川崎鶴見鉄道録

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TOMIX キハ183系「オホーツクBセット」を買ってみた

先日TOMIXから新発売となったEF65 2000番台クロネココンテナ付きコキ106キハ261系1000番台を購入したことはすでに記事にしました。

 

実はそれらを購入するためにタムタム秋葉原店に行ったとき、前々から欲しかった製品が現品限りで1セットのみ売っており、思わず衝動買いをしてしまいました。

今回はそれをご紹介したいと思います。

 

その製品とはこちら。

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TOMIX 品番:92813 JRキハ183特急ディーゼルカー (オホーツク)セットB

 

昨年の夏?に発売されたキハ183系のオホーツク仕様です。

当時は鉄道模型熱など皆無だったので発売されたことなど知りもしませんでしたが、再燃後は「見つけたら買おう」と常々思っておりました。

で、前述の3点ですでに買い物カゴの中は3万円弱となっておりましたが、プラス1万円の出費と相成ったのでした。

 

早速開封します。

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一応、オホーツクに運用されていた車両の4両セットなのですが、なかなかの異端車ぞろいのセット内容となっております。

 

セット内容はこんな感じ。

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今回購入したBセットは

 キハ183 100(とかち色)

 キハ182 0(トイレ窓・洗面所窓付き)

 キロ182 0

 キハ183 0

の構成です。

この構成の何が異端なのかというと、形式消滅しているか現存していても1~2両しかない希少車種ばかりなのです。

一応、先頭車2両とM車が付いているのでBセットだけでも走行は可能ですが、編成例を見ていただければわかるとおり、Bセットだけでは実際の営業列車は再現できません。

Aセットをベースとし、編成にアクセントをつけたいときにBセットの車両を組み替えるといった使い方が想定されており、Bセットは増結セットの扱いに近いですね。

 

それを承知で、Aセットが無いのにBセットを衝動買いした人がここに一人・・・。

 

車両をケースから取り出してみます。

まずはBセットの主役から。

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ボウズこと、キハ183 100番台です。

 

実車の写真がこちら。

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キハ183 100番台は、中間電源車であるキハ184を先頭車改造した形式です。

101~104の4両が改造され、そのうち「とかち色」を纏った104は白ボウズと呼ばれていました。

104はキハ183 100番台で最後まで活躍した車両でしたが、今年の3月改正で運用を離脱して廃車となり、キハ183 100番台は形式消滅となっています。

 

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造形はいいとして、ほかの方が指摘されている通り塗装がいまいちですね・・・。

ドア横の手すり部分のモールド内に塗料が回りきっておらず、帯がかけてます。

車番はインレタをユーザが貼り付けるタイプですが、「とかち色」のキハ183 100番台は104しか存在していないので、インレタも104しか収録されてないです。

じゃあ最初から印刷しとけと思うのは私だけ?

 

続いての車両。

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キハ182 0です。

この車両がBセットの動力車となっています。

キハ182 0自体は現役ですがこいつの特徴は車端部のトイレ窓・洗面所窓がどちらも残っている形態ということ。

キハ182の原形車はどちらの窓も付いていますが、2000年頃からトイレの洋式化改造と洗面所改造工事が施工されており、その工事が施工されるとそれぞれの窓が埋められています。

Bセットのキハ182はそのどちらも施工されていない姿、すなわち未改造状態となるわけですが、未改造車はすでに現存していません。

というか、2005年時点でも半分くらいは洋式化改造を受けていたような気がします。

車番は4と17が収録されていますが、前述の通りどちらも廃車済みです。

 

続いては白ボウズと並ぶ目玉車両。

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キロ182 0です。

キロ182は大半がキロハ182へ改造されており、現存するのは9番のただ1両です。

現存する9番はマニアから「キロ9」と呼ばれ、常に動向が注目されている車両となっております。

現在はキロハ182の予備車的な存在となっており、たまに「オホーツク」の運用やほかの列車の故障時の代走に付くようです。

ただ、私がまだ北海道に住んでいた2000年代は、キロ9は「とかち」に充当されることが多かった記憶があり、個人的には「オホーツク」のイメージはあまり無いです。

車番は9と10が収録されています。

 

最後の車両。

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キハ183 0です。

「スラントノーズ」と呼ばれる角ばった形状が特徴のキハ183ですが、この形状持つ車両はほとんどがエンジンを換装された200番台に改造されています。

 

現在0番台は3と4のみとなっていますが

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その2両とも「旭山動物園号」となっており「とかち色」は現存しません。

しかも、この2両を含む旭山動物園号」は今年度中の廃車が発表されているので、0番台そのものが風前の灯状態です。

車番は6と16が収録されていますが、どちらも廃車済みです。

 

といった感じで、セット内容を一通り紹介しました。

なかなかクセのある車両ばかり収録されているのですが、私が北海道に在住していた2000年代当時では、編成中に1両は居たような車両ばかりです。

それがBセット単体でも購入に踏み込んだ動機でした。

最終的にはAセットも手に入れ、いろいろと組み替えて北海道在住当時のことを懐かしみながら遊びたいなと考えています。 

 

Aセットのレビュー記事はこちら。

工作した記事はこちら。


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