川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

大変革した「快速エアポート」を撮る その1 2024春 札幌帰省①

今回から新しい遠征シリーズを開始いたします。

当ブログの遠征シリーズと言えば、先日まで連載していた2023GWシリーズなど1年前の話題など当たり前、最悪なパターンだと過去帳入り済みの腐ったネタを延々と綴るという体たらくっぷりですが・・・今回は珍しく新鮮なネタでございます (^_^;)

 

つい先日のこと、故郷である北海道へ行く所用がありました。

所用がてら札幌市の実家へ顔を出すことにしたのですが、春のダイヤ改正にてJR北海道の札幌圏で大きな動きがあったのと、期間限定の狙いたいネタがあったので、帰省ついでに趣味活動をすることに。

それゆえ数回で完結できそうなボリュームなので、溜まりに溜まったほかの遠征ネタを差し置いて、先行で更新することにいたします(笑)。

 


 

まずは羽田空港から新千歳空港へ。

今回は会社終わりから羽田空港へ直行したので夕方出発です。

 

「北海道の翼」で帰ります。

スープが期間限定でぎょれんコラボの昆布スープになっていました。

個人的にはAIRDOのオニオンスープが好きなので、ちょっとハズレでしたかね。

 

ともあれ飛行機は無事に新千歳空港に到着。

4月というのは大きなイベントも無く、雪も融けていれば草花も生えておらず見どころに乏しいという、北海道観光にとっては実は微妙なシーズンなのですが、それでも多くの観光客で賑わっておりました。

 

新千歳空港からはお馴染みの「快速エアポート」に乗車して札幌駅へ。

この日は実家へ真っすぐ向かい、移動だけで終了です。

 

 

翌日はお昼過ぎから趣味活動を始めますが、お目当ては先ほど登場した快速エアポートです。

北海道の空の玄関である新千歳空港と、道都札幌市を結ぶ「快速エアポート」は、JR北海道の単なる一列車の範疇を超え、北海道経済を支える最重要インフラのひとつと言っても過言ではない存在。

そんな「快速エアポート」ですが、今年春のダイヤ改正で大変革が起きたのです。

 

ダイヤ改正前のデータイム札幌~新千歳空港間は、1時間に5本の12分間隔で「快速エアポート」が運転されるダイヤでした。

それが今回の改正で

①1時間に1本は新札幌~南千歳ノンストップの「特別快速エアポート

②1時間に2本は北広島~新千歳空港全て停車の「区間快速エアポート」

③1時間に3本は今まで通りの「快速エアポート

という、1時間に6本と今までより1本増発、だけど運転間隔は変則的な運転体系へと生まれ変わったのです。

京急羽田空港輸送に置き換えると、エアポート快特快特、急行の関係性みたいなもんでしょうかね。

 

快速エアポート」は昔は15分間隔、その後12分間隔へと増発されたものの「とりあえず来た列車に乗ればいい」という、一見さんにも優しい等間隔でシンプルな運転体系が特徴でした。

まあ札幌・新札幌~新千歳空港の移動という観点だけなら「とりあえず来た列車に乗ればいい」は変わりませんが、特に札幌発基準だと「快速(00分)⇒区快(04分)⇒快速(19分)⇒特快(30分)⇒区快(34分)⇒快速(49分)」と、運転間隔に結構なばらつきが発生する体系に。

特に快速・特快のわずか4分後に遅い区快が出たうえ、次列車まで15分空くというのがどうなの?という印象でした。

 

さらに札幌駅以西の小樽方面へ目を向けると、毎時2本のうち1本は手稲~小樽間が全駅停車となり、廃止された「区間快速いしかりライナー」へと実質格下げに。

「北海道版マリンライナー」在りしころから1時間に2本確保されていた、札幌~小樽間の快速列車が減便されて、小樽方面はちょっと不便になりました。

 

 

是非はともかく、そんな大変革が起きた新生「快速エアポート」を撮影しようというのが、今回の主題でございます。

予定では貨物列車も撮影できる千歳線 西の里界隈へ行くつもりでしたが、遠征した週末はちょうど寒さがぶり返したので、ひよって白石駅で駅撮りをすることに (^_^;)

てなわけで札幌駅から普電で白石駅へ向かったのですが・・・

なんと乗車電が721系の非エアポート用編成では唯一VVVFへ更新されたF-2107編成に当たりました!

