているのに対し、KATOは実車通り若干のRが付いています。
ステップはコキ100系同様、どっちも似てないです。
続いてはデッキ部を正面から。
TOMIX 12両セット
TOMIX 単品
KATO
TOMIX12両セットの手すりには、羽のようなものが生えています。
この部分について、TOMIXの製品紹介ページには「デッキ部の手すりは増設された姿を新規製作で再現」したと記載されています。
とはいいつつ
テールライト付きの製品ではちゃんと再現されています。
ただ、テールライト付きに比べ手すりの角にRが入りより実感的になっているので、「新規製作」したことは間違いないようです。
それとKATOは、カプラーの首振りを考慮してか床下の中心部をガバッと削ってしまってます。
実用重視とはいえ正直ダサいので、この面を最後尾にはしたくないかな。
続いて上面を俯瞰。
TOMIX 12両セット
TOMIX 単品
KATO
実車の写真が無いのでどっちが実物に近いかは分かりませんが、TOMIXのほうが線が細いので、個人的には空コキにしたときの見栄えはTOMIXのほうが好きです。
最後は付属品。
TOMIXには12両セット、単品とも付属品として反射板が付いてきますが、コキ100系同様に真っ赤なパーツなので、縁に色差しをしないとチープな印象。
それとデッキ側取り付けには、例のごとく脅し文句付きの車体加工が必要です。
そのほか、12両セットには車番変更用のシールが付いてきます。
一方のKATOは、反射板を含め付属品は一切ありません。
以上で比較は終了です。
当ブログとしての結論は
基本的にはKATO製がオススメ。
大量増備や車番違い目当てかつ、在庫があればTOMIX12両セットもあり。
TOMIX単品はあまり買う必要がない。
です。
1両当たりの単価(税抜定価ベース)を比較すると
TOMIX12両セット:1100円
TOMIX単品:1000円
KATO:900円
で、品質やコスパから見ても貨車単品ではKATOが最善と思います。
TOMIX12両セットは車番が豊富かつ、車番変更シールや車両ケースなど付属品も含んでの値段と考えれば一番のお買い得なのですが、限定品扱いのため「在庫があれば」という条件が付きます。
TOMIX単品は3製品の中で唯一台車が国鉄時代の仕様なので、黒く塗装し直せば国鉄時代の姿が再現可能・・・ですが、それなら最初から国鉄仕様の製品を買えばいいだけの話なので、あえて買う必要はあまりないと思います。
といった感じでTOMIXとKATOのコキ50000形を比較してみました。
両社も1両1000円程度なので、お手軽に増備できるのは嬉しい限りです。
今回の12両セット購入で我が家のコキ50000形は合計16両となりましたが、コキ50000形には自分なりに「目標」というのがあります。
それがこちら。
2~3年前のコキ50000形が充当されていた頃の5086レです。
この列車は鶴見付近を7時30分頃に通過する列車で、東海道貨物では貴重な要素であった「PF牽引」「コキ50000形」を両方兼ね備えた列車であり、私の「朝練のシメ」としておなじみの列車でありました。
しかし、5086レもいつしかコキ100系に置き換えられ、コキ50000形自体も終焉を迎えようとしている状況となっております。
PFはすでに購入済み、コキのほうももうすぐ増備完了となりますが、コンテナは全くと言っていいほど揃えられておりません。
一応模型店に行くたびに載ってそうなコンテナがあればコツコツ買っているのですが、フル積載しようとすると19形コンテナ換算で100個揃える必要があるため、貨車に関してはゼロベースで始めた自分にとってはなかなか遠き道のり。
在りし日の5086レを再現することを目標に、趣味活動に邁進していきたいと思います。
本日の5075レにはEF66 30が充当されるということで、地元で撮影を行うことに。
天気は曇り予想だったので、向かったのは久方ぶりの小田栄駅です。
さっそく本日のメインから。
5075レ EF66 30
残り2機となったゼロロク充当でしたが、私含めて3人と思いのほか空いていました。
30号機もあと何回撮影できるでしょうか。
その後も居残って撮影続行。
