当ブログでもたびたび取り上げておりますが、2018年は京浜急行電鉄創立120周年の記念イヤーであります。
その120年前の創立時の社名は「大師電気鉄道株式会社」といい、現在の大師線に置き換えると旧六郷橋駅~川崎大師駅間に相当する区間が、翌1989年に開業しました。
そんな歴史から、大師線は「京急発祥の地」として扱われております。
今回はそんな「京急発祥の地」である大師線の沿線を散歩してみたので、その様子を数回に分けてお届けしたいと思います。
今回の旅は、大師線の「現在の起点」である京急川崎駅からスタートです。
ちなみに川崎駅が開業したのは、大師電気鉄道の開業から3年後の1902年。
開業当時の起点駅は、第一京浜(国道15号線)の六郷橋付近にあった「六郷橋駅」という駅だったそうです。
まずは京急川崎駅の北側にある踏切へ移動し、ちょっと撮り鉄を行いました。
お目当ては、これまた創立120周年にちなんだ車両です。
こちらは、京急創立120周年を記念して登場した「京急120年の歩み号」という、特別塗装の車両です。
この角度だとわかりにくいですが、歴代の京急車両の塗装遍歴を表すように、4両すべてが異なる外装を纏っています。
「京急120年の歩み号」の運用は京急のホームページ上で公開されておりますが、大師線運用に優先的に投入されているようです。
ここから港町駅周辺に移動し、大師線の有名撮影地でもう一発撮影。
この角度だと、4両すべての外装が異なっているのがわかると思います。
ちなみに今回は取り上げませんでしたが、上の写真の少し奥にある第一京浜六郷橋付近に旧六郷橋駅跡があります。
ホームの基礎?しか残っていませんが、ご興味がある方はお立ち寄りください。
港町駅は1932年に「コロムビア前駅」という駅名で開業し、1944年に現在の駅名に改称されました。
開業時の駅名の由来は、駅の北側に隣接して日本コロムビアの川崎工場があったからだそうです。
ちなみにコロムビアの工場は2007年に閉鎖・解体され、跡地は大規模な分譲マンションが何棟も建設されています。
そんな歴史を偲ぶように、駅構内にはこんなものが。
港町駅界隈をイメージし日本コロムビアから発売された、美空ひばりの楽曲「港町十三番地」の歌碑がありました。
ちなみにこちらの楽曲は、港町駅の接近メロディーにも採用されています。
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