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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑧ BRT気仙沼線で被災地を行く その2
次の列車まで時間まで、気仙沼駅を散策します。
まずはホームから。
BRTのホームは、鉄路時代の1・2番線のものを流用しています。
車道部分は路盤をかさ上げし、駅舎との横断歩道部分だけホームを若干落とし込むことで、対面のホームまで平面移動ができるようになっています。
大船渡線の一ノ関方面は鉄路として残っています。
旧2番線の半分ほどをBRT用に転用したため、切欠きとなった部分に3番線を付与して運用しているようです。
本吉行きの気仙沼線BRTが発車。
一旦信号機の手前で停止し
「出発信号機」が青に変わり発車
信号機を通過すると赤に変わります。
信号システムは鉄道と変わらないようです。
BRTを見送り、駅舎の中へ入ります。
発車標をパチリ。
種別が普通とか快速ではなく「BRT」なのが面白いです。
発車標の横にはこんなものが。
BRT気仙沼線と大船渡線、そして鉄路の大船渡線のロケーションシステムによる位置案内表示サービスがありました。
これはなかなか便利そうですね。
そして、窓口である物を購入しました。
実はBRTの車内広告でodecaなるICカードを見つけていたのでした。
BRTではSuicaなど交通系ICも相互利用できるのですが、BRT独自のICカードが導入されているようです。
ちなみに私は、この広告を見つけるまでodecaというICカードの存在すら知りませんでした。
いい年したおっさんなのですが、絵柄に魅かれてついつい購入。
リスをモチーフにしたキャラクターが描かれています。
名前はおっぽくんというそうです。
で、このカードのパンフを見ると、衝撃の事実が判明。
BRT内でSuicaが使えたのでodecaもSuicaエリアで使えると思っていたら、なんとSuica⇒odecaの片利用のみの扱いでした・・・。
しかもodecaは電子マネー機能が無いのでBRTの運賃精算以外の使い道がありません。
odecaでできることはすべてSuicaで代用できるので、odecaは完全にSuicaの下位互換ということになります。
じゃあ最初からSuicaをBRTに導入すればよかったんじゃないの?
と思うのは私だけでしょうか・・・。
BRTなんて次はいつ乗るかわからないし、乗ったとしても今回のように乗り放題のパスを持っているでしょう。
使い道が全く見つからない不良債権状態のカードとなりました・・・。
そうこうしていると腹が減ってきたので、遅めの昼食を摂るため駅の外へ出ます。
まずは駅舎をパチリ。
駅前で食堂の類を探したのですが、見つかりませんでした。
で、目についたのが駅前にあるこちらのホテル。
どうやら中のレストランがランチ営業をしているようなので、そこに行ってみることに。
気仙沼と言えばフカヒレ。
ホテルのレストランですから、当然フカヒレの姿煮もちゃんとありました。
・・・が、私のお給料ではお昼からフカヒレなんて夢のまた夢。
ということで、こちらを発注。
タコとマグロの2色丼です。
セルフでおかわり自由のコーヒー付き。
この辺りはタコが有名だそうで、「西の明石、東の志津川」と言われているんだとか。
確かに、なかなかのお味のタコでした。
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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑩ 満員列車で大船渡線を行く