川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

三角線でヨンマルを撮る その1 2022九州撮り鉄遠征⑫

前の記事はこちら。

九州撮り鉄遠征、今回から3日目のお話に入ります。

 

3日目最初の舞台は、熊本駅から宇土半島へと延びる三角線です。

他のJRと同様にJR九州でもキハ40系列の淘汰が進んでおりますが、今回の遠征でも各地に残るヨンマルを記録するのをサブメニューに据えていました。

遠征当時、熊本地区では三角線豊肥本線で定期運用がありましたが、そのうち三角線ではキハ147形とキハ140形の両形式がそれぞれ運用を持っていたので、今回は三角線へと向かいます。

 

朝5時過ぎに熊本市内の宿を出発し、30分ほど車を走らせて三角線沿線へ移動。

最初の撮影地は、宇土半島のちょうど付け根にある住吉~肥後長浜の住吉海岸公園であります。

 

この公園には「長部田海床路」というのがあり、有明海を挟んだ対岸にある雲仙普賢岳へ向かって、海の中を電柱が走るという奇妙な?光景が広がっています。

実は電柱に沿って道路が敷設されていて、干潮時だけが漁業関係者用の道路が出現するのですが、干潮と日の入りが重なるとなかなか幻想的な風景が見られるという、夕陽スポットとして有名な場所です。

 

そんな公園の真横には三角線が走っているものの、今回は干潮とずれていたので海床路は見えませんでしたが、好天だったので雲仙普賢岳とのコラボを狙います。

まずは線路際の歩道で、熊本行きの始発をパチリ。


520D

柔らかな朝日を正面から浴び、有明海沿いを走るキハ147形を仕留めました。

初夏ゆえに霞気味ではありますが、対岸の雲仙普賢岳の輪郭はハッキリ浮かび上がるほどの視程は得られたので良かったです。

 

続いてはケツ打ちとなるので、公園内から海を大きく入れた構図で。


521D

公園部分は海へ突き出た形になっているので、海中心の構図も狙えます。

ただし線路が東北東へ向いているため、この構図だと側面まで陽が回るのは夏場の始発列車だけなのが惜しいですね。

 

といった感じでここでの撮影はこれにて終了。

このあとはドライブがてら宇土半島の先端まで移動し、駅舎見学を行います。

2023年 更新始めます。

新年 あけましておめでとうございます。

今年の正月休みも実家に帰省せず、地元でゴロゴロと怠惰の限りを尽したのですが、食のほうはまずまず豊満で、体重計に乗るのがちと怖いですね (^_^;)

まあ毎年のことながら、このあとの仕事のスケジュールがかなり厳しいので、体力をつけておくというのもあるのですが・・・。

 

さて今年も昨年同様、年始の記事で「今年やりたいこと!!」を宣言し、年末の振り返り記事で総括をしたいと思います。

というわけで今年のやりたいこと5選がこちら。

 

キハ183系を乗り&撮り納めをしたい!!

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かつてJR北海道の屋台骨を支えていたキハ183系も、ついに今年春のダイヤ改正で定期運用からすべて撤退、その後お別れ運転を行い完全引退が決定しました。

後輩格のキハ281系が一足早く昨年引退しましたが、仕事などのスケジュールが重なり立ち会うことが出来ず・・・。

キハ183系キハ281系にも増して思い入れのある車両だけに、最終日に行けるかはともかく是が非でもお別れはしたいところと思っております。

 

②大山バックの「やくも」をもう一度リベンジしたい!!

こちらは過去のリベンジ案件なのですが、実は昨年の年始記事でも同じことを綴っていた因縁の対決?

過去3度にわたって、米子界隈で名峰 大山をバックに381系「やくも」を撮るべくチャレンジするも全敗だったので、今度こそはとリベンジを誓い昨年の夏休みに4度目の撮影に挑んだものの、願い通じずまさかの4戦4敗という無残な結果に・・。

今年は国鉄色編成にJNRマークが追加されたり、新たに「スーパーやくも」色がリバイバルされたりと、ますます伯備線界隈がアツくなりそうなので、今年も米子詣でを敢行したいと思っております。

 

紀勢本線に初遠征したい!!