F-2107編成は1度くらいしか乗車経験が無かったので、乗れてラッキーでしたな。

 

そんな思わぬ出会いを経て、さっそく撮影開始。

といってもファーストショットは、エアポートでは無く普通列車です。

 

一見「快速エアポート」とは関係なさそうですが、実は今回のダイヤ改正千歳線普通列車も大幅再編されました。

今まで千歳線普通列車は、「快速エアポート」や特急列車の合間を縫うように、千歳行きや苫小牧行きが1時間に2本程度運転されていました。

それが前述の北広島~新千歳空港間を全駅停車する区間快速が新設されたため、普通列車は北広島止まりとなり、それ以南は区間快速が代替する体系へと再編されました。

 

これにより、今まで札幌へは北広島へ、新千歳空港へは千歳で乗り換えを強いられていた島松~長都の利用客は、改正後はどちらも区間快速で直通できるように。

今年改正で最も恩恵を受けたのは、なにげに島松~長都の利用客ではないかと個人的に思っております。

 

前振りですでに2000文字使っちゃいましたが、ようやっと本題へ (^_^;)

初手からいきなり撮りたかったものが登場。


4865M「特別快速エアポート65号」

まずやってきたのは721系充当の特別快速。

「特別快速エアポート」自体は2020年3月改正で新設されたものの、朝晩の数本のみしか設定されず、日中時間帯に見ることはできませんでした。

ゆえに走行写真はこれが初めてでしたが、幸先よく721系充当の姿を撮影出来て良かったです。

 

続いては千歳線らしく特急列車が通過。


4004D「おおぞら4号」

かつては多種多様な車両が行き交った千歳線気動車特急ですが、現在はキハ261系1000番台に統一され、面白みが大分減りましたね。

ヘッドマーク表示は健在なのが、せめてもの救いでしょうか。

 


3867M「快速エアポート67号」

普通の?快速列車は、見た目上はダイヤ改正前と変化なしです。

 

白石駅千歳線函館本線複々線区間内にあるので、函館本線の列車も一応撮影可能です。


184M

本日は721系と735系の併結6連が充当されていました。

ちなみに札幌圏の普通列車は、エアポート編成の間合い運用や731系固定運用など一部を除き721系・731系・733系・735系で共通運用となっており、なにが来るかはその日次第のためご注意を。

 

千歳線に戻ると、またまた特急列車が通過。


6005D「北斗5号」

続いて千歳線普通列車が入線。


743M

721系でも最古参の部類に入るF-2編成がやってきました。

737系の函館本線 旭川口への投入開始とともに、ついに721系にも置き換えの波が到来したようなので、721系も撮れるだけ撮っておかねば・・・。

 

下り通過線を挟んで、上り普通列車と離合しました。

定刻だと白石駅では離合しませんが、前走りの北斗5号が若干遅れたため、離合シーンが見られました。

 

フルカラーLED版の北広島幕も狙います。

長いこと札幌に住んでいましたが、北広島行きなんて人身事故でもなければ見られない超レア幕だったので、それが日常的に見られるとは違和感しか無いです。

 

お次は本改正の目玉列車?が登場。


5869M「区間快速エアポート69号」

区快幕を撮るのが目的でしたが、快速と同じ設定(SS1/320)で撮ったのに縦方向にムラが出現・・・。

フルカラーLEDのうち、G素子だけ点灯周期が異なるのでしょうかね?

