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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 4日目③ 満員列車で北上線を行く
改札口を出て、まずはほっとゆだ駅の駅舎を撮影。
とても洒落た駅舎です。
その向かいには年季の入ったバスが
湯田温泉郷のひとつ湯川温泉行きのバスでした。
そしてほっとゆだ駅と言えば
言わずと知れた、全国でも珍しい駅舎に温泉が併設されている駅です。
もちろん、この湯に浸かるためにやってきました。
営業に関する情報はこんな感じ。
料金:大人:300円・中学生以下:120円
営業時間:7:00~21:00
定休日:毎月第2水曜日(定休日が祝日の場合は翌日に振り替え)
となっております。(2017年8月時点)
料金に関しては、銭湯と同等かちょっと安めの設定です。
入り口にはコインロッカーも完備。
サイズにかかわらず1回100円です。
使用後はお金は戻らないタイプです。
で、早速入浴するためにカウンターでお金を払おうとしたら、カウンターにこんな趣旨の掲示がありました。
見学のみのご利用はお断りしております。
浴室に立ち入る場合は、入浴料をお支払いください。
ここの浴室にはある「特徴」があるのですが、それを見物するために金も払わないで浴室に入ろうとする非常識な輩がいたということですね。
それも、掲示されるくらいですから相当な数がいたのでしょう。
300円も払わないとは、あきれるばかりです。
カウンターを抜けるとすぐに浴室の入り口があります。
基本的には普通の銭湯と同等の設備です。
スーパー銭湯のような食事処やマッサージコーナーなんてものはありません。
掲示板にこんなものが。
「青春18きっぷ」で行く温泉番付なるものがありました。
ほっとゆだは東の前頭にランクインされているようです。
私もこの中のいくつかは実際に行ったことがありますが、今のところ東が草津温泉、西が城崎温泉が横綱ですねぇ。
脱衣所に入って入浴準備。
受付でタオルを手配しました。
貸しバスタオル:200円
記念タオル:380円
貸しバスタオルがあるので、手ぶらで来ても気兼ねなく入浴できるのが良いですね。
脱衣所には無料のドライヤーも完備されていました。
さっそく入浴。
人がいたので、浴場の写真はありません。
浴場はそんなに広くなく、小規模な銭湯くらいです。
浴槽は熱め・普通・ぬるめの3種類あり、好みの湯温を楽しめます。
洗い場は5か所ほどで、シャンプーとボディソープは備付のものが設置されています。
利用客層は地元7割、観光客3割ほどでしたが、大型連休期間でこれなので普段はほとんど地元客でしょう。
で、人気が引いた一瞬の隙をついて撮影したのがこちら。
ここの名物である「浴場内に設置された信号機」です。
この信号機はほっとゆだ駅に停車する列車の発車時刻と連動しており
青色点灯:発車時刻45分前~30分前
黄色点灯:発車時刻30分前~15分前
赤色点灯:発車時刻15分前~発車時刻
という具合に信号が点灯し、乗り過ごしを防ぐ目的で設置されています。
ちなみに方向は関係なく点灯するので、上下どちらが接近しているかは判別できません。
本当は点灯している状態を撮りたかったのですが、そのときは人がいっぱいでカメラを持ち込むことができませんでした・・・。
列車が近づいたら人が減ると思っていたのですが、前述したとおりほとんどの利用客は地元の方だったので信号機など見ちゃいないんですね。
この写真を撮るためにぬるい湯に30分以上浸かって、人がいなくなるのをじっと待っていたのでした。
で、十分すぎるほど湯に浸かった後は、湯上りどころで休憩。
湯上りといえばビール。
岩手のビールといえば「銀河高原ビール」。
ということで、温泉に併設されている売店でわんこそばのゆるキャラパッケージの銀河高原ビールを調達。
つまみは半額で投げ売りしていたピーナッツおかき。
昼間っから遠慮なくビールが飲めるのは、鉄道旅の特権ですねぇ。
次の列車まで2時間ほどあったので、ビールを飲んで軽く昼寝をして過ごしたのでした。
この「信州東北ローカル線乗り鉄の旅」は全7日間の旅で、ちょうどここらで3日と半日を消化したので、ようやく折り返し地点に達しました。
ここまで来るのに2か月・44記事なので、このペースでいけば「年内・100記事以内で完結」という、とても志の低い目標はなんとか達成できそうです・・・。
たかだか7日間の旅でなんでこんなにかかるんだ?とお思いの方もいると思いますが、もう少しお付き合いいただければと思います。
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