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今回も「嵐電」こと京福電気鉄道を、関西在住のブログ友「難波オヤジ」さんとともに撮り鉄します。
前回は西大路三条駅付近の併用軌道で撮影でしたが、今回は「京都の下町っぽい場所を走る姿を撮りたい」という私の要望にお答えいただく形で、氏の愛車にて有栖川駅付近の専用軌道区間へ移動します。
到着早々、想定外の車両に遭遇。
モボ630形 モボ631号車「江ノ電号」
前回撮影したヤマト運輸のチャーター便です。
このチャーター便は、営業列車の間を縫うようにして運行されるため速度が遅く、道路が空いていたこともあり、途中で追い越してしまったので2度目の撮影をすることができました。
これはラッキーでございました (^o^)
思わぬ幸運に巡り会えた後、有栖川駅の横にて撮影開始。
モボ101形 105号車「嵐電パトトレイン」
有栖川駅付近は、住宅地を縫うように専用軌道が敷設されており、余所者が連想する「厳かな京都」とは違う「普段着な京都」の町並みを行く姿を撮影することができます。
路面電車というのは、普通の鉄道よりもさらに地に足付けた存在でるので、こういった情景を記録するもの好いですね。
私が思い描いておった撮影地を選定いただいた氏には、感謝申し上げます。
モボ630形 631号車「江ノ電号」
嵐山駅まで荷物を運んだヤマト運輸のチャーター便が、西院車庫へ戻る姿を捉えることができました。
普通の貨物列車でいうところの「返空列車」に相当するのでしょうかね。
ここらで雨がパラついてきたので、有栖川駅のホームに移動。
有栖川駅付近には、レトロな木製架線柱が何本か残っていたので、こちらもレトロなモボ101形と、レトロな木製屋根やベンチを持つ有栖川駅ホームと絡めて一枚。
モボは何年か前に塗装変更されたようですが、それ以外は何十年も前から変わっていないんだろうなと思う光景です。
モボ101形 102号車
疾走感を出すために流し気味で撮影・・・というわけではなく、8時40分だというにえらく暗かったので、露出を稼ぐための流し撮りであります。
嵐電でのラストショット。
こういった情景写真は普段撮りませんが、撮ってみたくなるようなロケーションでございました。
個人的には、こういう下町の風景はピーカン照りより雨に濡れているほうが好ましく思うので、この日ばかりは雨模様で正解だったかもしれませんな。
お目当てのヤマト運輸チャーター便が撮れて、満足な結果となりました。