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キハ85系といえば高山本線「ひだ」のほうに注目が集まっていますが、同系を使用する「南紀」も今年7月に置き換えが発表されました。

キハ85系もそうですが、個人的には「オーシャンアロー」の283系を撮りに紀勢本線へ行きたいと前々から考えていたので、ゴールデンウィークの増結期間あたりに行ければと思っています。

 

④徳島ヨンマルの阿波踊り増結を撮りたい!!

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JR四国より「余命宣告」が出た徳島地区で活躍するヨンマル、私は2020年秋に徳島へ遠征した際に撮影しておりました。

しかし、お盆休みに開催される阿波踊りに合わせて実施される増結・臨時運転を前々から撮りたいと思っていながら撮れてないので、今年の夏休みは四国へ遠征したいと画策中であります。

 

⑤南九州に遠征したい!!

こちらは現在連載中の九州遠征にちなんだお話。

昨年は福岡や大分など九州北部を巡る遠征をしたのですが、宮崎や熊本の南部、そして鹿児島といった九州南部まで足を運べませんでした。

この地域は今から15年前に乗り鉄で訪れたっきり1回も行ってないので、上の写真に写っている日南線のヨンマルや日豊本線の713系が残っているうちに、撮り鉄遠征ができればと思っております。

 

 

以上が今年のやりたいこと5選でございます。

これ以外にも細々とした案件があるので、①~③まで達成できれば上出来かなと思っていますが、果たしてどうなるでしょうか。

個人的には②が一番心配ですけどね (^_^;)

 

といった感じで、2023年の年始の挨拶と代えさせていただきます。

2023年も「川崎鶴見鉄道録」をよろしくお願いいたします!!

2022年を振り返る

早いもので2022年も残すところ、あと1日となりました。

というわけで今回は毎年恒例、当ブログ的な1年の振り返り記事をお届けいたします。

 

1月

今年も篠ノ井線ロクヨン4重連を撮影

正月恒例の篠ノ井線ロクヨン4重連運転へ、昨年に引き続き2連連続で参戦。

今回は地元のお仲間さんと共に、年始早々にプチ遠征で撮り初めとなりました。

 

 

2

京急川崎駅 関東最後のパタパタ式発車標が撤去

我が地元である京急川崎駅の名物だった「関東最後のパタパタ式発車標」の搬出作業を撮影してお見送り。

京急も宣伝に力を入れて注目を集めていた案件だったのと、川崎駅前の高架橋で軌陸車を流し撮りというシュールな画像が目を引いたのか、Twitterのほうでは過去イチな反響をいただきました。

 

3

宇都宮へプチ遠征し小山区205系を撮り納め

今年3月改正で引退の発表がされていた、小山区の205系を撮り納めるべく当ブログ初となる栃木遠征を敢行。

ちょうど掲出が始まった引退記念ヘッドマークを記録するのが目標でしたが、なんとか全パターンを記録することが出来ました。

 

4度目の石巻貨物遠征を決行

過去3度にわたって遠征を敢行しながらも、ことごとく天に嫌われ満足な成果を得られていなかった「石巻貨物」に決着をつけるべく、所用で仙台へ出向いたついでに強行日程で撮り鉄遠征を敢行。

4度目にしてようやくDE10のバリ順フルコンカットを撮れて、悔いなくダイヤ改正を迎えることが出来ました。

 

・・・だったのですが、3月改正で定期運用から退いたにもかかわらず、DD200の数が不足している?のか、代走という形で現在もDE10が日常的に充当されているようで。

こんなことなら、年度末のクッソ忙しい時期に強行する必要なかったのですが、まあこればかりは仕方ないですね (^_^;)

 

5

山口と関西へ撮り鉄遠征

5月の半ばには、SLの故障により昨年に引き続きDD51が代走した「やまぐち号」を撮影しに山口線へ遠征。

その帰りがけ関西へ立ち寄りブログ友さんと兵庫県内を巡るという、異色の2本立てな撮り鉄遠征を敢行しました。

 

念願だった九州撮り鉄遠征を敢行

そして5月の終わりには、長年温めていた本格的な九州地方の撮り鉄遠征を敢行。

この遠征は現在連載の真っ最中ですが、4日間にわたって福岡・大分・宮崎・熊本・佐賀・長崎を周遊して撮り鉄旅をたっぷり満喫いたしました。

 

