川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

札沼線廃止区間 全駅巡り~豊ヶ岡駅~ 北海道放浪の旅 6日目⑨

前の記事はこちら。

札沼線廃止区間 全駅巡り~石狩月形駅~ 北海道放浪の旅 6日目⑧

 

札沼線廃止区間全駅巡り、今回は廃止区間でも高い人気を誇る豊ヶ岡駅です。

豊ヶ岡駅はしばしば「秘境駅」として取り上げられますが、平行する国道にも案内看板が出ており、夏場は自動車でも訪問可能です。

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跨線橋を越えてすぐのカーブの外側にある小道を進むと、豊ヶ岡駅に行けます。
ただ、冬場は除雪が入るか怪しい道なのでご注意を。

 

こちらが豊ヶ岡駅の駅舎。

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いい感じの木造駅舎ですね。

 

駅舎に入ってみます。

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さすが有名駅とあって、手入れも行き届いており綺麗です。
ベンチや机もありますが暖房の類はないので、冬場の訪問はしっかりと防寒対策をしてください。

 

続いて豊ヶ岡駅のホーム。

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板張りのホームが1面1線あります。

 

駅名標も記録。

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駅周辺の様子。

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豊ヶ岡駅は周囲を林に囲まれ、人工物は新十津川方にある跨線橋くらいしか見当たりません。
林を抜ければ人家などがありますが、それにしても「なんでここに駅を造った?」と思っちゃいますね。

 

最後は、駅横の定番撮影地から列車を撮影しました。

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この日のこの列車では、豊ヶ岡駅の乗降はありませんでした。
鉄道ファン以外に、豊ヶ岡駅を利用する人はいるのでしょうか?

 

豊ヶ岡駅 周辺マップ

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豊ヶ岡駅周辺には数件の人家が散在していますが、駅は林の中にあるため周囲から孤立したような立地になっています。

 

次の記事はこちら。

札沼線廃止区間 全駅巡り~札比内駅~ 北海道放浪の旅 6日目⑩

 

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2019年 更新始めます。

毎度のこと遅ればせながら

新年 あけましておめでとうございます。

本日より、当ブログも2019年の更新を始めていきたいと思います。

 

今年の正月休みも札幌市の実家で過ごしており、本来であれば5日に帰宅しブログも更新開始の予定でした。
しかしながら、ニュースでも流れていたとおり新千歳空港大雪による交通障害の影響をモロに受けまして、先ほど2日遅れでようやく自宅にたどり着いた次第。

新年早々、なんだか疲れてしまった帰省と相成ったのでした・・・。

 

今年の正月休みは昨年と比べると大分控えめながら、ちょいちょい趣味活動も行ってまいりました。

昨年から更新できていないネタも山積みな状況ですが、期を見てアップしていきたいと思います。

 

本年も「川崎鶴見鉄道録」をよろしくお願いいたします!!

 

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2018年を振り返る

2018年も、残すところあと5日となりました。

ということで今回は、備忘録も兼ねて今年更新した記事を掘り返し、当ブログ的に2018年を振り返ってみたいと思います。

 

1月

置き換え間近の中央線特急にやたらと乗り鉄した

正確には昨年の出来事も交じっておりますが、松本への出張が何回か入ったおかげで、置き換え間近の中央線特急をたっぷり乗り鉄することが出来ました。
E351系は今年3月で引退しましたが、E257系も来年3月改正で中央特急から撤退とのことなので、出張ついでではありますが乗り納めできてよかったです。

 

連載シリーズ「変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅」を開始

こちらは昨シーズンの正月休みに、札幌市の実家へ帰省した時に行った趣味活動をまとめた連載シリーズ。
引退間近のスラントノーズの臨時北斗や、来年3月で廃止予定の石勝線夕張支線、2020年5月廃止予定の札沼線北部を乗り鉄してきました。

 

実家から鉄道模型を取り寄せて、本格的に鉄道模型趣味を再開

当ブログ開設とともに再開した鉄道模型趣味ですが、実家に置いてきた鉄道模型たちを取り寄せたことで本格的に再開しました。
基本的には撮り鉄乗り鉄が趣味活動の中心なので、ブログ的にはサブメニュー扱いの立ち位置ですが、それなりの存在感を示しています。

 

2月は特に何もなかったので・・・ 

3月

京急2000形が引退

かつての京急線フラグシップ車両であった、2000形が3月末で引退しました。
最終運行前日に有給休暇を取得し、最後の雄姿を撮影することができました。

 

ダイヤ改正により、石炭列車が昼間に撮影できるようになった

今年3月のダイヤ改正で川崎鶴見界隈の貨物列車にも色々動きがありましたが、一番の吉報は「石炭列車」の積載編成が年中撮影できるようになったことだと思います。
そんなわけで早速撮影したのがこの記事で、以後も「石炭列車」はたびたび登場することになりました。

  

4月

10万アクセスを突破!! 

