川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑪ 黄昏の青い森鉄道を行く

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑩ 夕方の大湊線を引き返す

 

野辺地では青い森鉄道青森行きに5分で接続なのですが、遅延騒動のおかげで到着時には青森行きの出発時刻を迎えていました

接続は取ってくれましたが、構内を撮影する間もなく慌ただしく乗り換えです。

 

44本目 青い森鉄道線 583M 青森行き 野辺地(18:07)⇒青森(18:56)

f:id:kawaturu:20171203220846j:plain

車両は青い森701系2両編成。

野辺地駅青い森鉄道移管後初訪問だったのでいろいろ見たかったのですが、これ1枚だけしか撮影できず・・・。

置いて行かれても困るので、そそくさと列車に乗り込みます。

 

列車は接続を取ったため、5分遅れで野辺地駅を発車。

f:id:kawaturu:20171203222220j:plain

本日の目的地、青森へ向けてラストスパートです。

 

浅虫温泉付近で日没を迎えました。

f:id:kawaturu:20171203222358j:plain

f:id:kawaturu:20171203222344j:plain

なんとも美しい空。

途中下車してじっくり撮影することを考えましたが今更降りても手遅れかとも思い、車窓からじっくりと黄昏の空を堪能することにしました。

 

空を眺めているうちに、あっという間に終点の青森駅に到着。

f:id:kawaturu:20171203223121j:plain

本日の目的地に無事到着しました。

 

44本目 青い森鉄道線 583M 野辺地⇒青森
乗車時間:49分
移動距離:44.6km

 

 

野辺地駅ではロクに写真を撮れなかったので、乗ってきた車両を撮影。

f:id:kawaturu:20171203223559j:plain

車体全体にラッピングが施されており、気合が入っています。

ちなみにこの青い森701系、登場時はこんな感じでした。

f:id:kawaturu:20171203223841j:plain

JR東日本701系の帯色を変えただけの手抜き シンプルであっさりとした姿でした。

 

f:id:kawaturu:20171203223617j:plain

ドア横ではマスコットキャラクター「モーリー」がお出迎えしてくれます。

 

青森ベイブリッジをバックに一枚。

f:id:kawaturu:20171203224649j:plain

 

帰り際に跨線橋からも一枚。

f:id:kawaturu:20171203224815j:plain

秋田の701系と並んでいました。

 

北海道新幹線開業後、青森駅を訪れたのは初めてだったので構内をプラプラ。

一番の変化はこれだと思います。

f:id:kawaturu:20171203230041j:plain

かつて津軽海峡線の列車を表示していた左上の表示器が無表示になっていました。

撤去するでもなく、電源を落としたまま残置されています。

 

こちらは健在でした。

f:id:kawaturu:20171203230658j:plain

 

駅舎の外観も撮影。

f:id:kawaturu:20171203230633j:plain

駅の構造的な話としては、東北新幹線新青森開業時と比べて北海道新幹線開業の影響は青森駅にはあまりなかったようです。

 

しかしながら、駅の活気は寂しくなっていたというのはひしひしと感じましたね。

構内を歩いて一番の印象は「人がいない」でした。

北海道への玄関口として長年機能していた青森駅ですが、今はその使命を完全に新青森駅に譲っており、単なる青森県の中心駅に成り下がってしまった以上、しょうがないのかもしれません。

 

これにて本日の活動は終了です。

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑫ 6日目のまとめと宿と飯

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ
にほんブログ村

鉄道コム
鉄道コム

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑩ 夕方の大湊線を引き返す

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑨ 快速しもきたで大湊線を行く

 

折り返し列車までの時間を使って、大湊駅を散策します。

まずは駅舎をパチリ。

f:id:kawaturu:20171203175228j:plain

実は私、9年前にも大湊駅を訪れております。

前回の記事で「未乗線」とか「完乗達成」という単語が出てこないのは、そのときに大湊線は完乗していたためです。

 

ちなみに9年前(2008年5月)の大湊駅舎はこちら。

f:id:kawaturu:20171203175753j:plain

外観はガラッと変わりましたが基本的な造形は変わっていないため、リフォームされたようですね。

9年前は典型的な「ローカル線の拠点駅」という味わいでしたが、今はすっかりと垢抜けております。

なんとなく寂しい気分になるのは気のせいでしょうか・・・。

 

続いて駅名標

2017年8月

f:id:kawaturu:20171203180938j:plain

 

2008年5月

f:id:kawaturu:20171203181005j:plain

駅名標八戸線同様、大湊線全体でデザイン性の高いものに交換されております。

 

一方で、こちらは2008年当時から現役のようです。

f:id:kawaturu:20171203181252j:plain

そんな感じで感傷に浸っていると、折り返し列車の出発時刻となりました。

 