ちなみに連載はようやく折り返し地点といったところですが、年度末に向けて仕事がクッソ忙しいこともあり、ブログ更新の時間があまり取れない状況ゆえ更新ペースがかなり落ちております・・・。

ホントは年内に終わらせたかったのですが、このペースだと1月いっぱいまでかかりそうなので、飽きずにお付き合いくださいませ (^_^;)

 

6

松本へ日帰りプチ遠征

6月には篠ノ井線の開業120周年を記念した列車が運転されたので、それに合わせて・・・ではなく、同日開催された鉄道部品即売会に参戦するため松本へ日帰りプチ遠征を敢行。

そのついでに上記の列車もサクッと撮影いたしました。

 

7

ニーナさまを撮り納め

8月の京都鉄道博物館で行われた引退記念特別展示をもって現役生活にピリオドを打った、みんな大好きニーナさまことEF66 27号機。

その直前である7月下旬、最後の顔見世とばかりに連続して関東に上京してきたので、私も現役最後の姿を撮り納めました。

特に現在のところ最終カットとなっている大遅延した3075レを鶴見川で撮影できたのは、とても大きな収穫になりましたね。

 

8

3年ぶりに大型乗り鉄旅を敢行するも・・・

個人的に毎年夏休みは大型乗り鉄旅をするのが恒例だったものの、コロナ禍以降はなんとなく躊躇っていたのですが、今年は2019年のJR東海 完乗の旅以来3年ぶりとなる乗り鉄旅を敢行。

この旅の目標は「山陰本線を京都から幡生まで完乗する」だったのですが、まさかの大雨により米子で断念という結末になりました・・・。

 

山陰本線リベンジ&西九州新幹線開業前の長崎へ

夏休みの乗り鉄旅が大雨によって計画変更をしたため、青春18きっぷが2日分余ってしまったので、2週間後にリベンジ遠征を強行。

無事山陰本線を完乗したついでに九州へと渡り、9月に西九州新幹線開業が迫っていた長崎本線乗り鉄して、最終的に長崎駅まで旅をしました。

 

崎陽軒シウマイ弁当」の焼き魚が塩鮭に代わる!!

こちらは完全なる神奈川ローカルなネタ。

日本有数の有名駅弁としてもお馴染みの崎陽軒シウマイ弁当」のおかずの一つである「鮪の漬け焼」が、59年ぶりに「鮭の塩焼き」へ変更される一大事?が発生。

崎陽軒の勢力圏である神奈川県東部ではお祭り騒ぎまで発展した出来事でしたが、一応「川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ」を標榜する当ブログでも取り上げさせていただきました。

 

9

鶴見線で鉄道開業150周年ヘッドマークが掲出

今年は新橋~桜木町間に日本初の鉄道が開業してから150周年という記念イヤーなのは皆様ご周知のとおりですが、その150年前の開業時から営業を続けている5駅のうちの1駅、鶴見駅もまた開業150周年となるので、それを記念して鶴見線ヘッドマークが掲げられました。

ブログで取り上げたのはこの1回だけですが、これ以外にも日常記録としてコツコツ撮影しているので、いつか放出したいと思います。

 

10

臨港バスの撮影会に参加

記事更新は11月ですが、実際は10月下旬に行われた臨港バスの撮影会に参加。

当ブログ初のバスネタ記事でありました。

 

11

中央西線撮り鉄遠征を敢行

今年の紅葉シーズンは、兼ねてより行きたいと思っていた中央西線撮り鉄遠征。

大好きなロクヨンセンの重連タンカーを中心に、合間には飯田線へ足を延ばして213系などを撮影し、なかなか充実した遠征となりました。

 

12

初めての名鉄部品即売会参戦&滋賀へ撮り鉄遠征

今年最後の遠征は、こちらも兼ねてより気になっていた名鉄の大部品即売会への参戦。

お目当てだった方向幕は買えませんでしたが、それでもまずまずの成果を得ることが出来ました。

 

そして後編として、関西まで足を延ばして琵琶湖のほとり当たりで撮り鉄活動を。

お馴染みのブログ友さんとジョイントし、滋賀と京都で色々撮影してきました。

 

