わが故郷札幌市には、日本最北の路面電車「札幌市電」が走っています。
その札幌市電は前身である「札幌電気軌道」が1918年に開業してから、今年8月12日でめでたく開業100周年を迎えたそうで、開業100周年を記念し札幌市電では様々な記念行事が行われています。
さらに10月27日には新型車両1100形「シリウス」がデビューと、何やらおめでたい話題が続いているようです。
私はというと、そんな祝賀ムード一杯の札幌市電を遠く離れた神奈川県から見守っていたのですが、なんと運が良いことに突然「シリウス」デビュー直後の日に札幌への出張が舞い込んできたのです!!
というわけで久々の「出張ついでの趣味活動」シリーズ、今回は開業100周年を迎えた札幌市電を撮り鉄した記録をお届けします。
今回は1泊2日の出張でしたが、2日目の午前中で仕事は終わったため午後からフリーになりました。
本当は車の交通量が少ない郊外へ出るつもりでしたが、当日は生憎の雨模様だったので中心部でサクッと撮影することにし、西8丁目電停~中央区役所前電停を撮影場所に選びました。
グーグルマップ
場所自体にはそんなに深い意味は無く、大通駅からそこそこの距離で、そこそこの交通量がこの辺だろうと思っただけです。
実際のところは被りがそれなりに発生したので、やはり事情が許せば都心から離れたほうが良いと思います。
という感じで撮影開始です。
最初にやってきたのは240形243号車。
ご覧のとおり、現在札幌市電の一部車両には100周年記念ヘッドマークが取り付けられております。
このヘッドマークを掲げた車両を撮影するのが目的だったので、一発目にして早くも目的達成です。
続いてやってきたのは8520形8521号車。
こちらもヘッドマークありの姿を記録できました。
続いては250形255号車。
「ニチレイ」ラッピング車でしたが、こちらにもヘッドマークが付いていました。
続いてはA1200形1201号車「ポラリス」が登場。
「ポラリス」は札幌市電のフラグシップのはずなんですが、意外にもヘッドマークは取り付けられていませんでした。
続いては220形222号車。
こちらは記念ヘッドマークはありませんでした。
続いては「貴重な標準色車両」の1台である210形212号車。
こちらにも記念ヘッドマークは無し。
お次は8520形8522号車。
8521号車同様、こちらも記念ヘッドマークありでした。
続いては8510形8511号車。
こちらは8520形と同じくヘッドマークありでした。
今度は内回りのA1200形1202号車が登場。
こちらも1201号車同様、ヘッドマークはありませんでした。
お次は札幌市電唯一の幕車となった3300形の3303号車。
ヘッドマークはありましたが、ちょっとずれちゃってます。
最初に撮影した8521号車が、外回りを一周して戻ってきました。
車両が一巡したのにもかかわらず「シリウス」に出会わなかったということは、残念ながらこの時は運用に入っていなかったようです。
「シリウス」は、年末に帰省した時にリベンジしたいと思います。
このあとは西4丁目電停に移動。
記念ヘッドマークのアップもしっかり記録しておきました。
今回の撮影結果を整理すると、記念ヘッドマークの装着状況は以下のようです。
丸いやつ(2××形)→付いていたり、いなかったりする。
四角いやつ(3300形、85××形)→全車付いている。
低床車(ポラリス)→全車付いていない。
札幌市電を撮影の際は参考にどうぞ。
撮影後は地下鉄大通駅の定期券売り場へ移動。
こちらもで開業100周年記念の物がありました。
100周年を記念して「路面電車100周年記念きっぷ」という記念商品が数量限定で発売されていました。
ポスターにある通り発売日は8月12日と、発売からすでに2か月以上経っていたのでダメもとで出向いたのですが、なんとまだ売れ残っていました。
200円の硬券2枚と100円の硬券1枚の3枚セットで、専用台紙も付いています。
こういった「開業〇〇年」的な記念きっぷ類は普段買わないのですが、今回は故郷の札幌市電なうえ「100周年」というこれ以上ない区切りの年だったので、思わず買ってしまいました。
といった感じで今回の趣味活動はこれにて終了です。
残念ながらデビューしたての「シリウス」は撮影できませんでしたが、雪のない季節に記念ヘッドマーク付きの車両たちを撮影できてよかったです。
この後は新千歳空港へ向かうのですが、その前に前々から寄りたかったお店に寄り道してみることにしました。