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出雲遠征の記事も5回目の更新となりますが、今回は唐突に飛行機ネタをぶっこみます (^_^;)
皆さんご存知の日本航空(JAL)の傘下に、国内ローカル路線を担当する「日本エアコミューター(JAC)」という航空会社があり、JALの幹線路線を補完するように、西日本の地方空港や奄美地方の離島を結ぶ路線を運航しています。
そのJACの保有機の中に「サーブ340B」という、プロペラ式の小型飛行機があるのですが、実はこのサーブ340Bが2019年度内にすべて退役することがJACより発表されております。
そしてこのサーブ340Bですが、実は北海道内の航空路線を運航している「北海道エアシステム(HAC)」も保有しており、個人的には馴染みのある機種なのです。
そんな縁もあり、JAC保有のサーブ340Bも退役前に撮影したいと思っていたのですが、ここで大きな問題があります。
JACは前述のとおり西日本を中心に運航しているため、羽田や成田など関東の空港には飛来しないので、関東の人間は西日本へ遠征しないと撮影できないのです。
そんなわけで、なかなか撮影できずにいたのですが、偶然にもそのサーブ340Bが出雲空港に就航していることを発見!!
というわけで今回は、そんな退役間近のJACサーブ340Bを撮影した記録をお届けいたします。
出雲空港周辺にはいくつか撮影スポットがあるようですが、今回は空港南側を走る道路から撮影することに。
道路と空港敷地とはフェンスで仕切られていますが、道路のほうが一段高くなっているので、低めの足場でも容易にフェンスを交わすことができます。
そして滑走路がまさに目の前に広がっているので、中望遠レンズでも十分に撮影が可能です。
私の飛行機撮影のホームである羽田空港では、こんな素晴らしいロケーションは考えられませんな(笑)。
到着早々、飛行機が着陸しました。
JA217J JL2356便 伊丹空港発
B777が幅を利かせている羽田で撮影していると、E170あたりは小さく感じますが、間近で見ると結構デカいですねぇ~。
こういった新鮮な気分になれるのも、遠征の醍醐味かもしれませんね。
減速したあと、そのまま駐機場へ向かいます。
白い機体が夕陽に映えて、カッコいいですねぇ~。
このあとはお目当てのサーブ340Bの離陸なのですが、出発時刻になっても一向に動く気配がありません。
定刻でも日没ギリギリの離陸なので、一体どうしたんだ?とヤキモキしていたら、突然ヘリコプターが飛んできました。
JA6927
こちらは島根県が運用(業務はセントラルヘリコプターサービスへ委託)するドクターヘリのようです。
患者を病院へ運んで、任務を終えて出雲空港に戻ってきたのでしょうかね。
ドクターヘリが着陸したあと、間もなくサーブのエンジンが始動しました。
プロペラ機独特の、空気を切り裂くような音が周辺にこだまします。
出発準備が完了し、駐機場から滑走路へ移動開始。
ちょうど陽が落ちましたが、ギリギリ撮影出来そうです。
出雲空港には平行誘導路が無いため、一旦滑走路に出て端まで移動してからUターンし離陸します。
エンジンを全開に回して滑走開始。
JA8594 JC3554便 福岡行き
滑走路の中間地点に陣取っていましたが、ちょうど目の前で飛び立ってくれました。
やはり小型機だけあって、滑走距離はとても短いですね。
サーブ340Bは福岡空港へ向け、あっという間に消え去っていきました。
一応JAC保有のサーブ340Bを撮影出来ましたが、陽が落ちて暗い写真になったので、機会があれば青空のもとで撮り直したいですね。
退役までに、ベースである福岡や鹿児島へ行く機会があればよいのですが・・・。
これにて1日目の活動は終了し、宿泊地の出雲市街へ移動します。