当ブログ開設から約9か月後、節目の10万アクセスを突破いたしました。
「じゃあ現在は何アクセス?」という話になりますが、それはこの記事に一番下に纏めてあります。

 

5月

珍しく東急の撮り鉄にやる気を出した

今年のGWは遠出をしなかったのですが、その代わりに珍しく東急線の撮影に繰り出しました。
私にとって「京急以外の私鉄を撮影する」ということは、こんな纏めを書いちゃうくらい奇跡的なことなのです(笑)。

 

政府専用機を初撮影した

こちらは年に数回ある、飛行機ネタの記事から。
2018年度で退役予定の政府専用機を、羽田空港で初めて撮影することが出来ました。

 

レンタルレイアウトデビューをした

鉄道模型趣味を再開後、人生初めてのレンタルレイアウトに行きました。
しかし、実はこれ以降一回もレンタルレイアウトに行けておりません・・・。

理由は「次は貨物列車の整備が終わったら行こう」と思っているのですが、全く整備が進んでいないから。
しかも整備は全然進んでいないのに、整備待ちの車両は増え続けているという、最悪な状態となっているので、なんとか現状を打破したいところです・・・。

 

6月は特に何もなかったので・・・ 

7月

連載シリーズ「北海道放浪の旅」を開始

こちらは7月上旬の2週間、わが故郷北海道をレンタカーで放浪した旅の記録です。

連載をスタートして早や5ヶ月が経っていますが、全行程15日間のうちまだ6日目の途中までしか更新できていないという、かなりダメダメな状況・・・。
それでも53回も更新しているので、サボっているわけでは無いのですが、他の更新ネタが色々あったのと、相変わらずの長文癖が響いて旅が一向に進まんのです。

 

もう「旅から1年後の来年夏までかかるんじゃね?」と、半分あきらめ境地に入っておりますよ・・・。
もう興味を失っている方もいると思いますが、来年以降もちまちま更新していきますので、辛抱強くお付き合いください。

 

ブログ開設1周年を迎える

2017年7月29日に開設した当ブログが、めでたく1周年を迎えました。
開設当初は「1年持たないかも・・・」と懸念しておりましたが、読者の皆様のおかげをもちまして、現在まで継続できております。

 

8月は特に何もなかったので・・・ 

9月

故郷の北海道で大地震が発生

9月6日、故郷北海道で「北海道胆振東部地震」が発生しました。
幸いなことに、私の親族・知人には大きな被害はありませんでしたが、北海道で震度7地震が発生したことに大きな衝撃を受けました。

 

YouTubeにチャンネルを開設

YouTubeに「川崎鶴見鉄道録チャンネル」を開設しました。
アップの頻度は少ないですが、ちょいちょい動画を上げていきますので、ブログ本体とともにYouTubeもよろしくお願いします!!

川崎鶴見鉄道録 - YouTube

 

山陰迂回貨物遠征を敢行

今年の撮り鉄業界で、おそらく最も注目を集めたであろう「山陰迂回貨物列車」。
私も初めての山陰地方への撮り鉄遠征を敢行しました。

 

10月

鉄道部品収集のため、各地の鉄道イベントに参戦

10月は鉄道部品を求め、毎年恒例となっている鉄道イベント行脚を敢行。
今年は初めて、JR四国 多度津工場公開のイベントにも参戦しました。

念願のゼロロクプレートや185系方向幕を購入でき、大満足の収穫でした。

 

廃止直前の関電トンネルトロリーバス乗り鉄

上記の長野公開イベントのついでに、今年11月30日をもって廃止となった関電トンネルトロリーバス乗り鉄してきました。

 

11月

出張ついでに札幌市電撮り鉄

たまたま札幌への出張があったので、札幌市電撮り鉄してきました。
雪の無い季節に札幌市電撮り鉄したのは、何十年かぶりのことでした。

 

Twitterアカウントを開設

いまさらながらTwitterアカウントを開設しました。
ブログに先んじて遠征の様子をつぶやいたりしているので、Twitterのほうもよろしくお願いします!!

