本日の神奈川界隈は昨日とは一転し、時折雨も降る涼しい日となりました。
そんなわけで本日の趣味活動はインドアで行うことに。
今回のネタはこちら。
先日購入した「まりもBセット」の整備を行います。
基本的には、過去に購入したキハ183系列と同じ内容です。
まずはヘッドライトの色差しから。
いつも通り、タミヤの「X-26クリヤーオレンジ」を「X-20エナメル溶剤」で薄めたものを導光体に塗ります。
そして今回は、前々から気になっていた箇所にもうひと手間加えます。
いわゆる「スラントノーズ先頭車」の運転台後方には機関室があり、そこに収容されている機器のためのルーバーが車体側面にあるのですが、実車はルーバーの羽板の陰影とともに排気ガスやホコリなどでかなり汚れております。
しかし、模型では凹凸がほとんどないので陰影が付かず、真っ白すぎて逆に違和感を感じていました。
今回は新しい試みとして、この陰影を再現することにしました。
使用するのはこちら。
タミヤの「スミ入れ塗料(ブラック)」を使って、ルーバー部分を汚してみることにします。
まずはスミ入れ塗料をルーバー部分に注入。
最初は実車よりも大げさに塗料を付けます。
この状態で塗料を乾燥させたあと、「X-20 エナメル溶剤」を染み込ませた綿棒で叩くように余分な塗料を落としていきます。
実車のような汚れを再現するため、少しムラ気味に塗装を落としてみました。
スラントノーズだけではなく、キハ184にも同様の機関室があるのでそちらも同様に汚しておきます。
塗装を乾かしているうちに付属品の取り付けを行います。
まりもBセットの付属品は
・スラントノーズの特急シンボルマーク
・先頭車のホイッスル
・スラントノーズとスハネフ14の列車無線アンテナ
・キハ183-500とスハネフ14の幌
です。
基本的に説明書通りにつけただけですが、キハ183-500の幌枠には油性ガンダムマーカーでスミ入れをしておきました。
お次はカプラー交換。
こちらも我が家のキハ183系の統一カプラーである、台車マウント密自連TNカプラーに全車交換しました。
最後はナンバーを貼りつけて完成です。
以前は6両も整備となると「ひと仕事したなぁ・・・」という疲労感がありましたが、模型弄りもだいぶ慣れてきたので疲れは感じなくなりました。
工作の成果を確認です。
まずはライトの色差し効果から。
施行前
施行後
スラントノーズの上部ライトは塗料を濃すぎたので修正が必要ですが、それ以外は上手くいきました。
スラントノーズのスミ入れ効果の確認も無施行状態と比較。
やはり不自然すぎる真っ白状態よりも断然よいと思います。
今回は実験の意味もあったので一番大きなルーバーしか実施しませんでしたが、そのほかの箇所も試してみる価値がありそうです。
といった感じで「まりもBセット」の整備完了です。
今回初挑戦した「ルーバー汚し」をサロベツやオホーツクセットのスラントにもフィードバックしながら、よりリアルな汚し方の研究をしたいかなと思います。