といった感じで、2022年の活動内容をざっと振り返ってみました。

昨年は宿泊を伴う遠征を14回も敢行し、あまりにも無計画に遊び歩き過ぎたことを反省したので、今年は活動をセーブして6回のみと大体平年並みに落ち着きました。

まあその代わり、鉄道部品のほうがコロナ禍の影響から大分脱した&値上げ傾向のため、趣味活動への出費は相変わらず嵩んだような気がしますがね (^_^;)

 

 

そして今年は新たな取り組みとして、年始の記事で「今年やりたいこと!!」を宣言しておりました。

それがどのくらい達成できたのかも合わせて振り返ってみましょう。

①九州へ撮り鉄遠征したい!!
 ⇒〇 5月に遠征した

山陰本線を全線一気に完乗したい!!
 ⇒〇 2回に分かれちゃったけど全線完乗達成

③大山バックで381系「やくも」を撮りたい!!
 ⇒✕ チャレンジしたけど悪天候で失敗・・・

④バリ晴れの「DE10石巻貨物」を撮りたい!!
 ⇒〇 4度目のリベンジを無事達成

中央西線で「EF64重連タンカー」を撮りたい!!
 ⇒〇 11月に遠征した

⑥「海線」に撮り鉄遠征したい!!
 ⇒✕ 3度計画はしたけど悪天候予想&仕事の都合で遠征できず・・・

 

というわけで、掲げた6つの目標のうち4つ達成することが出来ました。

ただ個人的に悔いが残ったのが⑥で、幼少の頃より慣れ親しんでいたキハ281系の引退に立ち会えなかったため、非常に消化不良な感じとなっております・・・。

ですが全体を見ると、③も悪天候で失敗こそしたけど遠征自体は行ったので、やはり事前にやりたいところを宣言するのは有効だったことから、2023年も同じように行きたいと思います。

 

 

続きましては、2022年で最もアクセス数が多かった記事トップ10という、毎年恒例の誰得ランキングの発表です。

10位

第10位は2018年冬に敢行した出雲遠征で、山陰本線内の宍道湖畔にある有名撮影地を訪れた撮り鉄記事でした。

ご存知の通り、現在伯備線の特急「やくも」ではリバイバル国鉄色の381系が運転されており、おそらくその撮影ガイド的な需要でアクセスされたのでしょう。

 

第9

第9位は2019年春に敢行した関西遠征で乗車した「スーパーはくと」の乗り鉄記事でした。

この記事、実は昨年も第5位にランクインしたのですが、なんでアクセスされているのか理由がよく判らない記事でございます・・・。

 

第8

第8位は2021年2月に敢行した宗谷ラッセル遠征での石北ラッセル撮影記事でした。

JR北海道のDE15は、後継車の試運転が行われ置き換えが迫っているため注目度が高いことから、その撮影地ガイド的としてアクセスされているのでしょう。

 

第7

第7位は2021年4月に敢行した山口遠征で訪れた宇部興産専用道路の撮りトラック?記事でした。

実はYoutubeでも宇部興産専用道路の動画は結構再生されているのですが、トラックマニア向けの需要があるのでしょうかね?

第6

第6位は2021年7月に敢行した山陰遠征で訪れた伯備線根雨~黒坂での「やくも」撮り鉄記事でした。

第10位の記事と同様、こちらも「やくも」の撮影地として有名なネウクロでの撮影だったので、撮影地ガイド的な需要によるものと思います。

 

第5

第5位は毎年恒例のダイヤ改正特集記事の車両運用編でした。

例年だと当年のダイヤ改正記事はトップ3に入るのですが、今年のダイヤ改正では車両運用に関してあまり大きなトピックスが無かったので、あまりアクセスが伸びなかったようですね。

 

第4

第4位はTOMIX製機関車のカプラーをKATOナックルカプラーへ改造する記事でした。

実はこの記事、2020年と21年のランキングで2連覇した記事でしたが、さすがに需要が一巡したのか今年はトップ3からも陥落となりました。

 

第3

第3位は2019年2月に敢行した関西遠征で和田岬線103系撮り鉄した記事でした。

この記事は過去のランキングで一度も登場したことは無かったものの、最近和田岬線用の103系R1編成の引退の噂が囁かれ始めたので、アクセス数が急上昇したようです。

 