 

お次の快速2連発は721系が連続充当。


3871M「快速エアポート71号」

 


3873M「快速エアポート73号」

721系の快速に関しては回数自体は数え切れないほど撮ってますが、新機材でも記録しておきたいので余さず狙っておきます。

ただ曇り空なのが残念ですが・・・。

 

続いては普通列車


745M

ファーストショットで撮影した721系F-14編成が、北広島駅から戻ってきました。

50分くらいで戻ってきたので、割と早かったですね。

 

そして区間快速のリベンジを。


5875M「区間快速エアポート75号」

SSを1/200まで落としたら、ムラなく綺麗に写ってくれました。

ただエアポートは特急並みに飛ばしてくるので、ワタクシのちんちくりんな腕でズーム流しをすると、歩留まりが落ちるのが難点ですね・・・。

 

そして続行は特快エアポート。


4877M「特別快速エアポート77号」

またしても721系3000番台トップが充当されていました。

 


3879M「快速エアポート79号」

この日初の721系4000番台でした。

 

函館本線の普電にもエアポート編成が。


192M

 

さらに続行で白石駅までの乗車電だった721系F-2107編成。


194M

なにげにF-2107編成の走行写真を撮ったのは今回が初めてかな?

狙って出会える存在じゃないだけに、機会に恵まれて良かったです。

 

お次は30分に1回の区快チャンス。


5881M「区間快速エアポート81号」

733系は撮れたので721系を所望していたところですが、またしても733系。

快速エアポート」は721系と733系で共通運用となっているので、普通列車と同じくどちらが来るかは運しだいです。

 


3883M「快速エアポート83号」

このあたりで大分寒さにやられて辛くなってきました。

さっきの区快が721系だったら撤収しても良かったのですが、この日の721系はノーマル快速ばかりに充当されており、なかなか都合よく行きません・・・。

 

お次は1時間ぶりの特急タイムです。

まずは海線からの北斗。


7D「北斗7号」

 

間にエアポート。


3885M「快速エアポート85号」

 

でもって今度は石勝線からとかち。


36D「とかち6号」

普通の週末、かつ区間特急的な「とかち」とはいえ、4両編成はちと寂しいですな。

 

今度は函館本線にちょっとレアな車両が登場。


196D

特急車並みのハイスペックを誇るキハ201系充当の普通列車です。

キハ201系はちょっと前まで、日中の「いしかりライナー」運用を持っていましたが、現在は721系などの電車に混じって函館本線普通列車数本を担当。

まあキハ201系の真価は、山線直通の「ニセコライナー」や731系との併結運用でこそ発揮されるので、暇つぶしの間合い運用といったところでしょうか。

 

そしてこの日4回目の区快チャンス。


5887M「区間快速エアポート87号」

またしても733系でした・・・。

もう寒すぎて体が震えるしおしっこしたいしと、色々限界が近づいてきました。

 

そんな弱った私に函館本線から特急が強襲。


3024M「ライラック24号」

なんとかズーム流しが決まってくれました。

 

最後は1時間に1回の特快チャンス。


4889M「特別快速エアポート89号」

こちらは未撮影だった733系充当の特快を回収できました。

 

といった感じで2時間ほどの撮影を終えて白石駅を撤収。

本日の札幌の最高温度9℃と真冬の神奈川県並に冷え込みましたが、それにしては薄着で挑んだため、2時間でかなり体力を消耗してしまいました・・・。

 

清算のため改札を出てトレイに駆け込み、そのあと駅前のセコマで軽食を買って暖を撮っていたら、なんと次の区快が721系という悲劇が・・・。

これでは帰れんとヤル気を振り絞り、延長戦を敢行することにしました。

 

かなり長くなったので、延長戦の模様は次回の記事にて。

引退間近のキハ85系を乗り鉄する 2023GW 北陸・紀州遠征㉓

前の記事はこちら。

2023GW 北陸・紀州遠征も、ようやっと最終回でございます。

 

前回の記事にて撮り鉄の日程は全て終了したので、帰路へ着きます。

本日は夜からヤボ用が入っているため、珍しく午前中のうちに移動開始です。

まずは新宮駅から、東海道新幹線との接続駅である名古屋駅へと向かいます。

 

そして乗り込むのは、当然こちらの列車です。

2日間に渡って追いかけ回したキハ85系充当の「南紀4号」です。

当時は定期運用終了まで残り2か月という時期で、私にとってキハ85系に乗車するのは今回が最後となるので、名古山駅までたっぷり乗り納めをしたいと思います。

ちなみに「南紀」に乗車するのは今回が初めてです。

 

列車は定刻に新宮駅を発車。

午前中の上り列車ということもあってか、意外にも30%程度の乗車率でした。

 

新宮駅を発車直後、熊野川を渡って三重県に戻りますが、その直後の線路際でサロン熊野路さんがお手振りのお見送りをしてくれました。

ばっちり顔まで写ったのでさすがに写真はあげられませんが(笑)、最後の最後までありがとうございました!

