川崎鶴見鉄道録

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未完の盲腸線 名松線を踏破する その3 JR東海 完乗の旅 2日目⑨

前の記事はこちら。

名松線を乗り通して、伊勢奥津駅に到着しました。

まずは駅舎をパチリ。

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立派な駅舎がありますが、津市市役所の出張所や地区センターと同居する形となっており、伊勢奥津駅自体は無人駅の扱いとなっています。

 

建物の大半は地区センターが占めており、駅としての機能は待合室のみ。

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待合室の壁には、名松線の観光案内や古い写真が掲示されていました。

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列車到着に合わせて、コミュニティバスが接続していました。

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コミュニティバス以外にも、国道422号線経由で名張駅へ抜けるバスもあるようです。

 

駅前の様子。

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ごく普通の田舎集落という感じで、特筆すべきものは無かったです。

名松線の建設経緯を知らないと「なんでここを目指して線路を敷いた?」と思うかもしれませんね。

 

駅舎の横には、観光案内所がありました。

2016年の名松線復旧を見越して、2014年にオープンしたそうな。

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特産品のほか、名松線グッズなども色々売っていました。

 

駅の奥には、蒸気時代に使用されていた給水塔が残されています。

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ツタが絡まったまま放置されているのが、哀愁を誘いますね。
 

 

といった感じで、わずか30分でしたが伊勢奥津駅周辺の見物を終了。

盲腸線のため接続する路線が無いので、折り返し列車に乗って松阪駅に戻ります。

16本目 名松線 414C 松阪行き 伊勢奥津(15:08)⇒松阪(16:34)

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当たり前ですが、行きで乗ってきた車両と同じです。

 

乗り込んだら誰もいなかったので、ついでに車内も撮影。

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キハ11形300番台はセミクロス配置で、座り心地も悪くないです。

 

おそらく、伊勢奥津駅に来ることはもうないだろうと思ったので、記念に整理券も貰いました。

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そうこうしているうちに、列車は定刻に伊勢奥津駅を発車。

伊勢奥津駅発車時の乗車率は、私を含めて3名だけでしたが、ほか2名は行きの列車でもご一緒した同業さんだったので、地元客は誰もいませんでした。

 

伊勢奥津駅を出発したころには雨もやみ、ところどころ晴れ間が差してきました。

途中の駅間では、撮り鉄と思しき人の姿も。

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平行して流れる雲出川

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川底がしっかりと見えるので、水質はかなり綺麗なようですね。

鮎釣りができる川としても有名だそうです。

 

山を下って、家城駅に到着。

ここで列車交換を行うため、しばしの停車。

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松阪駅から対向列車が到着し、スタフの授受が行われます。

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スタフ授受を終えて、松阪駅へ向けて出発。

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松阪駅に近付くころにには、完全に天気も回復しました。

 

前々回の記事で松阪駅を出発してから3時間半、名松線を往復して松阪駅に戻ってきました。

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これにて名松線乗り鉄旅が終了です。

16本目 名松線 414C 伊勢奥津⇒松阪
乗車時間:1時間26分
移動距離:43.5km

 

次回から、2日目最後の路線へ向かいます。