第2

第2位は今年11月に行われた京急ダイヤ改正直後の撮り鉄記事でした。

今年の京急ダイヤ改正は、23年ぶりとも言われる大幅な変更となり注目を浴びており、そんなこともあってアクセス数が伸びたようです。

ただ記事を見ていただくと分かるのですが、貨物列車のダイヤ改正特集とは違い日常撮り鉄記録に毛が生えた程度の薄い内容で、ちょっとタイトル詐欺っぽくなってしまったのは申し訳ないですね (^_^;)

 

第1

栄えある第1位はダイヤ改正特集記事の列車運用編でした。

過去2年は第4位の模型記事がアクセス数トップでしたが、今年は3年ぶりにダイヤ改正記事がトップへと返り咲きました。

 

以上が2022年のアクセス数ランキングでした。

ランキング外も含めて全体の傾向を見ると、撮り鉄記事やダイヤ改正ネタに対するアクセス数が多くて、逆に模型記事は減ったなという印象ですね。

コロナ禍もすでに終息へと向かいつつあり、緊急事態宣言や外出自粛も無くなって気兼ねなく出かけられるようになったので、皆さんの趣向が模型いじりなどの巣ごもり活動から、撮り鉄などへ外向きにシフトしつつあるのかなと感じ取れました。

 

 

最後は1年間のアクセス数です。

いつもどおり、管理画面を乱暴に貼り付けておきます。

昨年のまとめ記事での累計アクセス数は「1,425,212アクセス」でしたので、今年のアクセス数は311,703アクセスでございました。

今年も多くのご訪問をいただき、ありがとうございました。

 

 

そして最後になりましたが、本記事をもって今年の更新を終了いたします

ここのところ仕事が忙しく更新が滞り気味でしたが、来年もいくつか遠征やらを予定しており、相変わらず季節感の無い更新が続きそうでございます・・・。

まあすでに諦めの境地に達しているためマイペースで更新していきますので、読者の皆様もゆるりとお付き合いいただければ幸いです。

 

それでは皆様、良いお年をお迎えください。

2023年も「川崎鶴見鉄道録」をよろしくお願いいたします!!

 

管理人 かわつる

旭化成 南延岡専用線探訪 2022九州撮り鉄遠征⑪

前の記事はこちら。

宗太郎峠を越えて、遠征の舞台は宮崎県へと移ります。

延岡市街を通過してやってきたのはこちら。

手前には怪しげな線路、そして奥には大きな工場が見えます。

 

ここは南延岡駅の北にある、化学メーカー旭化成愛宕事業場です。

旭化成 愛宕事業場は、隣接する南延岡駅との間に専用線を持っており、この専用線を介して製品の出荷を行っています。

出荷品は衣類用繊維である「ベンベルグ」と、化学薬品の液化塩素となっており、前者は通常のコンテナ、後者は専用のタンクコンテナを使用しています。

 

この専用線も前々から興味があったのですが、延岡市は空港や新幹線駅から離れた立地ゆえ関東から気軽に行ける土地では無いので、行く機会がないスポットでした。

なので今回の九州遠征では、初日のくろがね線と並ぶメインに据えており、2日目の舞台として日豊本線を選んだのも全てはここに来るため。

そんな旭化成南延岡専用線をたっぷり探訪したいと思います。

 

まずは南延岡駅専用線の接続点にある踏切へ。

専用線南延岡駅の小倉方から西側へ分岐する構造になっており、南延岡駅の貨物側線と接続しています。

 

専用線内にはいくつか踏切がありますが、警報機は一般的な赤色灯では無く、道路用信号機の赤青2灯式バージョンが取り付けられていました。

ランプもLED式で灯器本体も綺麗なので、わりと最近更新されたようです。

さすが日本有数の大企業である旭化成専用線といったところでしょうか。

 

そして専用線の工場方に目を向けると、すでに列車がスタンバイしていました。

本日の工場からの出荷品は小豆色コンテナ10個のようですね。

 

実はこの専用線で「狙いたい荷」というのがありました。

前述した通り、この工場からは衣類用繊維と液化塩素が出荷されるのですが、液化塩素は黄色のタンクコンテナが使用されており、この専用線の名物となっています。

ここから出荷された液化塩素は、かつて通称「大牟田貨物」と呼ばれた大牟田市三井化学へと運ばれていたのですが、2020年に三井化学専用線が廃止されて以降はトラック輸送に転換しました。

