前の記事はこちら。 なんだかんだで20回近く引っ張った2020年 夏の四国遠征シリーズも、今回が最終回です。
最後のうどんも食し、あとは高松空港から帰路に着くだけですが、思いのほか早く高松空港周辺に到着し、フライトまで若干時間を持て余してしまいました。
そこで、高松空港近くに前々から気になっていたものがあったので、レンタカーを返却する前に立ち寄ってみることに。
というわけでやってきたのは「さぬきこどもの国」という公園です。
ここは高松空港ターミナルビルと滑走路挟んで真向かいにあります。
駐車場に車を止めて公園内に入ると、お目当てのモノを発見。
私が見たかったのは、ANAのトリトンブルーを纏ったこちらの飛行機。
これは国産初の量産旅客機であるYS-11の静態保存機です。
こちらの機体はANAの子会社であるエアーニッポンで運用されていたもので、晩年は北海道内のローカル路線の運用に従事し、1997年に引退したあとここにやってきたようです。
このYS-11、上述した通り高松空港の滑走路の目の前に保存されているため、高松空港の展望デッキや発着便の窓からも見ることが可能で、私も高松空港を利用するたびに気になっていた存在でした。
が、この公園は直線距離だと空港の目の前なものの、実際は空港敷地を迂回するので地味に距離があり、しかもバスなどの交通機関も通っておらず、さらに高松空港は山の中にあるため起伏があり、徒歩で向かうにも結構しんどくフライト搭乗前にちょっと見物・・・というには少々敷居が高いのです。
ですが今回は車があったので、ようやっと訪れることが出来ました。
YS-11の静態保存機は全国各地にあるのですが、私はYS-11と初対面。
というわけで、細部までじっくりと記録しておきます。
ボーイングやエアバスなど外国製とは違う、独特の顔つきをしていますね。
こちらのYS-11は曜日限定で公開されているようです。
中も見てみたいので、今度は公開時間帯に来たいですね。
こちらの公園内はただの広場ではなく、プラネタリウムなどもあるみたいです。
どんな施設なのかなぁ~と近づいてみると、思わぬものを発見。
なんと琴電カラーのレトロな車両の保存車があるじゃないですか!!
これは知らなかったので、思わぬ出会いでございました。
車両の目の前には、解説板が立っていました。
こちらの車両は60形という車両で、生まれは京急で所謂「大東急時代」に東急に渡り、その後琴電に譲渡されたようです。
といっても、1953年に台枠を残して車体を乗せ換えたようなので、純粋なレトロ車とはちょっと違うのかな?
こちらの車両はホーム状の展示スペースに据え付けられており、YS-11と同様に時間限定で公開されているようです。
今度はこちらも見学してみたいですね。
思わぬ出会いも経て、フライトの時刻が迫ってきたので公園を後にします。
いい具合の空だったので、最後にYS-11をパチリ。
またいつか、訪れたいと思います。
さぬきこどもの国を後にして、レンタカーを返却して高松空港へ向かいます。
ここ最近は、現地入りには高松空港を使っているものの、帰りで利用するのは2017年の出張時以来3年ぶりですかねぇ。
お土産を買うため出発ロビーに行くと、謎の物体を発見。
ソフトクリームかと思ったら、讃岐うどん風のソファでした(笑)
本当、どこまでもうどん脳ですねぇ~(誉め言葉)。
ANAの最終便で帰路に着きます。
高松のANA最終便というと、いつもならB767か787なんですか、やはりコロナの影響かA320でした。
ちなみに超わかりづらいですが、先ほどのYS-11が下の写真にちらっと写り込んでおりますので、気になる方は探してみてください。
機内で恒例の一人打ち上げを敢行。
そして羽田から赤い電車に乗って、今回の遠征もすべて終了でございます。
といった感じで、今回の「2020年 夏の四国遠征」の連載はこれにて完結です。
今回の遠征では、撮り鉄もうどん屋巡りも満足な成果を残せたので、やっぱり高松遠征は何度行っても楽しいなぁと改めて実感しました。
ただ唯一、土讃線の2000系だけはちょっと悔いが残ったので、この3か月後に再度遠征を敢行したのはご報告の通り。
その模様もいずれじっくり連載したいと思いますので、その時もお付き合いいただければ幸いでございます。
おしまい