かわつる (@kawaturu12) | Twitter

 

12月

初めての秩父鉄道遠征を実施

かねてより行いたかった、秩父鉄道への撮り鉄遠征を敢行しました。
しかし運行状況を調べてなかったために、お目当ての貨物列車が全滅というあまりにショボイ結果に終わったので、要リベンジです。

 

とまあ、1年を振り返るとこんな出来事がありました。

今年は西日本豪雨の影響により夏休みの乗り鉄遠征を中止したので、来年は乗り鉄遠征を行いたいなと。
撮り鉄遠征も、らしいものは山陰迂回貨物しかできなかったので、来年は何か所か繰り出したいところです。

 

 

続きましては、2018年で最もアクセスが多かった記事ベスト10という、誰得なランキングを発表です。

第10位

第10位は、TOMIXとKATOのコキ50000形を比較してみた記事です。
コキ106・107でも同様の記事を書いておりますが、やはり皆さん2社の違いが気になるのか、こういった比較記事は根強い人気をいただいております。

 

第9位

第9位は、TOMIXから発売されたキハ183系「まりもBセット」の購入レビューでした。
購入レビュー記事もそこそこ人気があり、こちらの記事も第9位のランクイン。

 

第8位

第8位は、日比谷公園で開催された「第25回 鉄道フェスティバル」の参加レポートでした。
首都圏で行われる日本最大級の鉄道イベントだけあって、関心も高かったようです。

 

第7位

第7位は、TOMIXから発売された733系3000番台の購入レビューでした。
こちらの製品は、発売から1年で再生産がかかるくらいの人気があったようで、その関心の高さがアクセス数にも出たものと思われます。

 

第6位

第6位は、京急久里浜工場公開イベント「京急ファミリー鉄道フェスタ2018」の参加レポートでした。
今年もイベント記事を色々書きましたが、この記事が一番アクセス数が多かったです。

 

第5位

第5位は、今年12月の京急線ダイヤ改正にて23年ぶりに復活した京成車充当の三崎口行き初列車の撮り鉄記録でした。
この記事は当ブログにしては珍しい「旬なネタの撮って出し」だったためか、記事公開直後から結構な反響があったようで、約半月で5000アクセスほどいただいた結果、年間5位に食い込む健闘を見せました。

 

第4位

第4位は、中央快速線へ転用のため今年10月に松戸車両センターを離れることになったマト209系1000番台撮り鉄記録でした。

記事を読んでいただければわかりますが、正直大したことは書いていません(笑)。
「葬式特需」にうまく乗っかったという事でしょうかね。

 

第3位

第3位は、川崎鶴見界隈の貨物列車に今年3月のダイヤ改正でどんな変化があったかを特集した記事の機関車運用編です。

実はこの記事、全列車の機関車運用を前年と比較抽出したり、過去の同列車の写真を引っ張り出してRAWデータから再現像したりと、地味に結構な手間がかかっているんです・・・。
そんなわけで、第3位にランクインしてくれてよかったです。

 

第2位

第2位は、11月に行われたJR川崎駅東海道線ホーム拡張工事完了後の様子をレポートした記事でした。

今回の拡張工事は鉄道ファンだけではなく、一般人にも注目が高い内容であったためか、なんでか知りませんがgoogleアプリの注目記事に取り上げてもらったようで、1日で9000アクセスも集めたことが、年間第2位にランクインした理由です。

しかしそんな「google砲」も長く続くわけは無く、世間の関心が薄れると同時に全くアクセスされなくなりました(笑)。
正直なところ、これが年間1位だったらガッカリしていたと思います。

 

第1位

栄えある年間第1位は、第3位のダイヤ改正特集の列車運用編の記事で、全記事中で唯一1万アクセス越えを達成(11000くらい)しました。

当ブログは「川崎鶴見界隈の鉄道に関するブログ」を標榜しておりますので、地元ネタがトップ3を占めたことは、素直にうれしかったです。

 

 

続いては年間アクセス数ですが、例のごとく管理画面を乱暴に貼りつけます。

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昨年末時点の累計アクセスは「33,576アクセス」ですので、今年のアクセス数(12月26日時点)は

306,756アクセス

ということになります。

近況としては、日常の更新だと一日1000弱程度のアクセスで、記事によって2~3000アクセスの大入りがあるので、月平均だと30,000アクセス程度です。
ここ一年間でほぼ倍のアクセスをいただけるようになったようで、とても有り難いことでございます。

 

 

