前の駅はこちら。
前回の記事でご紹介したとおり、幌延町は秘境駅を観光資源として活用している町で、町内には秘境駅がいくつか存在しています。
というわけで今回から、こちらの安牛駅の「わがまちご当地入場券」の裏面に秘境駅として紹介されている駅を巡ってみたいと思います。
まずは幌延駅から南下して上幌延駅へ向かうのですが、その道中でちょっと面白いものに遭遇しました。
幌延町には北緯45度線が通っているようで、その通過点に当たるところに標識が立っておりました。
ちなみに北緯45度線を世界地図に当てはめるとこんな感じ。
・ヨーロッパ:地中海北岸
・アジア:カスピ海・モンゴル
・北アメリカ:アメリカ・カナダ国境付近
に相当します。
アジアや北アメリカだと幌延町くらい寒いでしょうが、ヨーロッパだとかなり温暖な気候になりますね。
そんな北緯45度線を越えて、最初の秘境駅である上幌延駅にやってきました。
上幌延駅はお馴染みの「ダルマ駅舎」ですが、ご覧の通り外観はかなりくたびれておりますね。
最初の秘境駅としては、まずまずの出だし(?)だと思います。
駅舎の中の様子。
札沼線の様な装飾は無いですが、整備は行き届いており綺麗です。
お馴染みの駅ノートもありました。
続いてホームの様子。
上幌延駅は1面1線の棒線駅ですが、かつては交換可能駅だったようで、その名残と思われる不自然なカーブが駅の前後にあります。
ただ向かい側に存在していたであろうホーム跡は草に覆われており、ほぼ自然に還ってしまったといってよいでしょう。
駅名標を記録。
駅名標が斜めっちゃっているのが、いい味を出しておりますな。
ついでに駅前の様子。
すぐ目の前を道道が通っているので、ぶっちゃけ秘境駅という雰囲気はそれほど無いですかね。
まあ1日平均乗車人員が0.6人という数字は秘境駅クラスですが (^_^;)
お花が咲いていたので、駅舎と絡めてパチリ。
私が訪問してからもうすぐ1年が経とうとしていますが、今年もこのお花は旅人を迎えてくれるんでしょうかね。
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