43本目 大湊線 736D 野辺地行き 大湊(17:01)⇒野辺地(18:02)

f:id:kawaturu:20171203181532j:plain

f:id:kawaturu:20171203181810j:plain

車両はここまで乗ってきたものと同じ、キハ100系2両編成。

来るときは快速でしたが、折り返しは普通列車です。

 

列車は定刻に大湊駅を発車。

往路とは違い、1ボックス1組程度の乗車率でした。

 

17時を回り、車窓はすっかり夕暮れとなりました。

f:id:kawaturu:20171203182142j:plain

f:id:kawaturu:20171203182320j:plain

西の空には、雲が広がってきました。

 

陸奥横浜駅に到着。

f:id:kawaturu:20171203182436j:plain

f:id:kawaturu:20171203182451j:plain

ここで対向列車と交換をしました。

 

そして列車は、大湊線随一のビュースポットへ差し掛かります。

f:id:kawaturu:20171203182557j:plain

晴れていたら夕陽がばっちり見えたはずなんですが、残念ながら雲の中です。

今回、すでに乗車済みながら行程に大湊線を組みこんだのは、ここで夕日が見たかったからだったんですが、目的は果たせませんでした・・・。

今度近くに来たときはリベンジをしたいです。

 

列車は終点の1つ手前の北野辺地駅に到着。

f:id:kawaturu:20171203183050j:plain

f:id:kawaturu:20171203183143j:plain

別に何ともない普通の無人駅なのですが、交換するわけでもなく長いこと停車。

しばらくすると、予想外の車内放送が

 

 

「間違えて1つ手前の有戸駅を通過してしまいました。降りる予定だった方は運転士まで申し出てください。」

 

 

なんと、本来停車するはずの「有戸駅」をすっ飛ばしてしまったようです。

誤通過のニュースはよく聞きますが、まさか自分が乗車した列車でそのようなことが起きるとは・・・。

もちろん、こんなことは初めての経験でした。

結局、この列車の乗客の中には有戸駅で降りる人がいなかったためそのまま運転続行。

 

遅延騒動のおかげで、5分遅れで終点の野辺地駅に到着。

f:id:kawaturu:20171203183912j:plain

目的の夕陽は見れませんでしたが、貴重な体験をすることができました。

 

43本目 大湊線 736D 大湊⇒野辺地
乗車時間:1時間6分(5分遅れ)
移動距離:58.4km

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑪ 黄昏の青い森鉄道を行く

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ
にほんブログ村

鉄道コム
鉄道コム

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑨ 快速しもきたで大湊線を行く

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑧ 八戸駅を散策

 

八戸駅からは「本州最北の鉄道の地」をめざして北上します。


42本目 青い森鉄道大湊線 3731D 快速しもきた大湊行き 八戸(15:14)⇒大湊(16:54)

f:id:kawaturu:20171203142733j:plain

f:id:kawaturu:20171203142808j:plain

車両はキハ100系2両編成。

 

f:id:kawaturu:20171203142859j:plain

JRの車両ですが方向幕に「JR大湊線」と書いているのが不思議な感覚です。

もうここは「JR線ではない」と思い知らされます。

 

f:id:kawaturu:20171203143111j:plain

大湊線にもはまなすベイライン大湊線という愛称がついているようです。

今回の旅でいろんな愛称を見過ぎて、何が何だか分かんなくなってきました・・・。

 

列車は定刻に八戸駅を発車。

車内は通路まで立ちが出るほどの混雑でした。

この列車は全区間快速運転なので、青い森鉄道線を軽快に北上します。

 

三沢駅に到着。

f:id:kawaturu:20171203143827j:plain

ここで若干の入れ替わりがありましたが、相変わらずの混雑です。

 

八戸駅から45分程度で野辺地駅に到着。

f:id:kawaturu:20171203152946j:plain

青森方面からの乗客が増え、一層混雑が増しました。

 

野辺地駅を発車。

f:id:kawaturu:20171203153116j:plain

青い森鉄道線から大湊線に入ります。

 

大湊線に入ると、青空が出てきました。

この日の青森県の天気予報は「太平洋岸のみ曇る」だったので、天気予報通りでした。

f:id:kawaturu:20171203153204j:plain

 

車窓には陸奥湾が見えてきました。

f:id:kawaturu:20171203161827j:plain

f:id:kawaturu:20171203162046j:plain

午後だと逆光になるのが残念ですが、遠くには陸奥湾を挟んで対岸にある津軽半島が見えました。

ちなみに海が近づくと自動放送が流れるので、見逃す心配はありません。

 

