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石勝線夕張支線 最後の夏~清水沢駅~ 北海道放浪の旅 14日目⑤
石勝線夕張支線の廃止駅巡り、最後となる駅は鹿ノ谷駅です。
前回まで取り上げた沼ノ沢駅・南清水沢駅・清水沢駅と、終点の夕張駅は少なくとも1回は利用したことがありましたが、この鹿ノ谷駅だけは今回が初訪問です。
さっそく駅舎の中へ。
駅舎内は薄暗いうえ痛みが進んでおり、それでいて無駄に広い駅舎にベンチが2脚のみと、ちょっと不気味ささえ感じました・・・。
鹿ノ谷駅は1984年に無人化されましたが、有人駅時代の窓口跡が残っていました。
駅ノートも完備されていましたが、こういった駅ノートは廃止後は誰が引き取るんでしょうかね。
JRの所有物でもないし、廃棄されるのかな?
続いてホームの様子。
鹿ノ谷駅は、1面1線の棒線ホームです。
駅名標を記録。
鹿ノ谷駅の駅名標も、まさに満身創痍の状態ですね。
最後に駅横の跨線橋から構内を眺めてみます。
かつて鹿ノ谷駅には「夕張鉄道」という私鉄が乗り入れ、多数の側線が敷設されていたそうですが、その側線群は一足早く自然に還ってしまっています。
鹿ノ谷駅もホームや駅舎が撤去されれば、やがて同じような運命をたどってしまうのでしょうか。
といった感じで、石勝線夕張支線の「最後の夏」を記録しました。
終点である夕張駅も廃止対象でしたが、夕張駅はこの旅の半年前にも訪れていたので、時間の都合上今回は訪問しませんでしたが、2017年12月に訪問した様子が下の記事となりますので、ご興味があればご一読くださいませ。
これにて石勝線夕張支線の旅は終了です。
次回からは、長きに渡った今回の旅の最後の地を旅します。