本日の川崎鶴見界隈は生憎の曇り空。
「じゃあ手を付けていない鉄道模型を整備するか」と工作の準備をしたのですが、手を付ける製品の購入レビューをしていなかったので、工作の前にレビューをお届けです。
今回レビューするのはこちら。
TOMIX 品番:92812 JRキハ183特急ディーゼルカー (オホーツク)セットA
TOMIXから発売され、一昨年の夏に再生産された(らしい)特急「オホーツク」用キハ183系です。
実車の写真がこちら。
札幌~網走間を結ぶ特急「オホーツク」には、スラントノーズ車と言われる初期車が最後まで定期運用に充当されておりました。
今回ご紹介するAセットは、夜行運用があった2008年以前の姿を再現できる内容となっております。
品名が「Aセット」となっているのでお分かりと思いますが、別セットもあります。
実は昨秋にBセットを先行購入しておりました。
Bセットの記事にも書いておりますが、BセットはAセットの増結の様な内容となっているため、Aセットが無いことには実車の再現はできません。
上記レビュー記事を書いた後にAセットも欲しくなったのでネットで色々と探したら、TamTamのネットショップに在庫があったので速攻で取り寄せたのですが、仕事が忙しくなったため記事にもせず今まで放置しておりました・・・。
というわけで、早速開封します。
Aセットは6両入りですが、これがまたBセットに劣らず個性的な車両ばかり。
・キハ183-200(車掌室付き)
・キハ182-0(トイレ窓・洗面所窓なし)
・キハ182-0(トレイ窓あり・洗面所窓なし、M車)
・スハネフ14-500
・キロハ182
・キハ183-200(車販準備室付き)
形式は同じなのに、カッコつきで区別している車両が多いです。
これがキハ183系の沼っぷりの片鱗を表していると言えますが(笑)。
まずは各車両のサイドビューから(PC版はクリックで拡大)。
キハ183-200(車掌室付き)
キハ182-0(トイレ窓・洗面所窓なし)
キハ182-0(トレイ窓あり・洗面所窓なし、M車)
スハネフ14-500
キロハ182
キハ183-200(車販準備室付き)
スハネフ14を除き、床下機器はグレー塗装となっています。
最近・・・というか、2000年代中ごろにはすでに黒色になっていた気がするので、15年以上前の姿ということになるのかな?
まあ、現代の「オホーツク」を再現したいなら大人しく大雪セットを買っとけということろでしょうか。
私の幼少~青春時代にはドンピシャなので大歓迎である反面、最近の編成に転用したり共演させるには不都合なので、黒色に塗り替えるのも有りかもしれませんね。
続いてはお顔を拝見。
床下色以外は「サロベツ」Bセットのやつと同じです(実際は表現が逆ですね)。
ライトも白色LEDになっております。
でもってAセット一番の注目が、こちらのスハネフ14-500です。
今からちょうど10年前の2008年3月まで、特急オホーツクには夜行便が1往復存在(末期は季節臨化)しており、その夜行便のみキハ183系との併結改造を受けた14系客車が連結されていたのです。
ちなみに
私の「寝台車デビュー」は、この夜行オホーツクのスハネフ14-500上段でした。
「道内夜行」が全滅した今となっては、懐かしいですねぇ・・・。
ドア横の寝台車マークを拡大。
帯の印刷はイマイチですが、ロゴの部分はきっちり再現されております。
スハネフ14は分解して内装も確認。
一応、ベッドの区画も再現されています。
夜行列車なので室内灯を付けたいと思っていますが、そうなるとこの灰色の仕切りじゃ寂しいので内装も手を入れたいですね。
まあ、そうなるとほかの座席車も手を入れなければ釣り合いが取れないので、結構な作業量となってしまうのがね・・・。
で、スハネフ14で気になったのがこれ。
なんでか知りませんが、ライトユニットは無いのに導光体が付いてきます。
テールライト付き14系の床下を持ってくれば点灯するようになるのかもしれませんが、基本的に中間車閉じ込めなので点灯させる意味はあまり無いような・・・。
ちなみに私は、車体の脱着時に邪魔になるので取り外しました。
最後は付属品。
車両ナンバーはBセットと共通のものが付属してきます。
収録内容は
・キハ183-200(車掌室付き):217・218・219・220
・キハ182-0(トイレ窓・洗面所窓なし):3・16・21・22
・キハ182-0(トレイ窓あり・洗面所窓なし、M車):39・41・42・44
・スハネフ14-500:502・504・506・507
・キロハ182:2・3・6・10
・キハ183-200(車販準備室付き):212・213・214・215
※青字は白文字、その他は黒文字
となっています。
スハネフ14-500に関しては、507番は実車の寝台車マークと色が違う(507番はリボンの色が青色ではなく茶色)ようなのでご注意を。
そのほか、アンテナ類や幌などのパーツも付属してきます。
といった感じで、オホーツクAセットをご紹介しました。
増結・組み換え用途のBセットだけ持っているという中途半端な状況も改善されたので、整備に着手したいと思います。
Bセットのレビュー記事はこちら。
工作した記事はこちら。