現在鉄道輸送が残るのは、山口県宇部市のセントラル硝子と福岡県小倉市の東邦チタニウムへ向けが北九州タまで運行されていますが、当然ながら出荷量は落ちたので黄タンコが連結される日も減ったとのこと。

この専用線を象徴する荷だけあり見たかったのですが、残念ながらこの日は連結ならずで撮り逃す結果となりました・・・。

 

現着してあれこれ観察していると、操車係が準備を始めました。

 

それと同時に、日豊本線側では貨物列車が到着。


8075レ EF81 454

前回まで追いかけていたEF81 454が単機で到着しました。

本来であれば延岡駅で南延岡着の荷を連結してやってくるのですが、本日は着荷が無かったので単機となったようです。

ここで運ばれてきた荷が旭化成の工場へ引き込まれていくのですが、その作業も無いということになるので、出荷の黄タンコといいハズレ日だったようです・・・。

 

列車はいったん旅客ホームへ停車したあと、入換灯を点灯させて戻ってきました。

 

専用線との分岐付近にある引き上げ線へ入ったあと、貨物側線へと移動していきました。

 

JR側の入換が終わると、専用線も踏切を閉じて入換を開始。

推進運転でコキを駅構内へと押し込み始めました。

 

最後尾には当専用線の「主」がいました。

この専用線には3台ほどスイッチャーがいるようですが、JRとの受け渡しを担う主力機は日本車両製の35t機である「D35-1」です。

この日も元気に荷を押し込んでいました。

 

踏切を渡って、ゆっくりと南延岡駅へと進入。

 

私も南延岡駅へと追いかけると、EF81が停車している線路の横にコキを据え付けていました。

 

コキを切り離すと、スイッチャーは工場方面へと戻っていきました。

着荷があるときは入換が続くのですが、この日は工場へ持っていくものが無いので、そのまま帰っていきました。

 

スイッチャーがいなくなったあとは、EF81もパンタグラフを下げており特に作業もしないようです。

折り返しとなる8076レは20時ちょうど発なので、夜までこのまま待機なのかもしれませんね。

 

私もスイッチャーを追いかけて、今度は旭化成の工場前へと移動。

途中で一旦停止するので追い抜いて工場前で待機していると、踏切を閉鎖して工場の門が開けられました。

 

ゆっくりと踏切を渡り、工場へ入っていきます。

 

工場へ入ると門を閉めて、さらに奥まで進んだところでエンジンが切られました。

これで本日の業務は終了のようです。

 

今回は動画も回していたので合わせてご紹介。

南延岡駅への押し込みと、工場への戻り時のシーンを収録していますので、合わせてお楽しみくださいませ。

 

この先列車の運行はなさそうなので、工場付近の専用線を散策することに。

この専用線は工場前で二股に分かれているのが特徴です。

左側に見えるガーター橋がある線路が先ほどの工場前の踏切に繋がっているのですが、実はもう1本分岐しています。

 

その分岐した先には、もうひとつ工場への入口があります。

こちらの門は車庫と通常コンテナの荷下ろし設備があるような。

コンテナの着荷があれば、こちらの門を使用した入換も見られるようです。

 

これで専用線を後にして、最後は南延岡を見下ろすことが出来る愛宕山展望台に上ってみました。

日向灘をバックに、南延岡駅専用線を一望することが出来ます。

ここからでも専用線の列車を撮影可能なので、もう少し通えたらここから撮影するのもいいかもしれませんね。

 

といった感じで、旭化成南延岡専用線の撮影はこれにて終了です。

一応列車は撮れたものの、お目当てだった黄タンコは撮れず仕舞いだったのでリベンジ確定ですが、なにせ延岡は関東から来るには遠すぎるのでね・・・。

いつになるか分かりませんが、次こそはモノにしたいところです。

 

なんだかんだで時刻は17時を回っていたので、延岡の中心街に出てちょっと早めですが晩御飯を摂ることに。

宮崎のご当地グルメとして全国的に知られるチキン南蛮は延岡市の洋食屋が発祥らしく、その血筋を引くというこちらのお店に行ってみました。

 