 

列車は熊野市駅を過ぎて、いよいよオーシャンビューが続く区間へ。

窓が汚くて車窓がよく見えん・・・。

(今は言わなくなったけど)ワイドビューと名乗っときながら、こんなクッソ汚い窓ガラスじゃサギじゃないですか・・・。

幸い自分の前列のガラスは綺麗だったので、首を伸ばして前の窓ガラスから車窓を見るハメになりました (^_^;)

 

紀伊長島駅で「南紀1号」と交換。

大型連休も終盤ということで、下り列車はガラガラでした。

 

紀伊長島駅を過ぎると今度は山区間へ入り、昨日訪れたイセカシ界隈へ。

山へ入ると天候が若干回復してきましたが、やはり曇り予報だったからか沿線の撮り鉄は昨日の半分程度でした。

 

三瀬谷駅で今度は臨時の「南紀81号」と交換します。

先ほどの1号にも増してガラガラでした。

上りの臨時列車は軒並み午後出発だったため乗れませんでしたが、やはり臨時列車のほうが狙い目でしたかね。

 

といった感じで風光明媚な区間も終わり、参宮線との分岐駅である多気駅に到着。

 

多気駅の出発直後、有名撮影地である櫛田川橋梁に差し掛かります。

自分の乗車列車はケツ打ちとなりますが、直後に対向の「南紀3号」がやってくるので、それ狙いの撮り鉄が10名ほど陣取っていました。

櫛田川橋梁も押さえておきたいポイントだったものの、残念ながらキハ85系は撮れずに終わってしまいました・・・。

 

多気駅を過ぎると、車窓は市街地がメインとなり面白みが無くなるので、車内探検をすることに。

まずは自分が乗車した車両であるキハ85-1110のプレートをパチリ。

キハ85-1100番台は、もともと100番台として製造された貫通型先頭車両に、バリアフリー対応改造を施した車両です。

 

なのでトイレは車いす対応の大型洋式トイレが付いているのですが・・・故障中で使用できませんでした。

引退が決まっている車両、かつ増結車両ゆえほかの車両のトイレを使えばいいという判断で、修理せず運用したという感じでしょうか。

キハ85系JR東海らしく外観は手入れされ綺麗なのですが、老朽化はそれなりに進んでいたようですね。

 

そして今回乗車した南紀4号は、5両編成のうち4両が先頭車両で、中間にはこんな感じで貫通形先頭車が組み込まれていました。

 

というわけでその連結部も観察。

キハ85系は前面形状がくの字型、かつ貫通扉が開き戸になっているので、ドアがちょっと奥まって据え付けられているのが変わっていますね。

さらにキハ85系は低運転台なので、681・683系などの高運転台車両と違いデッキが明るいため、とても開放感があります。

 

貫通扉に仕込まれたヘッドマークもパチリ。

鉄オタ的には見どころな中間ヘッドマークですが、最近の特急車両はヘッドマークを備えない車両が大半、かつ備えていてもLED式だったりするので、この光景も近い将来見られなくなるでしょう。

 

3号車には編成中唯一の中間車両として、キハ84-203が連結されていました。

 

キハ84-200番台の特徴は、販売カウンター付きの車販準備室があることです。

キハ85系が登場したのは、車販サービスが旺盛だったJR民営化直後のこと。

コンビニがエキナカまで普及し、わざわざ割高・品ぞろえも限りある車販を利用する必要もなくなり、時代の流れで不要になったと言えばそれまでの設備でしたが、まだまだ鉄道に夢があった時代の名残ですね。

 

