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退役間近のHACサーブ340Bの撮影、前回までは丘珠空港のターミナルビルから撮影しましたが、今回は空港の外周から撮影を行います。
空港から15分ほど歩いてやってきたのは、空港の東側に隣接する「つどーむ」という多目的ドームの裏側の広場です。
右側に見えるのが「つどーむ」ですが、これは日ハムの本拠地の「札幌ドーム」とは全くの別物なのでご注意を。
こちらではフリーマーケットや中古車市などの催しのほか、一般市民へ体育館代わりに解放されたりもしています。
そして空港に面した場所は芝生広場となっており、誘導路のすぐそばまで近づくことが出来ます。
丘珠空港は、正式には「札幌飛行場」という名前の日本で唯一の陸上自衛隊と民間の共用空港で、運が良ければ自衛隊のヘリコプターも至近距離で撮影可能なのですが、航空自衛隊のような戦闘機は運用していないので、ちょっと地味ですね。
自衛隊以外にも消防や警察など公的機関のほか、マスコミや大企業のプライベート機など民間機のヘリポートとしても活用されているので、そこまで視野を広げれば結構面白い空港だと思います。
本題のサーブ340Bに戻って、まずは着陸機を撮影。
JA02HC JL27456便 函館発
APS-Cの400mmでも若干トリミングしているので、南側からのRWY32のタッチダウン狙いだと超望遠レンズが必要です。
あと誘導灯替わり?の旗付きポールがたくさん生えているので、鬱陶しいですね。
そのまま目の前を通過。
このくらいまで来ると、200mmもあれば余裕で撮影できます。
滑走路の端までいったあと、折り返して誘導路へ。
誘導路は目の前なので、逆に標準レンズじゃないと全部収まりません。
ここまで近づけるのも、地方空港ならではですね。
そのままスポットイン。
サーブ340Bが2機並びました。
そして10分ほど間をおいて、今度は離陸機を撮影。
前回着陸を撮影したJA03HCが、利尻空港へ向けて出発します。
JA03HC JL2883便 利尻行き
ここでは、イサム・ノグチが設計したモエレ沼公園のシンボル「モエレ山」をバックにテイクオフする姿を撮影できます。
ちなみにモエレ沼公園は、元ごみ処分場だった場所を公園化した施設で、モエレ山も不燃ごみと残土を積み上げて緑地化した、いわば「巨大なゴミの山」です。
冬の冷たい空気を切り裂きながら、轟音を残して利尻へ飛んで行きました。
このあと離陸便が続くので、さらに場所を移動。
今度は滑走路の北端にある丘珠空港緑地へやってきました。
ここは滑走路の先端にある緩衝地帯の役目を担う場所で、公園として一般に開放されています。
公園内は高低差のある丘陵上になっており、一番高い場所にある展望ステージからは滑走路を俯瞰で一望できます。
ですがこの場所、丘の上の吹きっさらしなので冬場は地獄です・・・。
スマホも一眼カメラも、バッテリーがあっという間に瀕死に追い込まれるレベルの寒さなので、防寒対策はしっかりして撮影に臨みましょう(地獄を味わった経験者談)。
凍死寸前の地獄に耐えること30分、ようやくターゲットが離陸。
小型機だけあって、あっという間にテイクオフ。
ぐんぐん高度を上げて、丘珠空港緑地に差し掛かるころには、完全に頭上を飛んで行きます。
JA02HC JL2865便 釧路行き
バックは雲が抜けたものの、太陽は雲に隠れたので機体は暗くなっちゃいました。
なんとも惜しいですねぇ・・・。
そのまま釧路へ向けて飛んで行きました。
これを見送って、本日の撮影は終了。
HACのサーブ340Bは全部で3機いるのですが、全機撮影することが出来たので良かったです。
このあとは徒歩で地下鉄栄町駅へ。
体の芯まで冷え冷えなので、途中でセイコーマートに寄ってみると・・・
なんと旧デザインの看板の店舗でした。
まさか札幌市内に残っていたとは・・・などと、道外の皆様にはなんのこっちゃというバカバカしい感動に浸ったところで、この日の活動は終了しました。
そして今回の「2019年末帰省シリーズ」ですが、静止画主体の記事は今回で終了でございます。
そのほか1回だけ更新済みの「札沼線の乗り鉄旅」と、ダイヤ改正関連の話題もあるのですが、そちらは動画主体でお届けするため、編集の都合上連続の更新は一旦中断となります。
ただ動画の完成を待っていては、ブログ更新が週1回ペースとなってしまうため、近いうちに当ブログ名物?の超長期連載シリーズを始める予定でございます。
そんなわけで本シリーズは、その連載の合間を縫って忘れたころに小出しで更新していきますので、気長にお付き合いくださいませ。
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