名物のチキン南蛮定食を発注。

ところが出て来たのは、県外人が知る「甘酢ダレに浸したチキンカツのタルタルソースがけ」ではなく、一見トンカツのようにも見える代物でタルタルもありません。

どうやらこのスタイルがチキン南蛮の原形で、アレンジとしてタルタルを掛けるようになったのですが、全国的に広まったのは後者のほうだったようです。

タルタルがけスタイルに慣れている私には少々物足りなさを感じましたが、これはこれでアリだったかなと思います。

 

腹を満たした後は本日の宿泊地である熊本市へと移動。

しかし延岡市熊本市は130kmほどあるものの高速道路やバイパスが整備されておらず、かつ九州山地を横断するため延々と陽の落ちた山道を一般道でひた走ることに。

なんだかんだ3時間弱かかって、本日の宿であるカプセル付きのスーパー銭湯にたどり着きました。

外観を撮るのを忘れましたが、スパ銭だけありお風呂が充実しており、館内もかなり綺麗だったので、車があるときは定宿にしたいくらいでしたね。

スパ銭ということで、ふやけるほど湯に浸かり、干からびるほどサウナに入って疲れた体を整えて、レストランコーナーで生ビールと生揚げ豆腐をキメました。

長時間のドライブの疲れも発散できました (^o^)

 

といった感じで2日目が終了。

次回から3日目のお話に入ります。

国府津E231系AT出場配給、PF更新色充当77レなど 貨物列車撮影 12/27

クリスマスも過ぎ年の瀬が迫ってきて、私も本日仕事納めとなりました。

今年も実家への帰省は見送ったので、正月休みは近場にて寝正月を決めこもうと思っております。

 

そんな本日は、出勤前に鶴見川橋梁へ立ち寄って久々に朝練を敢行。

お目当てはこちらの列車でございます。


配9644レ EF81 139+E231系 S-10編成

こちらは秋田総合車両センター(土崎工場)で機器更新を実施した、国府津所属のE231系S-10編成の出場配給列車です。

今回の配給列車の特徴は、基本的に東海道本線へ入線する機会が滅多にないEF81が先頭に立つことでして、事業ネタにさして関心のないワタクシも思わず撮りに出かけた次第です。

キンキンに冷え込み雲一つない冬空の下、柔らかな朝日を浴びて赤色のパーイチが鶴見川橋梁を渡る姿は新鮮でありますね。

 

 

朝練はこの1本だけで終了し会社へと向かいましたが、本日はお昼前から八王子方面へと外出しそのまま直帰したので、鞄にカメラを忍ばせて帰りがけにも趣味活動を。

南武線および武蔵野南線多摩川橋へと向かいました。

 

お目当ては当ブログでもお馴染みのこちらの列車。


77レ EF65 2063

今回のお目当ては地元でも撮影機会の多いPF充当隅田川シャトルの77レ。

ここは線路の東側に架かる是政橋から、富士山バックで多摩川橋梁を渡る列車を狙えるポイントとして有名ですが、お天気のいい日は夕方になるとシルエットで狙うことも出来ます。

今時期は冬至付近のため1年で最も日の入りが短いことから、77レの時間帯でもシルエットになってくれるかなぁ~という期待のもと出向いたのですが、残念ながら富士山はシルエットにならずという結果に・・・。

まあ車両のほうは期待通り美しいシルエットになり、富士山も夕空におぼろげな表情で浮かび上がってくれたので、できる限りの最良の結果にはなってくれましたかね。

 

77レは期待外れでしたが、後続列車は良い感じに撮れそうだったので、居残り撮影を敢行して遊びます。


74レ EF66 122

この構図だと下り列車はちょっと中途半端ですね。

川のほとりから撮るポジションもあるので、次回はそちらでも試したいところです。

 


8069レ EH500-3

16時半近くになり最高の状態になったころ、なんとキンタ2次型の3号機が現れてくれました。

いやぁ~、これは儲けもんでしたね。

 

以上で撮影を終了し、帰路に着くため南多摩駅へ向かう途中、多摩川の上で南武線をパチリ。

根城である川崎鶴見界隈は、こういった遊び甲斐のあるロケーションの撮影地に乏しいので、このあたりの人は羨ましいですなぁ・・・。

 

といった感じで、本日の撮影はこれにて終了です。