川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

京急2000形の側面方向幕を電動化する①

今日から3連休ですが、神奈川界隈は生憎の雨模様。

最近はこんなとき鉄道模型を弄って過ごしていますが、今日はこちらを弄ります。

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京急2000形の側面方向幕です。

 

5月の京急久里浜工場公開イベントで購入したあとは部屋の隅に放置していましたが、秋の部品即売会シーズン前に片づけておきたいので、今回重い腰を上げてして電動化することにしました。

 

当ブログで方向幕改造を扱うのは初めてなのと、そもそも方向幕というのがどんな仕組みで動いているのか知らない方も多いと思いますので、まずはさらっと解説から。

京急2000形の方向幕の裏側はこんな感じになっています。

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方向幕は上下の巻きつけドラムに巻かれた状態でセットされており、ドラムはチェーンでモーターと繋がっています。

 

「幕回し」の仕組み

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車体には方向幕用の窓があけられ、巻取機本体はその窓に合わせて設置されますが、乗客の目線から見ると2つのドラム間の部分だけが見えるように設計されており、この窓の大きさに合わせて方向幕に字や絵柄が印刷されています。

表示内容を変えるときは、モーターを回転するとチェーンを介し上下ドラムも回転させることができ、ドラムに巻きつけられた方向幕も上下ドラムを行き来するように移動します。
いわゆる「幕回し」とは、このときの動作状態のことを言っているわけです。

 

以上のことから

方向幕の電動化→モーターを動かせるようにする

と言えますね。

 

とまあ言葉では単純に言えるのですが、巻取機械にはモーター以外の機器もいっぱい乗っています。

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こちらは蛍光灯を点灯させるための安定器と点灯管と呼ばれる部品。

 

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こちらはモーターの回転制御を行うための制御基板。

 

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こちらはメンテナンス用のトグルスイッチです。

 

何が言いたいかというと、適当に配線すると最悪の場合感電死や火を吹いて家が火事になる恐れがあるということ。

2000形の巻取機械は家庭用のAC100Vで動かせますが、この「AC100V」というのは人間を感電死させるどころか家一軒くらい簡単に燃やせるパワーを持っており、漏電して火災が起きたというニュースを一回くらいは聞いたことがあると思います。

乾電池を使って豆電球を点灯させる感覚で適当にやると、えらい目に合います。

 

まずは改造の方針を決めるため回路を調べなければいけませんが、当然ながらメーカーが回路図を公開しているなんてことはありません。 

なので、テスタを使って現物の回路を地道に調べることにします。

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これからテスタを買う人は、回路チェック用のブザーがある機種をお勧めします。
私は学校の実習で自作したやつを使い続けているため、そんな気の利いた機能は無いので地味にめんどくさいのです・・・。

 

解析の中身ですが、申し訳ありませんが内容は公開しません。
この記事を参考に改造されて事故があっても、私は責任を負えませんので。

コメント欄に質問をいただいても回答しませんので、ご了承ください。

 

皆さんは自力で解析をお願いします・・・というか

自分で見れない人は危険なのでやめたほうがいいです。
工業高校レベルの回路なので、わかる人にやってもらいましょう。
  

改造の続きは②にて。

 

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