1060レ EF210-5
EF210の0番台で唯一未撮影だった5号機を撮影できました。
JRFマークが残っているうちに撮影できてよかったです。
5160レ EH200-19
根岸からの列車にも関わらず、ブルサンの顔に雪が乗っていました。
前運用は倉賀野からの8760レですが、高崎あたりは雪が降っていたのでしょうか。
4093レ EF210-135
そして本日のシメ。
5052レ EF66 127
今日は「ネコロジー」が載っていました。
以上で本日の活動は終了です。
前の記事はこちら。
変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目⑪ 初めての砂川駅訪問
岩見沢駅でも「わがまちご当地入場券」を購入します。
表の柄は砂川と同様「スラントノーズの特急オホーツク」でした。
下車ついでに駅舎も撮影。
岩見沢駅の駅舎はなかなか気合が入っています。
その甲斐あってか、実は岩見沢駅舎は色々な賞を受賞しており、建築物として高い評価を受けております。
一番上はグッドデザイン賞のプレートで、真ん中は世界的な鉄道コンペであるブルネル賞のプレート。
特にグッドデザイン賞は、鉄道関連で唯一の大賞を受賞しております。
ということで、建物をちょっとだけご紹介。
この岩見沢駅4代目駅舎は2007年に完成したのですが、老朽化によって建て替えられたのではなく先代駅舎が火災によって焼失したという残念な歴史があるのです。
この火災があったとき私は中学生でしたが、道内ニュースで大々的に報じられていたことを鮮明に覚えております。
岩見沢駅からは引き続き札幌方面へ移動します。
ホームに向かうと乗車する列車には
なんと721系F-1009編成が充当されていました。
このF-1009編成は
・唯一となった721系1000番台
・唯一となった先頭車uシート
・731系のIGBT-VVVF試験車として、制御装置がGTOからIGBTに換装された
などネタ要素満載の編成であるが故に、F-5001編成とともに721系エアポート編成の予備車のような扱いで運用されていました。
しかしその特殊性に加え、733系3000番台の増備により予備車としての価値が低下したためか、2013年ころから休車扱いとなり運用から外れていたのですが、最近になって見事復活してくれたようです。
私が最後に見たのは休車前だったので、少なくとも4年ぶり以上の再会となりました。
もちろんuシート車に乗車です。
モハ721の機器は3000番台VVVF更新車と同等品?に交換されたらしいですが、内装はデッキ扉上部の「見えるラジオ」のLED表示器が撤去されたくらいですかね?
久々の再会に後ろ髪を引かれる思いでしたが、江別駅で途中下車。
今度はエアポート運用で会いたいものです。
江別駅でも「わがまちご当地入場券」を購入します。
表の柄は「733系」でした。
恒例の駅舎撮影。
札幌からの終着列車が多数設定されている江別市の中心駅にしては小さいとお思いかもしれませんが、実は江別市内の駅では札幌の寄りの大麻駅や野幌駅のほうが乗降人数が多いのです。
江別駅からはさらに札幌方面へ移動。
やってきたのは733系。
733系は私が上京した後に生まれた形式ですが、3両の0番台のほか快速エアポート用の3000番台も登場し、すっかり札幌圏ローカル輸送の主役となっています。
そんな733系に揺られてゴールの札幌駅に到着。
到着時刻は18時15分、出発してから約12時間ぶりに札幌駅に戻ってきました。
今日の目的であった札沼線北海道医療大学~新十津川と留萌本線の乗り鉄を無事に達成です。
そしてサブメニューの「わがまちご当地入場券」収集の成果。
1日で10駅分を収集することができました。
乗り鉄ついでに収集してこれだけ集まったので、入場券購入を第一目的に本気で回ったらもっと行けそうですね。
といった感じで1日目が終了ですが、なんだかんだで12回も連載しちゃいました。
次回からは2日目の模様をお届けします。
次の記事はこちら。
変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 2日目① ループ化した札幌市電