といった感じで、当ブログ的に2018年を振り返ってみました。

当ブログは2017年7月末に開設したので、1年を通じてブログを運営したのは今年が初めてとなりました。
6~7月は書くことが無くて更新をサボっておりましたが・・・、それでも1年間で260回以上、コンスタントに更新を続けてこられました。

これもひとえに、日頃よりご贔屓いただいている読者の皆様のおかげでありますので、改めて感謝申し上げます。

 

そして最後に、本記事をもって2018年の更新を終了いたします。

今年は大災害が頻発し、鉄道業界にも甚大なる被害が発生しました。
来年は元号が変わったりと、社会情勢が目まぐるしく変動しそうな気配がありますが、平穏な良い年でありたいですね。

 

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

2019年も「川崎鶴見鉄道録」をよろしくお願いいたします!!

 

管理人 かわつる

 

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東京メトロ03系の側面方向幕を電動化する

いよいよ2018年も終わりが見えてきましたが、今年の趣味活動を振り返りますと、鉄道模型および鉄道部品を色々と新規購入したものの、全く手を付けずに年を越しそうなものが山積み・・・

趣味活動の糧となるネタの量と、趣味活動の時間が全然釣り合っていないということですね。
これだから社畜ってやつは・・・。

 

と愚痴ったところで、手を動かさないことには悪化する一方なので、そんな不遇な?ものを一つでも消化すべく、今週末は久しぶりに電気工作を行いました。
今回手を入れるのはこちら。

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東京メトロ03系の側面方向幕機械でございます。
こちらの方向幕は、10月の鉄道フェスティバルで購入したものです。

今回は自作の簡易指令器で、方向幕を上下できるように改造したいと思います。

 

「方向幕とは何ぞや?」という方は、下の記事で基本的な概念を説明しておりますので、こちらも参照ください。


まずは巻取器の回路調査を行ったのですが、実装されている部品をチェックすると、ちょっと気になる作りをしています。

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定格電圧がAC100VとAC200Vの2種類が混在しており、AC200V→AC100Vの変圧器まで載っているのです。

 

テスタで配線を追った結果、かなり大雑把に書くと電源ラインは下のような回路構成となっていました。

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巻取器の電源はAC200Vで入力し、蛍光灯はAC200Vで点灯しますが、モーターは変圧器でAC100Vに降圧して動かしていました。
つまり、1台の巻取器の中でAC200VとAC100Vの2つの電源ラインが共存している設計になっているのです。

 

こんな回路になった理由を勝手に推測すると

・AC200Vで駆動する安価なモーターが無いので、変圧器をかませてAC100V駆動のモーターを選定したから
・制御基板がAC100Vで標準化されており、それを使ったから

といったところでしょうかね。

産業用途の機器なので、AC200Vを用いること自体は不思議ではありませんが、これをAC100V供給が前提の一般家庭で動かすには、ひと工夫必要になります。

 

私なりに考えた手法は

①素直にAC200Vの電源を入れる。
②AC100Vを変圧器の2次側にぶっこんで、AC200V回路を動かす。
③AC200Vの機器をAC100Vのものに交換する

の3通りです。

一番簡単なのは①で、本来の設計通りAC200Vを入れてあげることでしょう。
AC100V→AC200Vの昇圧トランスを繋げば終わりですが、一般家庭にそんなもんあるわけないので、どこかから調達する必要があります。

②と③は昇圧トランスは不要ですが、巻取器を改造しなければなりません。

 

 

とまあツラツラ手法を書きましたが、今回私が取った手法は①~③のどれでもなく、以下のような方法です。

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一言でいうと、めんどくさいAC200V回路は切り捨てるです。

その結論に至ったのは、以下の理由から。

①明るい室内で動かすので、そもそも蛍光灯を付ける意味が無い。
②改造するのがめんどくさい。
③寒いから部材を買いに外に出たくない。

実際のところ、手間をかけてAC200V回路を活かしても、成果は「蛍光灯が付く」の一点しかありません。
まあ「労力と成果が釣り合わないことはやらない」という、私なりの価値観から判断した結果ですね。

 

もしかしたら「蛍光灯までつけないと、電動化したなんて認めん」という、完璧主義な方?もいるかもしれませんが、そういう方は頑張って点灯改造してください。

 

そして200V回路を割り切ったのには、もう一つ個人的な理由もありました。

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偶然にもモーターを動かすだけなら、以前京急2000形の側面方向幕用に製作した簡易指令器と接続基盤が無改造で流用できることが判明。
つまりAC200V回路を捨てれば、今回の作業はドライバーで制御基板の固定ネジを外すだけで終わらせることが出来るのです。