といった感じで車内探検を終えたころ、津駅に到着。

津駅の駅名標は一度撮ってみたかったので、わずかな停車時間の隙に乗車した車両とともにパチリと撮影しておきました。

 

津駅を過ぎると紀勢本線から伊勢鉄道線に入り、四日市へワープします。

四日市駅中央西線向けの石油タンカーの発着地なので、お馴染みの緑タキがたくさん留置されていました。

四日市が地元なわけじゃないのに、なぜか「帰ってきた感」が湧いてきました(笑)。

未踏の地だった紀伊半島の先端から、何度か来たことがある四日市界隈へ来たからでしょうかね。

 

このあとの車窓は何度も見慣れた風景なので、半分うたた寝していると名古屋車両区の横を過ぎて到着放送が流れました。

 

新宮駅から約3時間半、終点の名古屋駅に到着です。

これにてキハ85系ざんまいだった紀州編の予定がすべて終了です。

撮り鉄でも十分な成果が得られましたが、最後に「南紀」のほぼ全区間乗り鉄出来てよかったですな。

 

名古屋駅からは新幹線に乗り換えますが、ちょうどお昼時だったのでランチタイムへ。

名古屋駅で飯を食うと言えばこちら。

当ブログでも度々登場する、中央線ホームのきしめん屋でございます。

 

いつもならワンコインきしめんを発注しますが、今回は遠征の打ち上げも兼ねているのでこちらの布陣で。

 

まずは生ビールと天つまで一息。

休日とはいえ、真昼間からビールを頼んでいるのは私だけでした(笑)。

 

そのあと玉子きしめんで〆ます。

こちらも安定の美味しさでございました。

 

お腹を満たした後は新幹線ホームへ。

こんな明るい時間に帰りの新幹線に乗るなんて、新鮮を通り越して違和感すらありますね (^_^;)

そして今回はちょっと贅沢してグリーン車で帰ります。

正確に言うと贅沢でG車にしたのではなく、大型連休終盤とあってお昼の段階で普通車はB席(三列シート真ん中)しか空いておらず、G車は窓側が空いていたのでこちらを選択したのでした。

 

車内ではシンカンセンスゴイカタイアイスで甘味補給。

キャラメルアーモンドブラリネなる、見たことのないフレーバーがあったので購入してみました。

なかなか美味かったのですが、この1度以外見たことが無いので、期間限定品だったのでしょうかね?

 

疲れた体にほどよくビールが入ったので、アイスを食した後は爆睡してあっという間に新横浜駅に到着。

ここから横浜線に乗り換えて遠征完了・・・の予定だったのですが

 

東神奈川駅京浜東北線へ乗り換える際、ツユのいい香りに釣られて、東神奈川駅名物の日栄軒に立ち寄ってしまいました。

いつもの遠征帰りだと遅すぎて大抵閉まっているので、久々に食して帰ります。

 

発注するのはもちろん、日栄軒名物の穴子天そばです。

遠征の〆メシとなりましたが、〆とは思えないガッツリ系で遠征を終えました(笑)。

 

といった感じで、23回に渡ってお届けした2023GW 北陸・紀州遠征はこれてに完結でございます。

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本遠征に旅立ったのは2023年5月1日のことだったので、本当にギリッギリで1年遅れにならずに更新を終えることができました・・・。

まあ鮮度落ちも甚だしいネタをずっと更新してきたので、読者の皆様からしたら今さら何いってんの?って感じと思いますが (^_^;)

 

遠征してから1年、北陸新幹線 敦賀開業およびキハ85系の引退が予定通り実施され、23回の更新で綴ってきたカットのほぼ全ては、すでに過去帳入りしております。

北陸・紀州とも、兼ねてより1度行きたいと思いつつ行けていなかったのですが、終始お天気に恵まれて大変実りある遠征となりました。

またご一緒いただいたご同友のお二方には、改めて御礼のほど申し上げます。

 

北陸のほうは新生サンダバ目当てに湖西線あたりに、紀州のほうは「逆オーシャン」目当てに和歌山県寄りに、それぞれ再び足を運びたいところですね。

私のことなのでまたずるずる先延ばししそうですが・・・、遠征を敢行した際にはまたここで綴っていきたいと思います。

 

