川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

高岡で一泊 JR東海 完乗の旅 5日目⑨

前の記事はこちら。 


猪谷駅に到着し、JR東海全線の完乗を達成しました!!

そんな記念すべき猪谷駅散策でも・・・と行きたかったのですが、富山方面への乗り継ぎ時間がわずか2分しかなく、感慨にふける暇もなく猪谷駅を後にします。

49本目 高山本線 875D 富山行き 猪谷(19:01)⇒富山(19:48

f:id:kawaturu:20200724154155j:plain
富山駅で撮影

猪谷駅から先はJR西日本となるので、金沢総合車両所富山支所のキハ120形300番台が充当されていました。

ここのキハ120形は「高山色」と呼ばれる塗装を纏い、基本的には高山本線でしか運用されていない、ちょっとレアな車両です。

 

列車は定刻に猪谷駅を発車。

ほとんどが高山方面からの乗り通し客で、乗車率は1両に10人ほどでした。

 

列車は薄暮の中、神通川にそって山を下ります。

f:id:kawaturu:20200724155240j:plain

猪谷駅出発直後はダムなんかも見えましたが、これ以降は真っ暗となり車窓をロクに拝むことはできませんでした。

いつか再度乗ってみたいところです。

 

途中で貨物鉄にはお馴染みの、速星駅を通過。

f:id:kawaturu:20200724160334j:plain

この時間では貨物列車の発着も無いため、ひっそりと静まり返っていました。

 

そんなこんなで、定刻通りに終点の富山駅に到着です。

f:id:kawaturu:20200724161432j:plain

岐阜駅を出発して約8時間かけ、ようやっと高山本線を全線完乗しました。

いやぁ、長い旅路でしたねぇ・・・。

49本目 高山本線 875D 猪谷⇒富山
乗車時間:47分
移動距離:36.6km

 

富山駅の在来線ホームに降り立ったのは、北陸新幹線開業前の2014年夏以来ぶりで、三セク・高架化されてからは初めての訪問です。

f:id:kawaturu:20200724162340j:plain

f:id:kawaturu:20200724162351j:plain

どことなく、雰囲気が旭川駅っぽく思えるのは私だけでしょうか。

 

ちなみに前回訪れたときは地上駅、乗り入れ路線もまだJR北陸本線でした。

f:id:kawaturu:20200724162956j:plain

f:id:kawaturu:20200724163006j:plain

わずか6年前の写真なのですが、駅舎も車両も随分と様変わりしましたね。

 

本日の宿泊地は高岡市なので、最後にひと踏ん張りして移動を続けます。

50本目 あいの風とやま鉄道線 578M 金沢行き 富山(19:53)⇒高岡(20:11

f:id:kawaturu:20200724163728j:plain

f:id:kawaturu:20200724163736j:plain

富山駅からは、旧北陸本線を転換した第三セクター「あいの風とやま鉄道」に乗りますが、同社線のうち富山駅高岡駅は両駅相互間の移動に限り、青春18きっぷが利用可能な特例があるので、今回はその特例措置を利用します。

 

列車は定刻に富山駅を発車。

乗車率は、各列窓側が埋まる程度でした。

 

さすがは旧北陸本線ということもあり、夜の富山平野を快走します。

f:id:kawaturu:20200724165602j:plain

車窓は北陸本線時代とはさほど変わらないと思いますが、真っ暗で良く見えず。

 

車両は旧北陸本線時代、JR西日本が使用していた521系が譲渡されたもので、外装には手が入っているものの、内装はJR時代と変わっていないようです。

f:id:kawaturu:20200724170031j:plain

18きっぷを使用して乗車していることもあり、ここが三セク区間という実感はあまりなかったです。

 

といった感じで、本日の宿泊地がある高岡駅に到着しました。

f:id:kawaturu:20200724170140j:plain

これで長かった5日目の移動が、ようやっと終了しました・・・。

50本目 あいの風とやま鉄道線 578M 富山⇒高岡
乗車時間:18分
移動距離:18.8km

 