超めんどくさがりの私が、こんな偶然を利用しないわけがありません(笑)。

 

というわけで今回は、巻取器の回路を調べただけで工作はせずに終了。
実際の作業より、この記事の作成時間のほうがかかったくらいでした(^_^;)

 

それでは今回の成果をどうぞ。

東京メトロの方向幕は初めて触りましたが、ちょっと癖がありますね。

実は01系の前面幕機械も所持しているのですが、何年もクローゼットの奥底に眠った状態となっています。
今回の改造が活かせそうなので、そのうち手を入れたいかなと思います。

 

最後となりますが

方向幕の改造は、すべて自己責任で行ってください。

ここに書いていることが間違っていても、責任は負いません。

また質問をいただいてもお答えしませんので、ご了承ください。

 

改造には最低限、電気工事士2級程度の知識と工作スキルが必要と思いますので、自信の無い人は電気工作に詳しい人に頼みましょう。
 

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「京急発祥の地」大師線さんぽ旅 ~小島新田駅周辺~

前の記事はこちら。

 

京急発祥の地」大師線さんぽ旅も、やっと終点の小島新田駅へ到着です。

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小島新田駅は、戦時下の所謂「大東急」の駅として1944年に開業しました。


ここで大師線各駅の成り立ちを整理すると、以下のようになります。
 京急川崎~川崎大師:大師電気鉄道として開業
 川崎大師~産業道路:海岸電気軌道として開業
 産業道路~小島新田:東京急行電鉄(大東急時代)として開業

大師線の路線長はわずか4.5kmに過ぎませんが、今の形になるまでの様々な歴史が詰まっているのです。

 

駅からちょっと産業道路駅方に戻ります。

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小島新田駅は1面2線の構造になっています。

 

下の写真の奥に小島新田構内の場内信号機があり、そこから複線が伸びています。
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この辺りはバラスト敷きのままとなっているので、産業道路駅付近の地下線へのアプローチは写真のもっと奥から始まりそうですね。
訪問時は地下化後の複線化時に使用できる転線設備が見当たりませんでしたが、線路脇に分岐器の部品っぽい物が置いていたので、障検装置の奥あたりにシーサスクロッシングでも作るのでしょうか。

 

ちょうど京急120年の歩み号」が来たので撮影しておきました。

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今は普通の直線構図ですが、地下化後はアプローチ線を駆け上がる構図になるのかな?

 

今度は駅を挟んで反対側へやってきました。

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小島新田駅の海側には川崎貨物駅が隣接しており、駅前の跨線橋から駅構内を俯瞰することができます。
そんなこともあり、小島新田駅は貨物鉄には割と有名な駅かもしれませんね。

 

てことで、ちょっと構内を覗いています。

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手前にあるトンネルは東海道貨物線の本線で、東京貨物ターミナルまで海底トンネルでつながっています。

 

こちらは当ブログでも度々取り上げている「クリーンかわさき号」専用のコンテナ。

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「クリーンかわさき号」は、神奈川臨海鉄道末広町駅が終点となっていますが、荷扱いの時間帯以外は川崎貨物駅に留置されているため、列車が運休していてもここに来ればいつでも見られます。

 

あとは、個人的に小島新田駅名物だと思っているもの。

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画一的な店づくりで効率を追求するのがコンビニなのに、明らかに異質な臭いを醸し出すセブンイレブンがあります。

といってもこれは、元々京急売店だった店舗がセブンイレブン化したものなので、市中のセブンイレブンとは成り立ちが異なるのですがね。

 

といった感じで小島新田駅の散策も終了です。
帰りは大師線に乗って、出発地の京急川崎駅へ戻ります。

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この日は京急120年の歩み号」が終日大師線に入っていたので、あえて1本見送って乗車してみました。

 

京急120年の歩み号」の車内広告は、京急の歴史などを紹介した特別仕様となっています。

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中吊り広告では京急120年の歩み号」の解説がありました。

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今回は4時間かけて散歩したのですが、列車はその道のりをわずか10分で走破して京急川崎駅に到着です。

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これにて「京急発祥の地」大師線を巡ったさんぽ旅が終了です。

 

大師線はわずか4.5kmしかない短い路線なのですが、沿線には様々な歴史が凝縮されております。
もうすぐ大師線が一年で最も賑わう初詣シーズンが到来しますが、初詣のついでに沿線をぷらっと散歩してみると、新しい発見があるかもしれませんよ。

 

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