大湊線の中間地点の陸奥横浜駅に到着。

f:id:kawaturu:20171203162230j:plain

「神奈川の横浜」から「青森の横浜」までやってきました。

ここで3分の1ほどが下車し、車内にも余裕が出てきました。

 

陸奥横浜を出ると、釜臥山が見えてきました。

f:id:kawaturu:20171203162816j:plain

 

本州最北の駅、下北駅を出て田名部川を渡ります。

f:id:kawaturu:20171203163334j:plain

この田名部川を渡り切ったあたりが本州最北の鉄道の地です。

釜臥山が水面に映り、とても綺麗でした。

 

列車は終点の大湊駅に到着です。

f:id:kawaturu:20171203163551j:plain

 

42本目 青い森鉄道大湊線 3731D 八戸⇒大湊
乗車時間:1時間44分
移動距離:109.8km

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑩ 夕方の大湊線を引き返す

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ
にほんブログ村

鉄道コム
鉄道コム

模様替え 2017年冬

1年とは早いもので、今年もあと1ヶ月となりました。

季節も秋から冬へ移り変わったので、当ブログも冬仕様に模様替えをしてみました。

 

今回のタイトル画像は「冬空の相模川を渡るエクスプレス色の踊り子」です。

f:id:kawaturu:20171203001058j:plain

 

こちらの写真は、3年前の12月に茅ヶ崎~平塚間を流れる相模川にかかる「馬入川橋梁」で撮影したもの。

この日は雲ひとつない青空となったので、冬空バックの写真が撮りたくなり相模川まで出向いたのでした。

 

前7両は先月大宮車両センターに全検入場したOM09編成です。

OM09編成は「エクスプレス色」を最後まで纏った185系でしたが、OM09編成の大宮入場により本線上からエクスプレス色は消滅となりました。

全検明けの出場時にはストライプ色となるか、エクスプレス色を保ったままか、はたまた全く別の塗装で出場するのか?という期待も込めて、今回この画像を選定いたしました。

 

個人的にはストライプ色ばかりだとつまらないので、新潟の115系のように「リレー号色」や「フルフル色」といった過去に存在した塗装で出場してほしいところです。

それか「あまぎ色」や「湘南色」のような、度肝を抜くような新塗装も面白いですね。

 

ともあれ、OM09編成の動向には注目していきたいと思います。

 

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村

鉄道コム
鉄道コム

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑧ 八戸駅を散策

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑦ 濃霧の八戸線を行く

 

八戸からの乗り換え列車まで時間があったので、しばし駅内を散策します。

まずは乗ってきた列車を撮影。

f:id:kawaturu:20171202223718j:plain

隣の番線に、顔の塗り分けが異なるキハ40系がいました。

 

f:id:kawaturu:20171202223757j:plain

キハ40 592

頭部が赤くなった車両は「赤鬼」と呼ばれているそうです。

本日12月2日よりキハE130系500番台が運用開始されたので、この姿も間もなく見納めとなるでしょう。

 

f:id:kawaturu:20171202224433j:plain

ホームを挟んで反対側には「リゾートあすなろ」が居ました。

営業運転を終えた後のようで、回送となって出発していきました。

 

このあとは各ホームの駅名標を回収。

八戸線専用ホーム 看板式

f:id:kawaturu:20171202224641j:plain

 

八戸線専用ホーム 行燈式

f:id:kawaturu:20171202224731j:plain

 

八戸線青い森鉄道共用ホーム

f:id:kawaturu:20171202224813j:plain

 

青い森鉄道専用ホーム

f:id:kawaturu:20171202224841j:plain

盛岡駅と同様に、ホームの配線・運用によってJRと青い森鉄道の乗り入れ可否が異なることから、同じ構内でも番線によって使い分けがされています。

 

続いて発車標。

f:id:kawaturu:20171202225906j:plain

八戸駅から青い森鉄道青森方面へ向かう場合は、制約はありますが「青春18きっぷ」が使用可能です。

しかし盛岡方面へは例外なく使用不可のため、発車標に青春18きっぷではご利用になれません」という表示が出されていました。

18きっぷ期間以外は表示されないと思われるので、レア表示ではないかと思います。

「IGR」がロゴ風味になっているのも面白いですね。

 

ちなみに八戸駅の在来線部分は、東北本線八戸~青森間の経営移管に伴いJR東日本から青い森鉄道管理へと変更されています。

f:id:kawaturu:20171202230702j:plain

この時計もJR時代からあったものと思われますが、青い森鉄道のロゴシールを上張りして転用していました。

 

次の列車の発車時刻が迫ってきたので、これにて散策終了です。

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目⑨ 快速しもきたで大湊線を行く

 

にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道旅行へ
にほんブログ村

鉄道コム
鉄道コム