2023年ゴールデンウィーク、のべ5泊6日に渡った大遠征の記録でした。

 

おしまい

王子ヶ浜でキハ85系と283系を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征㉒

前の記事はこちら。

遅筆が響き、ちょうど1年遅れとなってしまった2023GW北陸・紀州遠征ですが・・・、いよいよ最終日のお話に入ります。

 

最終日は午前中の列車で帰路に着く予定でしたが、出発まで数時間の猶予があったので、ちょいと朝練をすることに。

ホテルまでサロン熊野路氏に迎えに来ていただき、向かったのはJR西日本区間である新宮~三輪崎の王子ヶ浜海岸の撮影地です。

本遠征は初日から4日連続で好天だったのですが、本日は打って変わり曇り優勢のお天気となりました。

まあ私の弱小な天気運にしてはツキ過ぎていたので、まあ致し方ないでしょう。

 

そんな王子ヶ浜海岸で狙うのは、もちろんこの車両。


回3004D? 「南紀4号」の送り込み回送

南紀4号は紀伊勝浦駅始発ですが、車両は新宮駅構内で滞泊するため、新宮駅から紀伊勝浦駅まで回送列車が走ります。

そんな列車を狙ったのですが、やはりお天気が渋いのが残念です・・・。

 

今回のメインはキハ85系ですが、JR西日本区間の主役と言えばこちらも外せません。


66M「くろしお16号」

オーシャンアロー」こと283系でございます。

実は本遠征でも、構想段階では日程をさらに1日延長し、周参見や田辺あたりで283系も撮影する欲張りプランも練っていたのですが、翌日に所用が入り見送った被写体でありました。

こんなお天気なので結果的には見送って正解でしたが、とりあえず新宮まで来た記録として1枚ながら撮影出来て良かったです。

 

 

これにて本遠征の撮り鉄はすべて終了。

サロン熊野路さんに新宮駅まで送っていただき、今回の紀州合宿はここでお開きとなりました。

撮影地のアドバイスから飲み屋の手配まで、3日間に渡りなにからなにまで大変お世話になりました。

次回は逆オーシャン合宿をよろしくお願いいたします(笑)。

 

 

ここから川崎までの帰路がてら乗り鉄となりますが、もちろん乗るのはあの車両。

そして長かった今回の連載も、次回が最終回です。

大峰近隣公園でキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征㉑

前の記事はこちら。

4日目の撮影も、いよいよ終盤戦へ。

山の部のメインであった三瀬谷ダムを後にして、最後はやはり海の部で〆ます。

 

本命の撮影地へ向かう途中、紀伊長島駅近くの赤羽川橋梁で臨時南紀を撮影。


8004D「南紀84号」

ここにきてスッキリとした青空が戻ってきました。

 

さらにググっと南下して一気に熊野市へ移動し、今回のメインとなる撮影地へ。

てことでやってきたのは、熊野市駅の北西の山にある大峰近隣公園というスポットでございます。

ここからは海バックに熊野市街を俯瞰することができます。

 

ここにやってきた理由は、ゴールデンウィーク限定の鯉のぼりカットを狙うためでした。

ゴールデンウィーク期間中、熊野市七里御浜海岸には約250匹の鯉のぼりが掲げられるのですが、実はその七里御浜海岸というのがちょうど上の写真の砂浜だそうな。

ちょうど遠征数日前、サロン熊野路さんがこの公園から鯉のぼりと列車を絡めたカットをSNSへアップされており、私も撮って見たくなりやってきたのでした。

 

てことで本日の〆・・・なのですが。


3008D「南紀8号」

海岸に沿って鯉のぼりが続いているはずが、左端に数匹しかおりません。

おかしいな?と思ったら、居合わせた同業者さんによると鯉のぼりは午後5時ごろ一斉に片付けられてしまったのだとか(8号の通過時刻は17時50分)。

この日がイベント最終日でしたが、陽が残っているうちに撤去されることを予想して昨日来るべきだったと思うと、ちょっと読みが浅かったですな・・・。

 