改札口で高岡駅の下車印を入れてもらい、今回の旅のうち「青春18きっぷ」を使用した乗り鉄はこれで終了です。

最終日となる明日は、別の切符を利用して旅を行います。

f:id:kawaturu:20200724170522j:plain

神奈川県横浜市鶴見駅に始まり、信州・東海・関西地方を経て、最終的に富山県高岡市高岡駅で終わり、色々な地方の駅名が刻まれています。

また近鉄松阪駅、あいの風とやま鉄道の高岡駅という、JR以外の会社の印が押印されたのも、今回の旅の特徴だったかもしれませんね。

 

高岡駅を後にして、まずはホテルへチェックイン。

駅から5分ほどの距離にある「スーパーホテル」が今宵のお宿です。

f:id:kawaturu:20200724172108j:plain

f:id:kawaturu:20200724172114j:plain

普通のビジホでした。

 

荷物をホテルにおいて、続いては遅い夕食へ。

今日は頑張ったので、駅前の居酒屋で一杯やることにします。

f:id:kawaturu:20200724172818j:plain

色々物色した結果、ここが一番美味そうな地物の魚介を出してくれそうと、私の勘が告げていたのでお邪魔しました。

 

まずは火照った体にビールを注入します。

f:id:kawaturu:20200724173512j:plain

 

この日のお通しは、カニの茶わん蒸しでした。

f:id:kawaturu:20200724173723j:plain

このお通しが結構美味かったので、ほかの料理にも期待が高まります。

 

それと同時に、おすすめメニューが渡されました。

f:id:kawaturu:20200724173938j:plain

美味そうな品が列記されていますが、値段が書いていません。

これは欲望のままに行くと、ヤバいパターンですねぇ・・・。

 

まずはきゅうりの1本漬けを発注。

f:id:kawaturu:20200724174254j:plain

これは普通の浅漬けでした。

 

続いては白エビのかき揚げ。

f:id:kawaturu:20200724174324j:plain

これは文句なしに美味かったです。

 

さらに「つかい鯛」の刺身も添えます。

f:id:kawaturu:20200724174631j:plain

富山地方では、メジナのことを「つかい鯛」と呼ぶそうな。

モチモチしていて、なかなか美味かったです。

 

ここで日本酒にシフトします。

f:id:kawaturu:20200724174812j:plain

さすが北陸とあり地酒が揃っていて、銘柄は忘れましたが2本いただきました。

美味い料理には、美味い酒が必要ですからねぇ~。

 

料理のほうも追い込みをかけ、まずはイシモチの焼き物を。

f:id:kawaturu:20200724175232j:plain

イシモチもこうやって出されると、家より3倍くらい美味そうに見えますね。

 

最後は入店した時から気になっていた、鶏のささみの昆布〆でフィニッシュ。

f:id:kawaturu:20200724175625j:plain

刺身感覚で醤油に付けて食べるようです。

初めて食べましたが、かなり美味くて酒も進みました。

 

そんな具合で高岡の夜を満喫した結果、恐れていたとおりお勘定がホテル代並みになっちゃいました (^_^;)

まあ今回の旅は食が貧しかったので、いいものが食えてよかったです。

 

 

といった感じで旅の5日目が終了です。

最後に5日目の足取りのまとめを。

刈谷

 ↓(東海道本線

大府

 ↓(武豊線

武豊

 ↓(武豊線東海道本線

名古屋

 ↓(中央本線

多治見

 ↓(太多線高山本線

岐阜

 ↓(高山本線

高山

 ↓(高山本線

猪谷

 ↓(高山本線

富山

 ↓(あいの風とやま鉄道線

高岡

移動距離:388.6km

移動時間:13時間46分

乗車時間:11時間8分

5日目は名古屋周辺の未乗区間を制覇したあと、高山本線を全線完乗を目指す行程を組んだのですが、最後の最後でえらい目にあったため、移動距離のわりに乗車時間が11時間もかかっちゃいました・・・。

ですが今回の旅の目標である、JR東海の全線完乗を無事に達成したので、高岡駅に着いたときはホッとしましたね。

 

そんなわけで、この旅の本来の目的は5日目で達成したのですが、北陸地方にも未乗路線がいくつか残っていました。

最終日である6日目は、それらの路線をブラブラ乗り鉄していきます。