最後は消化不良になってしまいましたが、4日目の撮影はこれにて終了。

本日は和歌山県新宮市で一泊するため市内のホテルへ。

 

私は新宮に一泊しますが、ここまでご同行いただいたなんばポヤシさんは、翌日からお仕事があるとのことで撤収されるとのこと。

昨日のド早朝から、かわつる立案カツカツスケジュールな撮り鉄合宿に引き回してしまったのですが・・・、おかげさまで良き時間を過ごさせていただきました。

このあと関西へ戻られる道中もまたキツかったそうで・・・、これに懲りずまたジョイントのほどお願いいたします (^_^;)

 

なんば氏とはここでお別れいたしましたが、そのあとスマホ修理を終えられたサロン熊野路氏と合流して晩飯へ。

最初はテレビでも取り上げられたという狭い町中華?へ行こうとしたのですが、生憎営業していなかったため、氏オススメの別の町中華へ。

 

まずは餃子を肴にビールをググっと注入!

 

メインはマーボー丼とラーメンセットで。

町中華らしい、なかなか旨しなお店でした。

 

さすがに疲れたので、宿に帰って早々に就寝。

今回の遠征は旅費の節約も兼ねて、初日からスパ銭⇒スパ銭⇒ネカフェ⇒車中泊と4日連続で半仮眠で夜を明かしていたので、5日ぶりのまともな布団です (^_^;)

お世辞にも立派な部屋とは言えませんが、寝床って大事だなとしみじみ感じた一夜でありました(笑)

 

といった感じで4日目はこれにて終了。

なんだかんだ20回以上引っ張っている本遠征も、いよいよ明日が最終日です。

三瀬谷ダムでキハ85系南紀を撮る 2023GW 北陸・紀州遠征⑳

前の記事はこちら。

前回に引き続き、今回も紀勢本線 山の部の撮影です。

そして今回は山の部のメインカットの撮影に挑みます。

 

てことでやってきたのは、三瀬谷駅の南側にある「三瀬谷ダム」でございます。

三瀬谷ダムは、宮川を堰き止めて水力発電を行うため造られたダムですが、そのすぐ下流紀勢本線が通っています。

険しい山々が連なる紀伊半島らしい光景と言えるのではないでしょうか。

 

まずは上り南紀を撮影するため、ダムの堰堤からサイド構図で撮影します。

カメラの準備をしていると普電が通過。


331C

2両編成とはいえこの小ささなので、この橋梁の大きさが分かりますね。

 

そして本命の南紀が通過。


3006D「南紀6号」

5両編成だと丁度いい収まりですね。

ちなみに左端にもちらっとトラス橋が写っていますが、これは並行して架かる国道42号線の旧道である舟木橋です。

なんだか兄弟のように見えたので、友情出演していただきました。

 

6号を撮った後は、橋梁の南側の道路へと移動。

こちらが山の部のメインカットでございます。


3005D「南紀5号」

深い渓谷をなす宮川に架かる大トラス橋を行くこの構図は、紀勢本線区間で最も有名な撮影地のひとつであります。

ドン曇りも覚悟しましたが、なんとか薄日くらいには回復してくれて、新緑の青々しさは出てくれたので、まずまず満足な出来となりました。

 

山の部最後はイセカシへと戻り、上りの臨時南紀を撮影。

エアロケハンで気になっていた、阿曽駅近くの橋梁へと行ってみることに。

ここにきて青空が出て来たので、今回は大内山川へ入水して風景カットを狙ってみることにします。

 

ところが・・・


8002D「南紀82号」

列車が通過することには再び曇りシルキーな空になったうえ、山々もマンダーラという中途半端な状態に・・・。

私の弱小な天気運も、いよいよ尽きてしまったようですね (^_^;)

 

といった感じで山の部はこれにて終了。

ド本命の三瀬谷ダムカットを比較的好条件で撮影出来て、ここまで来た甲斐がありましたね。

 

このあとは海の部へと戻り、4日目最後の撮影に挑みます。